2024-25年冬季の青春18きっぷの発売が発表されました。これまでの青春18きっぷと大きく変更されています。
2024-25年冬季シーズン 青春18きっぷの情報(利用期間・発売期間・値段・特例など)
2024-25年冬季の青春18きっぷの利用期間・発売期間・価格は以下のとおりです。
- 利用期間:2024年12月10日(火)~2025年1月10日(金)
- 発売期間
- 3日間用: 2024年11月26日(火)~2025年1月8日(水)
- 5日間用: 2024年11月26日(火)~2025年1月6日(月)
- 価格(おとな・こども同額)
- 3日間用: 10,000円
- 5日間用: 12,050円
青春18きっぷで乗車できる列車
青春18きっぷで乗車できる列車は以下のとおりです。基本的に、全国のJR線の普通列車・快速列車、BRT(バス高速輸送システム)に乗車できます。
- 全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー
- 普通・快速列車として運転されるライナー列車はライナー券を別途購入で乗車可能
- 普通・快速列車のグリーン車自由席は別途グリーン券購入で乗車可能(グリーン車指定席は乗車不可)
特例で乗車可能な第三セクター路線(JR線への通過利用)
他のJR線と孤立している大湊線、八戸線、城端線、氷見線、七尾線、越美北線に乗車できるようにすることを目的に、以下の第三セクター路線の区間には、特例で乗車できます。
- 青い森鉄道 青森~八戸の通過利用(青森・野辺地・八戸で下車可能)
- あいの風とやま鉄道 富山~倶利伽羅の通過利用(富山・高岡で下車可能)
- IRいしかわ鉄道 倶利伽羅~津幡の通過利用(津幡で下車可能)
- ハピラインふくい 越前花堂~敦賀の通過利用(越前花堂・敦賀で下車可能)
ただし、特例で認められた区間外にまたがって乗車する場合は、上記カッコ内の駅以外で下車する場合には、乗車する全区間の第三セクター路線の乗車券が必要となります。
特例で特急列車に乗車できる区間
普通列車が運転されていない、または、普通列車の本数が極めて少ない区間では、青春18きっぷで特急列車に乗車できる特例があります。具体的には、以下の路線・列車・区間となります。
- 石勝線 新得~新夕張の特急列車の普通車指定席の空席
- 室蘭線 東室蘭~室蘭の特急列車の普通車指定席の空席
- 奥羽本線 青森~新青森の特急列車の普通車自由席、全車指定席の快速・普通列車の普通車の空席
- 宮崎空港線 宮崎~宮崎空港の特急列車の普通車自由席
- 佐世保線 早岐~佐世保の特急列車の普通車自由席
こちらも、区間外にまたがって乗車する場合には、乗車する全区間の乗車券と特急券が必要となります。
詳しくは、以下のニュースリリースをご覧ください。
青春18きっぷの購入方法、乗車できる列車や特例などについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
2024-25年冬季シーズン 青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券
当日有効な青春18きっぷと合わせて利用すれば、北海道新幹線の新青森~木古内間の乗車と、第三セクターの道南いさりび鉄道の木古内~五稜郭の普通列車を連続して利用することができるオプション券です。
- 利用期間:2024年12月10日(火)~2025年1月10日(金)
- 発売期間:2024年11月26日(火)~2025年1月10日(金)
- 価格: 4,500円(おとな・こども同額)
北海道新幹線の開通で、JRの在来線だけで本州~北海道間の行き来ができなくなってしまったことに対する救済措置的な側面が強いきっぷですので、以下のような制約があります。
- 北海道新幹線に乗車できるのは新青森~木古内間のみで、この区間以外に乗車する場合には、全区間の乗車券・特急券が必要になる
- 道南いさりび鉄道線では、木古内、五稜郭以外の駅で下車する場合には、乗車する区間の運賃が必要になる
つまり、新青森駅から五稜郭益まで、木古内益での乗り換え以外は途中下車ができないという制約があります。この点に注意して利用しましょう。
「北海道新幹線オプション券」の詳しいルールについては、以下の記事をご覧ください。
前後の列車も含めて、「北海道新幹線オプション券」で青森~函館間を乗り継ぐ時刻表を、以下の記事で掲載しています。「北海道新幹線オプション券」で本州~北海道を移動しようとされている方は、ぜひご覧ください。
北海道・東日本エリア中心の旅なら「北海道&東日本パス」の利用も検討しよう!
※2024年夏季の情報です。2024-25年冬季の情報が発表されたら更新します。
北海道エリア、東日本エリアを中心に旅をする場合には、青春18きっぷの北海道・東日本バージョン「北海道&東日本パス」がおすすめです。有効期間が7日間連続という制約はありますが、東北地方の第三セクター路線に乗車できたり、特定特急券を購入すれば北海道新幹線に乗車できたりと、北海道~本州を行き来するのであれば、青春18きっぷよりも断然使い勝手はいいです。
【北海道&東日本パス(2024年度)】
- 夏季: 2024年7月1日(月)~9月30日(月)
- 有効期間: 連続する7日間
- 値段: 大人 11,330円,小児 5,660円
※2024年度は「北海道線特急オプション券」の設定はありません。
「北海道&東日本パス」は2024年も発売されます。詳しくは、以下の記事をご覧ください。最新情報に加えて、青春18きっぷとの使い分けについても解説しています。
青春18きっぷが発売されない秋季は「秋の乗り放題パス」を活用しよう!
青春18きっぷが発売されない秋には、青春18きっぷの秋バージョンともいえる「秋の乗り放題パス」が発売されます。
JR全線の普通列車・快速列車に乗車できるという効力は青春18きっぷと全く同じです。唯一の違いは、有効期間が連続する3日間という点です。10月の秋の旅行シーズンに使えるのがメリットです。
- 秋の乗り放題パス(2024年版)
- 利用期間: 2024年10月5日(土)~10月20日(日)
- 発売期間:2024年9月13日(金)~10月18日(金)
- 価格: おとな 7,850円 こども 3,920円(連続する3日間有効)
関連記事
当ブログのトップページです。青春18きっぷの最新情報や基礎知識、おすすめの列車やルート、ちょっとした使いこなしのコツまで、多数のコンテンツを揃えていますので、ぜひご覧ください。
コメント