JR九州が、年末年始に九州新幹線の普通車指定席を激安で利用できる「激安！ウインターバーゲンきっぷ」を発売します。博多から熊本までが1,000円、鹿児島中央までは2,000円という破格のきっぷです。
年末年始に列車限定・発着駅限定で利用できる「激安！ウインターバーゲンきっぷ」
「激安！ウインターバーゲンきっぷ」の概要は以下の通りです。
- 利用期間：
- 2017年12月29日(金)～2018年1月3日(水)
- 発売期間：
- 年内利用分： 12月25日(月)～26日(火) いずれも5:30～23:00
- 年始利用分： 12月28日(木)～29日(金) いずれも5:30～23:00
- 設定区間とおねだん
- 博多～熊本： 大人・こども 1,000円
- 福岡市内（博多）～鹿児島中央： 大人・こども 2,000円
- 利用可能列車
- 博多→熊本： つばめ309号、311号、313号、315号、317号、347号、349号、351号、355号
- 熊本→博多： つばめ302号、304号、306号、310号、344号、346号
- 博多→鹿児島中央： つばめ307号、さくら401号、403号、つばめ353号
- 鹿児島中央→博多： つばめ308号、348号、350号、352号
- きっぷの効力：
- 指定された九州新幹線の普通車指定席に乗車可能
- 指定された列車の指定された座席以外は一切無効（同じ列車の自由席にも乗車不可）
- 発売条件：
- 上記の利用可能列車の指定席が確保できた場合に発売
- 発売席数には限りがあり、空席があっても購入できない場合がある
- 発売箇所：JR九州インターネット列車予約限定（駅の窓口等での発売はなし）
詳しくは、JR九州のサイトをご覧ください。
ちなみに、普通の九州新幹線の普通車指定席の乗車券を購入した場合との比較は以下の通りです。
| 区間 | サマーバーゲンきっぷ | 通常運賃・料金 | おトク額 |
|---|---|---|---|
| 博多～熊本 | 1,000円 | 5,330円 | 4,330円 |
| 博多～鹿児島中央 | 2,000円 | 10,650円 | 8,650円 |
なんと、8割引き以上という超激安きっぷ です！
お盆休みの「激安！サマーバーゲンきっぷ」に続いて年末年始にも発売！
JR九州は、同様のきっぷを、2017年8月のお盆休み期間にも発売していました。
お盆休みや年末年始は、ビジネス利用は少ないでしょうし、帰省や旅行に利用する方々は既に指定席を購入済みでしょう。当日に発生する需要が少ないとの想定から、通常料金を払って乗ってくれる人が「激安！ウインターバーゲンきっぷ」に流れることはないだろうということですね。そのため、売れ残った指定席を激安で販売 という戦略でしょう。空気を運んでも1円も入ってきませんからね。
博多～熊本間での設定が多いのは、高速バスとの競合があるのではと思います。博多～熊本は、高速バスでも2時間ちょっとで2,000円程度。九州新幹線の半額以下の料金ですので、競争が激しいのでしょう。
購入できればラッキー、くらいの感覚で！
破格の「激安！ウインターバーゲンきっぷ」ですが、指定列車の指定席が確保された場合にのみ発売される ため、入手できるかどうかはわかりません。旅行の日程が決まっている場合には、「激安！ウインターバーゲンきっぷ」狙いで、購入できなかったとすると、自由席で移動するしかありません。それでも問題ない場合はよいですが、お子様連れなど、確実に座席を確保したい場合は、避けたほうがよいかもしれませんね。
もし購入できればラッキー、というくらいの感覚でトライするのがよさそうです。例えば、購入できれば九州新幹線を利用するし、購入できなければ在来線や高速バスでいいや、というつもりなら、「激安！ウインターバーゲンきっぷ」を狙うのもアリでしょう。
乗り鉄向けには青春18きっぷと合わせての利用をおすすめ！
帰省ではなく、この冬休みの乗り鉄に利用したい場合には、青春18きっぷと合わせて利用のがおすすめ です。
博多～熊本間は、鹿児島本線を普通列車で移動すると2時間半程度かかります。九州新幹線なら、「激安！ウインターバーゲンきっぷ」の対象となっている熊本行きの各駅停車のつばめ号でも50分弱です。1,000円の出費で1時間半以上も時間を短縮できる ので、かなりコスパはよさそうです。
以上、JR九州が年末年始に発売する「激安！ウインターバーゲンきっぷ」についての話題でした。破格のきっぷですので、どうしても手に入れたい方は、発売日の5時30分（インターネット予約の開始時刻）には、パソコンやスマホでアクセスできるように待機しておきましょう。
コメント