埼玉県日高市にある巾着田の「曼珠沙華まつり」に行ってきました。巾着の形に曲がる高麗川沿いの遊歩道から、見事に咲き誇る曼珠沙華(彼岸花)を鑑賞することができます。一面、真っ赤に染まる曼珠沙華のお花畑は壮観です。この記事では、巾着田曼珠沙華公園へのアクセスと、2023年9月下旬の曼珠沙華の様子をご紹介します。
※この記事の写真は、2023年9月29日に訪問した時のものです。
巾着田 曼珠沙華公園「曼珠沙華まつり」
埼玉県日高市にある「巾着田」は、高麗川が巾着のような形にカーブしたところです。かつては水田だったそうですが、いまは休耕田になっていて、高麗川に沿うように設けられた遊歩道の両側が曼珠沙華の群生地になっています。
例年、9月下旬~10月上旬になると、曼珠沙華が一面に咲き誇ります。赤い絨毯のようで、それは壮観です。
巾着田 曼珠沙華公園への公共交通機関でのアクセス
巾着田の曼珠沙華公園の最寄り駅は、西武池袋線の高麗(こま)駅です。
高麗駅へは、西武池袋駅から飯能行きの電車で終点の飯能まで行き、飯能駅で西武秩父行きの電車に乗り換えて2駅です。
飯能~西武秩父間の電車は30分に1本程度しかありませんが、巾着田の曼珠沙華まつりの時期になると、飯能~高麗間で臨時電車が運転されます。臨時電車も含めると、1時間に4本くらいの本数がありますので、それほど待つことなく乗車できます。
西武線はPASMOなどの交通系ICカードを利用することができます。高麗駅でも利用できますので、帰りの運賃に不足がない程度にチャージした交通系ICカードでの乗車をおすすめします。
高麗駅から曼珠沙華公園までは、以下の地図のとおり、徒歩で10分ほどです。案内がしっかりしていますし、曼珠沙華まつりの時期は、大勢の観光客が訪れますので、迷うことはないでしょう。
「巾着田 曼珠沙華公園」は、曼珠沙華まつりの時期は有料となります。
- 有料入場期間: 2023年9月22日(金)~
- 入場料 500円
- 開園時間: 7時~17時
なお、2023年は、曼珠沙華の開花が少し遅れたため、曼珠沙華まつりの期間が例年より長くなっているそうです。
- 曼珠沙華まつり: 2023年9月16日(土)~10月6日(金)
最新情報は、曼珠沙華公園のWebサイトをご確認ください。
巾着田 曼珠沙華まつり 鑑賞記
曼珠沙華まつりの鑑賞記をお届けします。見に行ったのは2023年9月29日です。ほぼ満開で、場所によっては終わりかけているところ、つぼみが多いところも少しありました。
高麗行きの臨時電車に乗って高麗駅へ
池袋駅から急行飯能行きに乗り、飯能駅で臨時の高麗行きに乗車しました。飯能駅から高麗駅まではわずか2駅、10分ほどの乗車です。
高麗駅に到着した後、この臨時電車は、折り返し、臨時の飯能行きとなるようです。どうやら、この臨時電車は、この車両が飯能駅と高麗駅の間を行ったり来たりしているようです。
高麗駅の改札を出て、巾着田を目指します。高麗駅のトイレは、改札を出て左側にあります。高麗駅から10分ほど歩くと、曼殊沙華公園に到着します。
入場料を支払って曼珠沙華公園へ
前述のとおり、この時期は曼珠沙華公園の入場は有料となっています。公園の入口で入場料を支払います。現金以外にも、交通系ICカードなどの電子マネーを利用することができますので、モバイルSuicaで支払いました。
巾着田の案内図です。赤いところが曼珠沙華の群生地になっていて、遊歩道が通っています。
公園内は、巾着の形にカーブした高麗川に沿って遊歩道が設けられています。その遊歩道の両側に、曼珠沙華が所狭しと咲いています。入口を入ってすぐに圧倒されますね。
曼珠沙華(彼岸花)は、お彼岸の時期に赤い花を咲かせたあとで葉が伸びるのだそうです。確かに、花が咲いている時には葉が出ていません。すっと伸びた花茎の上に一輪の花が咲いています。その後、翌年の初夏になると枯れてしまうのだそうです。季節感が珍しい植物ですね。
それにしても、芸術的というか、見事なお花です。
曼珠沙華は、秋のお彼岸の時期になるとあちこちで咲いているのを見かけますが、これだけたくさん咲いていると、本当に見事です。
一番外側の遊歩道からは、高麗川を眺めることができます。高麗川の手前に咲く曼珠沙華の花もいいですね。
屋台で生ビールを買って一休み!
しばらく曼珠沙華を眺めたり、写真を撮ったりしながら遊歩道に沿って歩いていくと、駐車場の近くに屋台がたくさん出ている広場がありました。休憩用のテーブルと椅子もたくさん用意されていて、大勢の人が休んでいます。
ここで曼珠沙華のお花畑は終わりかと思っていたので、生ビールとアメリカンドックを買って一休み。テーブルとベンチはたくさんあるので、空いているところをすぐに見つけられました。電車派の特権を行使して、生ビールをいただきました(笑)
曼殊沙華公園の東側はやや空いている
屋台が出ている広場で終わりかと思ったら、もう少し先までお花畑が続いていました。
曼殊沙華公園の東側で、駅から遠くなるためか、こちらのほうは比較的空いていました。みなさん、先ほどの広場で休憩して、引き返してしまうのかもしれません。
見渡す限りの赤い絨毯! 曼殊沙華公園の東側は、比較的空いていることもあって、熱心に写真を撮っている方が多かったです。
場所によっては、この写真のように、まだつぼみが多いところもありました。日当たりが違うのでしょうか。
遊歩道を引き返して駅へ
遊歩道の一番東側までやってきたので、引き返します。
一部、遊歩道が閉鎖されているところがありました。たくさん曼珠沙華が咲いているところだったので残念ですが、「スズメバチ注意」との張り紙があったので、スズメバチの巣があるのかもしれません。
近くに寄ってくることはなかったですが、よく見ると、大きなハチが数匹飛んでいました。
ごくわずかですが、白い彼岸花もありました。「シロバナマンジュシャゲ」というお花だそうです。主に九州に生息しているようで、関東で見かけることはあまりないそうです。赤い曼珠沙華と比べると繁殖力が弱いそうなので、数が増えないのでしょうね。
十分に曼珠沙華を鑑賞できたので、公園を後にして駅へ戻ります。高麗川とは反対側の出口から出ると、日和田山が見えました。
以上、「【巾着田 曼珠沙華まつり】満開を迎えた彼岸花を見に巾着田へ! 一面に咲き誇る曼殊沙華は壮観!」でした。想像していたよりもたくさんの曼珠沙華が咲いていて圧倒されました。2023年は10月上旬まで楽しめるとのことですので、ぜひ見に行ってみてください。
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