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【急行 飯田線秘境駅号】2024年秋は3日間運転! 飯田線の秘境駅を一気に巡る臨時列車!

観光列車
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飯田線の秘境駅を巡る急行「飯田線秘境駅号」(豊橋~飯田)が2024年11月に3日間運転されます。「飯田線秘境駅号」は、飯田線の秘境駅に次々に停車していく珍しい急行列車です。普通列車の本数が少なくて、なかなか訪れるのが大変な飯田線の秘境駅を、一気に制覇するチャンスです。

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急行「飯田線秘境駅号」とは?

「飯田線秘境駅号」と同形の373系電車(写真は特急ふじかわ@甲府駅)
「飯田線秘境駅号」と同形の373系電車(写真は特急ふじかわ@甲府駅)

急行「飯田線秘境駅号」は、2010年から毎年、主に春と秋に運転されている臨時急行列車です。飯田線の主要駅に加えて、飯田線に点在する秘境駅にも停車する列車です。秘境駅での停車時間も確保されていますので、ホームに下りて写真撮影をしたり、周囲を散策したりすることができます。

飯田線は、愛知県の豊橋駅と、長野県の辰野駅を結ぶ路線で、全長は195km以上にもなります。秘境駅が多くある区間は、天竜川が削り取った深い渓谷に張り付くように走ります。愛知・静岡・長野の3県境があり、山深いエリアなのですが、こまめに駅が設置されているため、秘境駅の宝庫ともなっています。

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急行「飯田線秘境駅号」の運転概要(2024年秋)

2024年秋に運転される急行「飯田線秘境駅号」の運転日、運転時刻、使用車両を紹介します。

急行「飯田線秘境駅号」の運転日・運転時刻

急行「飯田線秘境駅号」の運転日、使用車両は以下のとおりです。

  • 運転日: 2024年11月2日(土),3日(日),16日(土)
  • 運転区間: 豊橋~飯田(1往復)
  • 使用車両:373系 3両編成(全車指定席)

急行「飯田線秘境駅号」の運転時刻と停車駅、停車時間は以下のようになっています。

下り↓ 上り↑
停車駅 発着時刻 停車時間 発着時刻 停車時間
豊橋 09:50発 17:54着
新城 10:18着
10:42発
24分
柿平 11:10着
11:15発
5分
東栄 11:25着
11:35発
10分
浦川 16:30発
16:18着
12分
大嵐 12:10着
12:26発
16分
小和田 12:31着
12:51発
20分 15:44発
15:29着
15分
中井侍 12:56着
13:05発
9分 15:24発
15:17着
7分
伊那小沢 13:09着
13:17発
8分 15:14発
15:07着
7分
平岡 13:23着
13:56発
33分 15:02発
14:46着
16分
為栗 14:04着
14:15発
11分 14:38発
14:26着
12分
田本 14:25着
14:42発
17分 14:19発
14:04着
15分
金野 14:53着
15:00発
7分 13:50発
13:37着
13分
千代 15:02着
15:08発
6分 13:35発
13:25着
10分
天竜峡 15:12着
15:14発
2分 13:22発
13:21着
1分
飯田 15:30着 13:05発

太字が秘境駅と呼ばれている駅です。いずれも、5分~20分程度の停車時間が設けられていますので、ホームに降りたり、周囲を散策したりできます。

なお、「飯田線秘境駅号」は、全車指定の急行列車として運転されますので、乗車券のほかに、急行券と指定席券が必要になります。指定席が確保できていないと乗車できませんので、必ず事前に購入しておきましょう。

急行「飯田線秘境駅号」の運賃・料金

急行「飯田線秘境駅号」は全車指定席の急行列車として運転されます。乗車券のほかに、急行券、指定席券が必要になります。

急行「飯田線秘境駅号」の全区間となる豊橋~飯田間の運賃・料金は以下のとおりです。

きっぷ種別 価格
乗車券 2,640円
急行券 1,000円
指定席券 530円
合計 4,170円

詳細は、JR東海のニュースリリースをご確認ください。

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「飯田線秘境駅号」で秘境駅を一気に制覇! ただし、秘境駅の雰囲気は味わえないかも?

秘境駅の一つ小和田(こわだ)駅にも停車!
秘境駅の一つ小和田(こわだ)駅にも停車!

飯田線は、秘境駅が点在する中部天竜~天竜峡の運転本数が極めて少ないため、例えば青春18きっぷを活用しても、秘境駅をすべて回るのはとても大変です。この区間には「伊那路」という特急列車も走っていますが、秘境駅などに停車するわけもないため、秘境駅訪問には利用できません。

この「飯田線秘境駅号」を活用すると、飯田線の秘境駅をほぼすべて訪問できます。停車時間はそれほど長くはないですが、周囲の様子を確かめるには十分でしょう。

ただし、秘境駅の雰囲気はありません。この列車に乗車している乗客のほとんどがホームに下りるでしょうから、秘境駅が乗客で溢れかえるという、それはそれで珍しい光景が見られると思います。

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秘境駅の雰囲気を味わいたいなら普通列車で訪問しよう!

天竜川のすぐ脇にある伊那小沢駅
天竜川のすぐ脇にある伊那小沢駅

急行「飯田線秘境駅号」は、各秘境駅で停車、駅前を散策するくらいの時間が確保されているため、お手軽に秘境駅を訪ねるには最適な列車です。

ところが、おそらく100名以上の乗客が乗る「飯田線秘境駅号」では、「列車が行ってしまったら、そこの残されたのは自分ひとり」という秘境駅ならではの雰囲気を体験することは難しいでしょう。

そんな雰囲気を味わいたいのであれば、平日の昼間の普通列車を利用して訪問するしかなさそうです。青春18きっぷのシーズンには、同じように秘境駅訪問を楽しんでいる同業者(?)もいるかもしれませんが、それでも秘境駅の雰囲気を味わうことは可能でしょう。

そこで、普通列車で飯田線の6つの秘境駅を訪問するプランを掲載した以下の記事をおすすめします。普通列車の本数が少ない飯田線ですから、効率よく秘境駅を訪問する乗り継ぎは極めて限られてしまいます。そのうちの一つをご紹介しています。

【飯田線秘境駅巡り】青春18きっぷで飯田線の秘境駅を訪問しよう! 普通列車のみで6つの秘境駅を訪問する行程表!(2024年版)
秘境駅の宝庫として知られる飯田線。秘境駅がたくさんあるような路線ですから、普通列車の運転本数は多くなく、秘境駅を訪ねるのもなかなか大変です。そこで【青春18きっぷナビ】では、飯田線の代表的な6つの秘境駅を、青春18きっぷを利用して効率的に1...

また、この区間は秘境駅が集中しているだけでなく、急流として知られる天竜川に沿って進む区間で、車窓も楽しめます。また、「飯田線秘境駅号」が走らない飯田駅以北の車窓もなかなか素晴らしいです。飯田線秘境駅号の乗車と合わせて、飯田線を全線完乗してみるのも良いでしょう。以下の記事では、飯田線の車窓を中心にした乗車記を掲載していますので、ぜひご覧ください。

【飯田線 乗車記】天竜川の渓谷美と伊那谷の地形を楽しむローカル線の旅!
豊橋と辰野を結ぶ長大なローカル線、飯田線。天竜川の渓谷美や秘境駅で有名ですが、北側の伊那谷を蛇行する様子や、高いところから見おろす河岸段丘も見どころの一つです。そんな飯田線に、冬の青春18きっぷを利用して乗車してきましたので、乗車記をお届けします。車窓の見どころもたっぷりご紹介します。

飯田線の天竜峡駅のすぐ近くには、天竜川が造った深い渓谷「天竜峡」があります。天竜峡を眺めながら散歩できるコースもあり、全部歩いても約1時間。それでいて、なかなか見ごたえのある景色を眺めることができます。長い飯田線の旅の途中下車駅としてもおすすめです。

【天竜峡 散策記】 飯田線を途中下車して散策しよう! 手軽に天竜峡の絶景を眺められるお散歩コースを紹介!
飯田線の中間地点にある天竜峡駅。天竜川がつくる渓谷の景色が美しい駅です。列車や駅周辺からでも渓谷を眺めることができますが、天竜川の両岸に設けられた遊歩道を歩いてみると、より美しい風景に出会うことができます。天竜川駅から、天竜峡のお散歩コース...

秘境駅巡りだけでなく、普通列車でのんびりと旅を楽しむ路線としてもおすすめです。


以上、『急行「飯田線秘境駅号」2024年秋は3日間運転! 飯田線の秘境駅を一気に巡る臨時列車!』をご紹介しました。秘境駅を自力で巡るのは大変ですが、「飯田線秘境号」を使えば一気に制覇できます。一方、秘境駅の雰囲気を味わいたいという方は、ぜひ自力での秘境駅訪問にチャレンジしてみてください。列車の本数は少ないので、くれぐれも乗り遅れないようにご注意を。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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