JR九州は、2025年1月7日~3月19日の期間限定で、同社のアプリ内でくじ引きをすることで行先が決まる「九州アプリくじきっぷ」を発売します。出発地は博多駅(福岡市内)、行先候補は鹿児島中央、宮崎、熊本・水前寺、長崎・浦上、大分・佐伯の4つに加えて、大当たりはJR九州全線に3日間乗り放題! 1回5,000~6,000円と安価ですので、九州各地に安く鉄道旅行にでかけるチャンスです!
博多発、アプリ内のくじ引きで行先が決まる「九州アプリくじきっぷ」
「九州アプリ くじきっぷ」は、JR九州アプリ内でくじ引きをすることで行先が決まるきっぷです。第2弾はJR九州からのお年玉特別企画としてパワーアップして再登場します。
「九州アプリくじきっぷ」の概要は以下のとおりです。
- 利用開始日: 2025年1月7日(火)~3月19日(水)
- 2025年2月22日(土)~2月24日(月)は利用不可
- 有効期間: 3日間
- 発売期間: 2025年1月1日(水)~3月18日(火)
- 出発地: 博多駅(福岡市内)
- 行先候補と当選組数(カッコ内は確率)
- JR九州線3日間乗り放題: 5%
- 鹿児島中央: 5%
- 宮崎: 5%(新規追加)
- 熊本・水前寺: 45%
- 長崎・浦上: 10%
- 大分・佐伯: 30%
- 発売枚数: 13,000組(平日限定5,000組・全日利用8,000組)
- 料金:
- 平日限定: 1回5,000円(1名あたり)
- 全日利用: 1回6,000円(1名あたり)
- 発売箇所: JR九州アプリ
※鹿児島中央・宮崎までのきっぷは福岡市内発、それ以外は博多駅発となります
※往復とも普通車指定席を利用可能、「JR九州線3日間乗り放題」は指定席を6回まで利用可能
博多駅(福岡市内)から行先候補となる駅までは、新幹線・特急列車の普通車指定席を往復利用することができます。
発売組数は先着1万3千組(うち平日限定は5千組)までで、1組あたり2名まで購入することができます。どの行先になったとしても、通常の運賃・料金はもちろんのこと、JR九州の割引きっぷ「九州ネットきっぷ」や「九州ネット早特」よりも安くなりますので、お得であることは間違いありません。
「九州アプリくじきっぷ」については、JR九州の特設サイトをご覧ください。
「九州アプリくじきっぷ」の購入方法: JR九州アプリ内でくじ引き!
「九州アプリ くじきっぷ」は、JR九州アプリ内でくじ引きを実施し、列車の予約、きっぷの購入までを完結させることができます。

「九州アプリくじきっぷ」の購入方法
(出典)アプリアップデートキャンペーン第2弾 JR九州初「九州アプリ くじきっぷ」を発売します(JR九州ニュースリリース 2024年6月27日 PDF)
購入フローは以下のようになっています。
- JR九州アプリにログインしてくじ引き券を購入(4,500円分決済)
- JR九州アプリ内でくじ引きをして、行先を決定
- 決まった行先へのきっぷを予約・購入(平日限定500円分、全日利用1,500円分を決済)
- 乗車前に指定席券売機またはみどりの窓口できっぷを受け取る
くじ引き券の購入時と、列車予約後のきっぷ購入時の2回に分けて決済し、合計で平日限定は5,000円、全日利用は6,000円となります。
なお、「九州アプリ くじきっぷ」を利用して実際に列車に乗車する場合には、事前に駅の指定席券売機やみどりの窓口で紙のきっぷを受け取っておく必要があります。その際には、決済に利用したクレジットカードが必要となりますので、忘れずに持参しましょう。
詳しい購入方法については、JR九州の特設サイトをご覧ください。
「九州アプリくじきっぷ」1回5,000円~6,000円はどの行先でもお得!
「九州アプリくじきっぷ」は1回あたり5,000円。前述のとおり、どの行先でもかなりお得になります。博多駅から各行先候補駅への通常運賃・料金と九州ネットきっぷ等の割引きっぷの価格と比べてみましょう。
下表は、博多駅から「九州アプリくじきっぷ」の行先候補となる駅への片道の運賃・特急料金をまとめたものです。「九州アプリくじきっぷ」は割高な全日利用版(6,000円)の片道相当ということで3,000円としています。
発駅 | 着駅(行先) | 路線・列車 |
九州アプリ くじきっぷ (片道相当) |
通常 運賃+料金 |
九州ネット きっぷ |
九州ネット 早特 |
---|---|---|---|---|---|---|
福岡市内 | 鹿児島中央 | 九州新幹線 | 3,000円 | 10,640円 | 10,110円 | - |
福岡市内 | 宮崎 |
九州新幹線 きりしま |
3,000円 | 14,730円 | - | - |
博多 | 熊本・水前寺 | 九州新幹線 | 3,000円 | 5,230円 | 4,700円 |
3,400円 ~4,200円 (早特7) |
博多 | 長崎・浦上 | 西九州新幹線 | 3,000円 | 6,500円 | 4,200円 |
3,600円 (早特3) 3,200円 (早特7) |
博多 | 大分・佐伯 | ソニック | 3,000円 | 6,470円 | 3,150円 | 2,550円 (早特3) |
どの行先であっても、通常の運賃+特急料金の合計と比べると「九州アプリくじきっぷ」は半額以下となっています。また、JR九州の定番の割引きっぷ「九州ネットきっぷ」「かもめネットきっぷ」と比べても、「九州アプリくじきっぷ」のほうが安くなっています。
割引率のかなり高い「九州ネット早特」「かもめネット早特」と比べても「九州アプリくじきっぷ」のほうが安いくらいですので、そのお得さがわかると思います。
確率的には、大分が30%、熊本が45%ですので、これらのいずれかになる可能性が高いですが、少なくとも損をすることはありません。
また、確率的には5%と低いですが「JR九州線3日間乗り放題」が当たれば超ラッキー! たった5,000~6,000円で3日間も新幹線・特急列車に乗り放題ですから、これほどお得なきっぷはありません。JR九州の新幹線や特級列車の乗り鉄や鉄道旅行を満喫しましょう。
「九州アプリくじきっぷ」利用時の注意点
ここまで見てきたように、どの行先候補であってもかなりお得になる「九州アプリくじきっぷ」ですが、利用する際には注意点がいくつかあります。ここでは、それらを見ていきましょう。
予約時に指定した列車・座席以外は一切無効
「九州アプリくじきっぷ」でくじ引きをして行先が決まったあと、往路と復路の列車(新幹線・特急列車の普通車指定席)を予約します。このとき予約した列車・座席以外には一切乗車できません。
通常のきっぷであれば、指定した列車に乗り遅れても、後続の列車の自由席に乗車できるのですが、「九州アプリくじきっぷ」は一切そのようなことができません。そのため、列車を予約するときは、よくスケジュールを検討して、慎重に予約するようにしましょう。また、乗車当日は、乗り遅れないように気を付けましょう。
乗車前に駅の指定席券売機・みどりの窓口できっぷを受け取ろう
「九州アプリくじきっぷ」は、くじ引きから列車の予約・購入までがJR九州アプリ(オンライン)で完結しますが、実際に列車に乗車するときには、紙のきっぷを駅で受け取る必要があります。
必ず、列車に乗車する前に、駅の指定席券売機かみどりの窓口で、「九州アプリくじきっぷ」(紙のきっぷ)を受け取るようにしましょう。このとき、JR九州アプリで決済に利用したクレジットカードが必要になりますので、忘れずに持参しましょう。
最近は、駅の指定席券売機やみどりの窓口が混雑することも多くなっています。予約した列車の乗車駅で受け取るのであれば、かなり時間に余裕を見て駅に到着しておいた方がよいでしょう。
以上、「【九州アプリくじきっぷ】博多発、くじ引きで行先が決まるお得なきっぷ! 大当たりはJR九州全線3日間乗り放題!」でした。九州の鉄道旅行に「九州アプリくじきっぷ」を活用してみましょう。
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