JR東日本エリアと函館エリアが乗り放題となる「三連休東日本・函館パス」ですが、2021年度から発売されていません。「三連休東日本・函館パス」廃止後は、北東北方面へはどのようなきっぷを使えばよいのでしょうか。この記事では、鉄道で北東北方面へ旅行する場合に利用できる割引きっぷやフリーきっぷを紹介します。
「三連休東日本・函館パス」、2021年度以降の設定なし!
「三連休東日本・函館パス」は、JR東日本全線に加え、JR北海道の函館エリアまでがフリーエリアとなるフリーきっぷでした。利用できるのが三連休に限られるとはいえ、関東などから北東北、函館方面へ鉄道で旅行をする際には有力な選択肢となるきっぷでした。
ところが、2021年度以降、「三連休東日本・函館パス」は設定がないことが発表されました。
【「三連休東日本・函館パス」について】
2021年度以降、「三連休東日本・函館パス」の設定はございません。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
「三連休東日本・函館パス」廃止後の関東・甲信越地方から北東北・函館方面への鉄道旅行のきっぷは?
「三連休東日本・函館パス」が廃止されてしまったあと、関東や甲信越地方から北東北・函館方面への鉄道旅行には、どんなきっぷを使えば良いでしょうか?
関東・甲信越~南東北の範囲であれば、有効期間は土日の2日間ではあるものの、使い勝手の良い「週末パス」があります。
ですので、この記事では、週末パスのエリア外となる北東北や函館方面への旅行を想定したきっぷを考えてみます。
もちろん、鉄道以外の選択肢として、高速バスや航空機の利用も考えられますが、ここでは鉄道に限定して考えてみることにします。
北海道・東北新幹線に安く乗れる割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」
関東・甲信越地方から北東北への旅行で「三連休東日本・函館パス」を利用する場合には、多くの方が新幹線を利用するでしょう。特に、「三連休東日本・函館パス」のエリアから考えると、北海道・東北新幹線、秋田新幹線の利用価値が高いはずです。
まずは、これらの新幹線に安く乗れるきっぷがあるかですが、現状では、早期購入割引きっぷとして、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」が設定されています。ここでは、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」について見ていきましょう。
「お先にトクだ値」なら「三連休東日本・函館パス」よりも安くなる可能性が高い
東京駅を起点に、「三連休東日本・函館パス」のエリア内の主要なターミナル駅への「えきねっとトクだ値」(購入は前日まで)、「お先にトクだ値」(購入は2週間前まで)との比較を示します。「三連休東日本・函館パス」の欄は、「三連休東日本・函館パス」を往復利用することを前提に、片道相当(パスの半額の料金)+新幹線の無割引の特急券(普通車指定席、通常期)の合計額を示しています。
※「お先にトクだ値スペシャル」(購入は3週間前まで)は、期間限定(主に閑散期)で設定されます。
区間 | 列車 |
三連休パス+ 特急券 (片道相当) |
えきねっと トクだ値 |
お先にトクだ値 |
お先にトクだ値 スペシャル |
---|---|---|---|---|---|
東京~盛岡 | はやぶさ | 13,620円 |
14,060円 (5%引き) |
11,100円 (25%引き) |
7,400円 (50%引き) |
やまびこ | 13,100円 |
12,140円 (15%引き) |
9,280円 (35%引き) |
7,140円 (50%引き) |
|
東京~新青森 | はやぶさ | 14,520円 |
16,590円 (5%引き) |
13,090円 (25%引き) |
8,730円 (50%引き) |
東京~新函館北斗 | はやぶさ | 18,520円 |
22,050円 (5%引き) |
17,410円 (25%引き) |
11,610円 (50%引き) |
東京~秋田 | こまち | 15,300円 |
15,220円 (15%引き) |
11,630円 (35%引き) |
8,950円 (50%引き) |
あくまで東京駅起点での単純往復の場合の比較ではありますが、おおまかな傾向はつかめるはずです。
「三連休東日本・函館パス」に特急券を追加する場合、前日まで購入できる「えきねっとトクだ値」と比べると、安くなる、もしくは、ほぼ同等の場合が多いです。「はやぶさ」利用のえきねっとトクだ値は、割引率が5%と低いため、「三連休東日本・函館パス」のほうがかなり安くなります。
一方で、2週間前まで購入できる「お先にトクだ値」と比べると、「はやぶさ」利用の場合も含めて、「お先にトクだ値」のほうが安くなります。特に、35%引きになる「やまびこ」「こまち」利用では、「お先にトクだ値」の安さが目立ちます。
期間限定ではありますが、「お先にトクだ値スペシャル」が利用できるのであれば、間違いなく「三連休東日本・函館パス」よりも安くなるでしょう。
まとめると、新幹線で北東北・函館エリアのターミナル駅への単純往復の場合には、2週間前まで購入できる「お先にトクだ値」を利用すれば、「三連休東日本・函館パス」よりも安く旅行できる可能性が高い ということになります。
2週間前までに予定が決まらない場合は「えきねっとトクだ値」で少しでも安く!
「お先にトクだ値」は2週間前までの購入が必要です。それまでに旅行の日程が決まっていればよいのですが、そうでない場合には、前日まで購入できる「えきねっとトクだ値」しか選択肢がありません。
「えきねっとトクだ値」は、「はやぶさ」利用の場合は、通常料金から5%しか安くなりません。これでは、「三連休東日本・函館パス」の代替にはなりません。
少しでも「えきねっとトクだ値」で安く新幹線に乗ろうとするならば、「はやぶさ」以外を利用する手があります。
東北新幹線「はやぶさ」と「やまびこ」の「えきねっとトクだ値」の割引率は以下のようになっています。
- 「はやぶさ」: 5%
- 「やまびこ」: 15%(盛岡発着)
目的地が「やまびこ」で行ける範囲、具体的には盛岡以南の場合には、多少時間がかかりますが、「はやぶさ」ではなく「やまびこ」を利用することで、割引率が高くなるために、少し安くなります。
例えば、「えきねっとトクだ値」を東京~盛岡間で利用する場合で比べてみると、
- 「はやぶさ」利用: 14,060円(5%引き)
- 「やまびこ」利用: 12,140円(15%引き)
もともと「やまびこ」のほうが特急料金が少し安いことに加え、割引率も高いので、片道利用で2,000円くらいの差がつきます。
「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」については、以下の記事で詳しく紹介しています。購入期限以外にも、いくつか注意する点がありますので、ぜひ以下の記事をご覧ください。
また、期間限定で設定される「お先にトクだ値スペシャル」(3週間前までの購入で乗車券+特急券が50%引き)については、最新情報を以下の記事にまとめています。
「三連休東日本・函館パス」のフリーきっぷの効力は地域限定フリーきっぷでカバー
新幹線の料金は、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を利用することで、多少は安くすることができますが、「三連休東日本・函館パス」のフリーきっぷとしての効用をどのようにカバーするとよいでしょうか。
北東北や函館エリアで、鉄道を利用して移動しながら観光する場合には、地域限定のフリーきっぷを組み合わせるのがおすすめです。
地域限定のフリーきっぷは、おおむね1県(北海道の場合は1エリア)程度のフリーエリアで、1日~2日くらい乗り降り自由になるフリーきっぷです。たいていは2,000円~3,000円台で購入できます。路線バスに乗車できるものもあり、観光地を巡るのには使いやすいきっぷが多く揃っています。
ここでは、北東北、函館エリアで利用できる地域限定フリーきっぷを紹介します。
あおもりホリデーパス(青森エリアに土休日の1日乗り放題)
- 効力: フリーエリア(主に青森県内のJR線・青い森鉄道)に1日乗り放題
- 津軽エリアは弘前・五所川原まで
- 利用期間
- 土休日
- 4月29日~5月5日、7月20日~31日、8月8日~31日、12月23日~1月7日は毎日利用可能
- ただし、8月1日~7日は利用できない
- 有効期間: 1日
- おねだん: おとな 2,520円,こども 1,260円
青森エリアに1日乗り放題となるフリーきっぷです。青い森鉄道全線(青森~八戸~目時)にも乗車できます。
東北新幹線で新青森や八戸に到着後、下北半島方面(大湊線)、津軽半島方面(津軽線)などを巡るのにぴったりのきっぷです。
詳しくは、JR東日本のWebサイトをご確認下さい。
津軽フリーパス(津軽エリアのJR線、私鉄、路線バスに2日間乗り放題)
- 効力: フリーエリアに2日間乗り放題
- 鉄道: 津軽エリアのJR線、弘南鉄道全線、津軽鉄道(津軽五所川原~金木)
- 路線バス: 弘前エリア、五所川原エリア、黒石エリアの弘南バス
- 利用期間: 通年
- 有効期間: 2日
- おねだん: おとな 2,100円,こども 1,050円
弘前や五所川原を中心とする津軽エリアを旅行する場合にぴったりのフリーきっぷです。
JR線のフリーエリアは、青森・新青森~五所川原、弘前・碇ヶ関間と広くはないですが、弘南鉄道の全線と、津軽鉄道の津軽五所川原~金木間にも乗車できます。
また、各エリアで弘南バスの路線バスにも乗車できますので、このきっぷ1枚で、津軽エリアの観光地を巡ることができます。
東北新幹線で新青森に到着後、「津軽フリーパス」を利用し始めるのがよいでしょう。2日間有効ですので、津軽エリアをゆっくりと旅行したいときに適したきっぷです。
「津軽フリーパス」については、JR東日本のWebサイトをご確認下さい。
五能線フリーパス(五能線経由で青森~秋田間を2日間乗り放題)
- 効力: フリーエリア(五能線経由で秋田~青森間)に1日乗り放題
- 利用期間: 通年
- 有効期間: 2日
- おねだん: おとな 3,880円,こども 1,940円
五能線全線に加えて、秋田、青森から五能線へのアプローチとなる奥羽本線の一部区間(秋田~東能代、青森~川部)にも乗車できるフリーきっぷです。
フリーエリアがそのまま観光列車「リゾートしらかみ」の運転区間になっていますので、「リゾートしらかみ」乗車時におすすめのきっぷです。
有効期間が2日間ありますので、五能線の沿線で観光しながら1泊する使い方もできます。
「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」などの割引きっぷを利用して、東北新幹線・秋田新幹線で新青森や秋田に到着後、「五能線フリーパス」で五能線沿線を観光する使い方がよいでしょう。
「五能線フリーパス」については、以下の記事をご覧ください。
観光列車「リゾートしらかみ」については、以下の記事で詳しく紹介しています。日本海の絶景を眺められる、車窓では随一と言っても過言ではない列車です。
いわてホリデーパス(岩手県内のJR線、BRTに1日乗り放題)
- 効力: フリーエリア(主に岩手県内のJR線、BRT)に1日乗り放題
- 利用期間
- 土休日
- 4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月23日~1月7日は毎日利用可能
- 有効期間: 1日
- おねだん: おとな 2,500円,こども 1,250円
いわて県内のJR線、BRTに1日乗り放題となるフリーきっぷです。東北新幹線で、盛岡、新花巻、一ノ関、北上に到着したあと、岩手県内を在来線で移動する際に利用するとよいでしょう。
距離的には、東北新幹線沿線から三陸方面への利用が望ましいですが、三陸鉄道には乗車できないため、別途、運賃を支払う必要があります。それでも、新花巻~釜石や盛岡~宮古を往復、あるいは、途中三陸鉄道を経由して周遊するだけでも、十分元が取れます。
「いわてホリデーパス」については、JR東日本のWebサイトをご確認下さい。
あきたホリデーパス(秋田エリアのJR線、三セクに1日乗り放題、冬季限定)
- 効力: 以下のフリーエリア内のJR線に1日乗り放題
- 別途特急券を購入すれば、秋田新幹線・在来線特急列車にも乗車可能
- フリーエリア
- 主に秋田県内のJR線
- 秋田内陸縦貫鉄道(全線)
- 由利高原鉄道(鳥海山ろく線全線)
- 利用期間: 例年12月~2月の土休日、年末年始の毎日
- 有効期間: 1日
- おねだん: おとな 2,440円,こども 1,220円
秋田県内を主に旅行する場合には、冬季限定になりますが、「あきたホリデーパス」が便利です。秋田県内のJR線だけでなく、秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道といった第三セクター路線にも乗車できます。
「あきたホリデーパス」については、以下の記事をご覧ください。
はこだて旅するパスポート(函館エリアの鉄道、バスに乗り放題)
- 効力: フリーエリア内の鉄道(普通車自由席)・市電・路線バスに1日乗り放題
- フリーエリア:
- 鉄道: JR線(函館~森間)、道南いさりび鉄道全線
- 市電: 函館市電前線
- 函館バス: 函館市・北斗市・七飯町・鹿部町・森町・木古内町の全線
- 利用期間: ~2022年3月末
- 有効期間: 1日または2日
- おねだん
- 1日用: おとな 2,690円,こども 1,340円
- 2日用: おとな 3,650円,こども 1,810円
函館エリアの鉄道、市電、路線バスに乗り放題となるフリーきっぷです。JR線のフリーエリアは函館~森間だけですが、道南いさりび鉄道全線(五稜郭~木古内)や函館市電全線、それに、函館バスに乗車できますので、函館エリアの観光に便利なフリーきっぷです。
乗車できる交通機関を考慮すると、鉄道を乗りまわるというよりは、函館やその周辺の観光地を巡るのに向いているきっぷです。
北海道新幹線で新函館北斗駅に到着後に購入して利用し始めるとよいでしょう。
「はこだて旅するパスポート」については、JR北海道のWebサイトをご確認ください。
【番外編】青春18きっぷ
青春18きっぷをよく利用する方は、シーズン中に限りますが、現地で青春18きっぷを1~2日分利用して、在来線やローカル線の旅を楽しむのもよいでしょう。
青春18きっぷは5回分で12,050円。北東北エリアのフリーきっぷとしてだけ購入すると割高ですが、ふだんから青春18きっぷで旅をしている方は、1回分を残しておいて、北東北や函館エリアに到着後に、フリーきっぷとして利用するのもよいでしょう。
青春18きっぷについては、以下のページをご覧ください。青春18きっぷの最新情報や基礎知識だけでなく、使い方のコツなども紹介しています。
「三連休東日本・函館パス」で乗車できた第三セクター路線は各社のお得なきっぷで!
「三連休東日本・函館パス」は、JR線だけでなく、主要な第三セクター路線にも乗車できました。ここでは、北東北・函館エリアを中心に、「三連休東日本・函館パス」の代替として利用できそうな第三セクター路線のフリーきっぷをご紹介します。
青い森鉄道「青い森ワンデーパス」(青い森鉄道全線に1日乗り放題)
- 効力: フリーエリア(青い森鉄道全線)に1日乗り放題
- 利用期間:
- 土休日(ただし8/1~7を除く)
- GW(4/29~5/5)
- 夏休み(7/20~31, 8/8~31)
- 年末年始(12/23~1/7)
- 有効期間: 1日
- おねだん: 大人 2,100円,高校生/中学生 1,530円,小児 1,050円
青森~目時間の「青い森鉄道」の全線に1日乗り放題となるフリーきっぷです。
青い森鉄道は東北新幹線の並行在来線ですので、目的地が東北新幹線の駅の近く、具体的には、青森駅、八戸駅周辺であれば、前述の新幹線の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を利用して、一気に新幹線でアクセスしてしまうのがよいでしょう。
一方、青い森鉄道にそれなりの距離を乗車するのであれば、「青い森ワンデーパス」がお得になる可能性があります。
詳しくは、青い森鉄道のWebサイトをご確認ください。
IGRいわて銀河鉄道「IGRホリデーフリーきっぷ」(いわて銀河鉄道全線の1日乗り放題)
- 効力: フリーエリア(いわて銀河鉄道全線)に1日乗り放題
- 利用期間:
- 土休日
- さんさ踊り期間(8/1~4)
- 年末年始(12/30~1/3)
- 有効期間: 1日
- おねだん: 大人 3,000円,小児 1,500円
盛岡~目時間の「いわて銀河鉄道」の全線に1日乗り放題となるフリーきっぷです。
いわて銀河鉄道の全線(盛岡~目時間)の片道運賃が2,420円です。「IGRホリデーフリーきっぷ」は3,000円と高額のため、本当にお得になるか、よく検討してから購入しましょう。
いわて銀河鉄道線も、東北新幹線の並行在来線です。盛岡駅、二戸駅、いわて沼宮内駅周辺が目的地であれば、東北新幹線で一気にアクセスしてしまったほうが早いですし、お得になる可能性が高いです。
「IGRホリデーフリーきっぷ」については、いわて銀河鉄道のWebサイトをご確認ください。
三陸鉄道「1日フリー乗車券(区間別)」「片道途中下車きっぷ」
- 1日フリー乗車券(区間別)
- 効力: 指定された区間に1日乗り放題
- 利用期間:
- 土休日
- GW(4/29~5/5)
- 夏休み(7/22~8/15)
- 年末年始(12/25~1/10)
- 有効期間: 1日
- 区間とおねだん
- 盛~釜石間: 大人1,500円,小人750円
- 釜石~宮古間: 大人2,400円,小人1,200円
- 宮古~久慈間: 大人2,600円,小人1,300円
三陸鉄道内の特定の区間を往復、あるいは、乗り降りする場合には、「1日フリー乗車券」が便利です。区間ごとに発売されています。区間の片道乗車だけではお得になりませんが、往復乗車すればかなりお得になります。
詳しくは、三陸鉄道のWebサイトをご確認ください。
- 片道途中下車きっぷ
- 効力: 指定された区間を片道のみ乗車可能、後戻りはできないが途中下車は可能
- 利用期間: 通年
- 区間、おねだん(小人用は半額)、有効期間
- 盛 → 久慈 / 久慈 → 盛(3,780円,2日間有効)
- 盛 → 宮古 / 宮古 → 盛(2,310円,1日間有効)
- 釜石 → 久慈 / 久慈 → 釜石(3,050円,2日間有効)
- 宮古 → 久慈 / 久慈 → 宮古(1,890円,1日間有効)
三陸鉄道を途中下車しながら旅をするときに向いているきっぷです。片道乗車券と同じ価格ですが、途中下車ができる点が、通常のきっぷと異なります。区間が長いものは有効期間が2日間ありますので、途中下車して、観光や宿泊することもできます。
詳しくは、三陸鉄道のWebサイトをご確認ください。
道南いさりび鉄道「いさりび1日きっぷ」(道南いさりび鉄道線全線に1日乗り放題)
- 効力: フリーエリア(道南いさりび鉄道全線)に1日乗り放題
- 利用期間: 2021年3月26日(金)~
- 有効期間: 1日
- おねだん
- 当面の間: 大人 700円,小人 350円
- 通常価格: 大人 1,000円,小人 500円
「いさりび1日きっぷ」は、道南いさりび鉄道の全線(木古内~五稜郭間)に1日乗り放題となるフリーきっぷです。全区間の片道運賃が980円ですので、片道乗りとおすだけでもお得になります。
道南いさりび鉄道には、JR北海道が発売する「はこだて旅するパスポート」でも乗車できます。こちらは、函館エリアのJR線、函館市電、路線バス等も含みますので、函館観光もするのであれば、「はこだて旅するパスポート」のほうがおすすめです。
「いさりび1日きっぷ」については、道南いさりび鉄道のWebサイトをご覧ください。
【まとめ】新幹線の割引きっぷ+地域限定フリーきっぷの組み合わせがおすすめ!
「三連休東日本・函館パス」の販売が終了してしまいましたので、その代替となる割引きっぷやフリーきっぷを紹介してきました。
まとめると、以下のようになります。
- 関東や甲信越地方から新幹線で北東北・函館エリアへのアクセスは「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を活用
- 期間限定の「お先にトクだ値スペシャル」が使える場合には積極的に活用
- 北東北、函館エリアで鉄道を利用して観光する場合は、地域限定のフリーきっぷを活用
- 青森エリア: あおもりホリデーパス
- 津軽エリア: 津軽フリーパス
- 五能線: 五能線フリーパス
- 岩手県内: いわてホリデーパス
- 秋田県内: あきたホリデーパス(冬季限定)
- 函館エリア: はこだて旅するパスポート
- 第三セクター路線を重点的に乗る場合には、各社のフリーきっぷ・割引きっぷも活用
- 青い森鉄道: 青い森ワンデーパス
- いわて銀河鉄道: IGRホリデーフリーきっぷ
- 三陸鉄道: 1日フリー乗車券(区間別) 片道途中下車きっぷ
- 道南いさりび鉄道: いさりび1日きっぷ
「三連休東日本・函館パス」は、フリーエリアが広大ですので、上記の組み合わせだけで、あらゆる用途の代替になるわけではありません。
とはいえ、「週末パス」など、他のフリーきっぷが利用できないエリアに限定すれば、既存の割引きっぷ、フリーきっぷの組み合わせで代替できる場合もあります。
以上、『「三連休東日本・函館パス」廃止後の北東北・函館エリアへの旅行は新幹線割引きっぷ+地域限定フリーきっぷの組み合わせがおすすめ!』でした。「三連休東日本・函館パス」の廃止は残念ですが、だからといって魅力的な観光地の多い北東北・函館エリアへの旅行をあきらめるのはもったいないですね。既存のお得なきっぷを上手に活用して、旅行にでかけてみましょう。
関連記事
JR東日本エリアのフリーきっぷ、割引きっぷのまとめ記事です。
当ブログで紹介している、鉄道旅行や乗り鉄に便利なフリーきっぷ、割引きっぷのまとめページです。
コメント