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【2022年春 JRダイヤ改正】青春18きっぷ的ダイヤ改正まとめ! ホームライナーやローカル線の快速・普通列車の減便多数、幹線も乗り継ぎに注意が必要です!

鉄道ニュース
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2022年のJR各社のダイヤ改正では、普通列車にも大きな変化があります。青春18きっぷ旅で影響がありそうなのは、静岡地区のホームライナーの土休日運転取りやめ、指定席のある快速列車の廃止、それに、東海道本線・山陽本線の幹線区間での減便です。この記事では、2022年のダイヤ改正で、青春18きっぷの旅に影響がありそうなポイントをまとめます。

普通列車・快速列車にも大きな変化がある2022年春のJRダイヤ改正

2022年春のJR各社のダイヤ改正では、新幹線や特急列車の減便や臨時格下げ、都市圏でのラッシュ時間帯の減便が目立ちます。特に、首都圏や京阪神エリアでの朝ラッシュ時間帯での減便は象徴的です。

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一方、地方の幹線やローカル線を走る普通列車や快速列車にも大きな変化があります。特に、青春18きっぷの旅で利用頻度の高い路線や列車にも、減便や運転取りやめが目立ちますので、今後の青春18きっぷ旅への影響も懸念されます。

以下では、青春18きっぷ旅の観点で、2022年春のJRダイヤ改正のポイントをまとめてみます。

東海道本線 静岡地区のホームライナー、土休日の運転取りやめへ

クロスシートが並ぶ373系の車内

クロスシートが並ぶ373系の車内

今回のダイヤ改正で、もっとも影響が大きそうなのが、東海道本線の静岡地区のホームライナーの土休日運転取りやめでしょう。

これまで、平日とはダイヤが異なるものの、土休日にも運転されていたホームライナーですが、2022年3月のダイヤ改正で、土休日の運転が取りやめとなります。具体的には、土休日に運転されている以下のホームライナー(全6本)が運転取りやめとなります。

  • 下り
    • ホームライナー静岡31号: 沼津 07:30発 → 静岡 08:16着
    • ホームライナー浜松3号: 沼津 18:31発 → 浜松 20:10着
  • 上り
    • ホームライナー沼津2号: 静岡 07:00発 → 沼津 07:41着
    • ホームライナー静岡34号: 浜松 06:58発 → 静岡 08:04着
    • ホームライナー静岡36号: 浜松 08:29発 → 静岡 09:27着
    • ホームライナー沼津8号: 静岡 20:20発 → 沼津 21:01着

(出典)2022年3月ダイヤ改正について(JR東海ニュースリリース 2021年12月17日 PDF)

ホームライナーは、通勤・帰宅時間帯に運転され、追加料金で着席できることがメリットの列車です。373系という特急車両で運転され、乗車するには、乗車券や定期券の他に、330円の乗車整理券を購入します。

ロングシートの列車が続く東海道本線の静岡地区で、わずか330円の追加料金を支払うことで特急車両で移動できるという、青春18きっぷ旅ではとてもありがたい列車です。特に、沼津~浜松の長距離を走るホームライナーは、静岡地区の大半を特急車両で移動できるという意味で、貴重な列車でした。

休暇の関係で、土休日に東海道本線を青春18きっぷで移動する方は多いでしょうから、上記のホームライナーが運転取りやめとなる影響は大きそうです。青春18きっぷのみで静岡地区の東海道本線を移動しようとすると、ひたすらロングシートの列車を乗り継いでいくしかなくなってしまいます。

青春18きっぷで東海道本線の静岡地区を効率的に、快適に移動する方法については、以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

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東海道本線・山陽本線で減便、青春18きっぷ乗り継ぎの旅に影響あり!

東海道本線(主にJR西日本の区間)と山陽本線では、普通列車が減便されます。減便対象は、朝時間帯、夕夜間帯の列車が多いですが、一部区間では、もともと本数が少ない日中時間帯の減便もあり、青春18きっぷの旅への影響がありそうです。

東海道本線、米原~草津間で日中の新快速が30分毎から1時間毎へ

東海道本線で影響が大きそうなのは、米原~草津間の新快速の減便です。これまで、日中時間帯(9時~15時台)に、1時間あたり2本あった新快速が、1時間に1本に減便されます。

JR西日本の京阪神エリアのニュースリリースから抜粋してみます。

東海道本線 米原~草津間のダイヤ改正

東海道本線 米原~草津間のダイヤ改正

(出典)2022年3月12日にダイヤ改正を実施します(JR西日本近畿統括本部ニュースリリース 2021年12月17日 PDF)

下り方面の米原発では、11時台~15時台の新快速列車毎時1本(毎時20分発、15時台は17分発)が削減されます。また、上り方面の草津発では、9時台~13時台の新快速列車毎時1本(毎時51分発の米原行き)が削減されます。これらの列車は、草津~米原間での運転取りやめとなるため、草津発着となります。

名古屋方面から東海道本線を西へ移動してくると、大垣~米原間で運転されている毎時2本の列車は、米原始発の新快速列車に接続していました。ダイヤ改正後は、そのうち1本は新快速に接続しないことになりますので、青春18きっぷで東海道本線を西へ移動する旅への影響は大きそうです。

山陽本線では快速「サンライナー」廃止、終電繰り上げ・始発繰り下げなどを実施

山陽本線では、前回2021年3月のダイヤ改正で、普通列車が大幅に減便されました。

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前回に引き続き、今回のダイヤ改正でも、快速「サンライナー」の全便運転取りやめや、岡山エリア、広島エリアでの終電繰り上げ、始発繰り下げ、一部列車の運転取りやめなどが実施されます。

  • 岡山エリア
    • 快速「サンライナー」全便の運転取りやめ
    • 最終列車の繰り上げ(最大30分程度)
    • 始発列車の繰り下げ(最大30分程度)
    • 一部列車の運転取りやめ、運転区間短縮(主に岡山周辺の列車)

快速「サンライナー」は、岡山~福山間の快速列車で、下りの福山行きは15時台~19時台に岡山を発車する8本、上りの岡山行きは17時台~20時台に福山を発車する8本の8往復が運転されています。このうち、前回のダイヤ改正では土休日に6.5往復が運休となりましたが、今回は平日を含めてすべての「サンライナー」が運転取りやめとなります。

快速「サンライナー」の前後には、「サンライナー」より運転区間が長い糸崎または三原発着の普通列車がありますので、単に乗り継いでいくだけであれば影響は限定的です。とはいえ、快速「サンライナー」は、糸崎・三原発着の普通列車を追い抜くダイヤになっているため、これを活用した行程は作れなくなります。

また、最終列車の繰り上げ、始発列車の繰り下げが実施されます。こちらも、青春18きっぷの旅への影響は限定的と思われますが、「早朝から乗り鉄をしたい!」という方は要注意です。

  • 広島エリア
    • 朝時間帯(主に平日)の運転区間見直し
    • 夕夜間帯(主に平日)の運転区間見直し(一部列車は運転取りやめ)
    • 最終列車の繰り上げ(10分程度)

広島エリアでは、広島駅周辺で、平日の朝・夕夜間帯を中心に、一部の列車で運転区間の見直し(短縮)が実施されます。こちらも、青春18きっぷの旅で活用するような列車は多くないので、影響は限定的と考えられます。

山陰本線では普通列車を削減、日中時間帯は2~3時間待ちも!

山陰本線では、日中時間帯を中心に普通列車が削減されます。もともと本数が多くない時間帯での削減ですので、2~3時間も列車が走らない時間帯ができてしまう区間もあります。青春18きっぷで山陰本線を移動する場合には要注意です。

以下、JR西日本のダイヤ改正のニュースリリースに掲載されている山陰本線のダイヤから、ダイヤ改正後に2時間以上、列車がない区間・時間帯を抜粋してみます。区間運転の列車は除き、各エリアを直通する列車のみを抜粋したときの空き時間を元にしています。

  • 浜坂~鳥取
    • 下り(浜坂→鳥取)
      • 浜坂09:41発のあとは12:01発まで2時間以上列車なし
      • 浜坂13:05発のあとは15:18発まで2時間以上列車なし(平日のみ)
    • 上り(鳥取→浜坂)
      • 鳥取09:45発のあとは12:19発まで2時間半以上列車なし
      • 鳥取13:19発のあとは15:20発まで2時間列車なし
  • 鳥取~米子
    • 下り(鳥取→米子)
      • 鳥取09:32発のあとは12:15発まで3時間近く列車なし
    • 上り(米子→鳥取)
      • 米子09:35発のあとは11:28発まで2時間弱列車なし
  • 米子~出雲市
    • 下り(米子→出雲市)
      • 米子09:51発のあとは11:41発まで2時間弱列車なし
  • 出雲市~浜田
    • 下り(出雲市→浜田)
      • 出雲市10:19発のあとは12:18発まで2時間列車なし
    • 上り(浜田→出雲市)
      • 浜田 06:34発のあとは09:04発まで2時間半列車なし
      • 浜田 09:04発のあとは11:28発まで2時間以上列車なし
  • 浜田~益田
    • 下り(浜田→益田)
      • 浜田 10:23発のあとは13:25発まで3時間以上列車なし
      • 浜田 13:25発のあとは16:30発まで3時間以上列車なし
    • 上り(益田→浜田)
      • 益田 10:39発のあとは13:25発まで2時間半以上列車なし

(出典)2022年春 ダイヤ改正について(JR西日本米子支社 2021年12月17日 PDF)

山陰本線は、日中でも1~1時間半に1本は列車があった区間が多いのですが、ダイヤ改正後は2時間以上列車がない時間帯ができてしまいます。特に、もともと列車の本数が少ない浜田~益田間は、日中は3時間に1本となってしまいます。

青春18きっぷで山陰本線を移動する際には注意が必要です。

新潟・東北エリアではローカル線の貴重な快速列車が運転取りやめ・区間短縮

JR東日本の新潟・東北エリアでは、ローカル線を走る快速列車の運転取りやめ、運転区間短縮が目立ちます。青春18きっぷの旅でも貴重な速達列車でしたので、影響が大きそうです。

青春18きっぷ+指定席券で乗れる快速「信越」が運転終了

新潟エリアでは、新潟~直江津を結ぶ快速「信越」が運転終了となります。現在は、朝の新潟行きと、夜の直江津行きの1往復が運転されています。

  • 快速「信越」(廃止)
    • 往路: 直江津 06:15発 → 新潟 08:35着
    • 復路: 新潟 20:58発 → 直江津 23:04着

本数は少ないですが、特急「しらゆき」用のE653系という特急車両で運転されています。青春18きっぷ+指定席券で乗車できることもあり、時間さえ合えば乗りトク列車の一つでした。

快速「信越」の代わりに、長岡~直江津間でE129系の快速列車が新たに運転されるようになります。

磐越西線 快速「あがの」は運転取りやめ、陸羽西線 快速「最上川」は運転区間短縮

ローカル線では、磐越西線の快速「あがの」が運転取りやめとなります。快速「あがの」は、新潟~会津若松を直通する快速列車で、1日1往運転されています。

  • 快速「あがの」(廃止)
    • 上り: 新潟 08:25発 → 会津若松 10:46着
    • 下り: 会津若松 11:01発 → 新潟 13:42着

快速「あがの」は、新潟~会津若松を結ぶ直通列車として貴重な列車でした。他に、夜間の新潟発会津若松行き、早朝(始発)の会津若松発新潟行きの普通列車がありますが、今回の快速「あがの」廃止で、新潟~会津若松間を乗り換えなしで移動できるのは、この普通列車1往復のみとなります。

また、快速「あがの」の廃止により、日中時間帯に磐越西線の非電化区間を移動する列車(乗り継ぎ含む)が減ってしまいます。閑散区間を通るため、もともと本数が少なかったのですが、特に上りの新潟→会津若松の移動には影響が出そうです。

一方、陸羽西線では、快速「最上川」の運転区間が短縮され、これまでの酒田発着から、余目発着に変更されます。

  • 快速「最上川」
    • 新庄→酒田
      • 改正前: 新庄 11:15発 → 酒田 12:18着
      • 改正後: 新庄 11:15発 → 余目 12:02着/12:09発 → 酒田 12:24着
    • 酒田→新庄
      • 改正前: 酒田 14:02発 → 新庄 14:53着
      • 改正後: 酒田 14:00発 → 余目 14:14着/14:17発 → 新庄 14:57着

余目駅で酒田方面の列車の乗り継ぎが考慮されているので、所要時間はそれほど変わるわけではありませんが、新庄~酒田間を移動する場合には乗り換えが必要になってしまいます。

山田線は宮古行きの始発が11時台から6時台へ大幅繰り上げ

盛岡~宮古を結ぶ山田線では、一部の列車で運転時刻・運転区間が変更されます。

  • 下り(盛岡→宮古)
    • 川内08:03発の宮古行きを、盛岡始発(盛岡06:32発)に運転区間延長
    • 盛岡20:11発の宮古行きを上米内行き(盛岡20:05発)に運転区間短縮
  • 上り(宮古→盛岡)
    • 宮古05:00発の始発列車を上米内始発(上米内07:05発)に運転区間短縮
    • 宮古05:32発の茂市行きの列車を上米内行きに運転区間延長
    • 宮古06:56発の川内行の列車を盛岡行きに運転区間延長

青春18きっぷの旅に影響がありそうなのは、太字で示した列車です。

現在のダイヤでは、盛岡発宮古行きの始発列車は、11時06分発の快速「リアス」ですが、ダイヤ改正後は、盛岡06時32分発の普通列車が始発となります。実に、4時間半もの繰り上げになります。早朝に盛岡を出発する場合にはありがたいですね。

一方、宮古発盛岡行きは、これまで午前5時発の始発列車がありましたが、ダイヤ改正後は、宮古6時45分発へと繰り下げになります。

ダイヤ改正後も、盛岡~宮古を直通する列車は4往復のままですが、上記のように直通列車の時刻が変わりますので、注意が必要です。

津軽線と北海道新幹線の接続を一部変更、北海道新幹線オプション券利用の乗り継ぎは改悪

津軽線の津軽二股駅と、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅は隣接していますが、これまで、全く接続は考慮されていませんでした。ところが、今回のダイヤ改正では、津軽線のダイヤが変更され、一部の普通列車から北海道新幹線への乗り継ぎが改善されます。

津軽線のダイヤ変更

津軽線のダイヤ変更

(出典)2022年3月ダイヤ改正(JR東日本盛岡支社 2021年12月17日 PDF)

JR東日本のダイヤ改正のニュースリリースでは、三厩からの上り列車の時刻変更により、奥津軽いまべつ駅で東京方面の「はやぶさ」への乗り継ぎが改善するとしています。

実際にはどのようになるのでしょうか? 2022年3月改正ダイヤで、「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」を利用する乗り継ぎパターンを列挙してみます。

【下り(青森→函館)】

- - はやて93号 はやぶさ19号 はやぶさ25号
津軽線 青森 06:16発 11:01発 15:31発
蟹田 06:58着
07:07発
11:38着
11:44発
16:08着
16:12発
津軽二股 07:29着 12:06着 16:34着
徒歩 - (徒歩) (徒歩) (徒歩)
北海道新幹線 奥津軽いまべつ 08:12発 14:15発 17:01発
木古内 08:46着 14:48着 17:34着
道南いさりび鉄道 09:13発 15:19発 19:15発
函館 10:13着 16:22着 20:16着
所要時間 - 3時間57分 5時間21分 4時間45分

【上り(函館→青森)】

- - はやぶさ18号 はやぶさ34号
道南いさりび鉄道 函館 06:50発 13:36発
木古内 07:54着 14:36着
北海道新幹線 09:48発 15:01発
奥津軽いまべつ 10:21着 15:34着
徒歩 - (徒歩) (徒歩)
津軽線 津軽二股 12:56発 18:04発
蟹田 18:27着
19:03発
青森 13:57着 19:40着
所要時間 - 7時間7分 6時間4分

ダイヤ改正前と比べると、以下のようになります。

  • 下り(青森→函館)
    • 乗り継げるパターンは4パータンから3パターンに減少
    • はやぶさ25号利用の乗り継ぎ(青森15:31→函館20:16)は、津軽線の時刻変更で改善
  • 上り(函館→青森)
    • 津軽線の時刻変更の影響で、はやぶさ34号の乗り継ぎが改悪

上り(函館→青森)の乗り継ぎは最速でも6時間4分と、事実上使えないものになってしまいました。

下りの1パターンの乗り継ぎが改善された以外は、全体的に乗り継ぎは改悪となってしまいました。

ダイヤ改正以降は、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券の利用にこだわらず、別の方法も検討したほうがよさそうです。

「北海道&東日本パス」では、別途、特定特急券を購入すれば北海道新幹線に乗車できます。

【北海道&東日本パス】北海道・東日本エリアの普通列車が7日間乗り放題で11,330円! 基本的な使い方・利用期間・青春18きっぷとの違いを紹介します!(2023-24年版)
「北海道&東日本パス」が2023-24年も春夏冬の3シーズン発売されます。【ひさの乗り鉄ブログ】では、「北海道&東日本パス」の利用期間、利用方法に加えて、青春18きっぷとの違い、どちらを利用すればよいかの判断ポイントなどをわかりやすくご紹介...

また、青春18きっぷを利用する場合でも、北海道新幹線オプション券を利用せず、奥津軽いまべつ~新函館北斗間で北海道新幹線を利用する方法もあります。若干、出費は増えますが、乗り継げるパターンは少し増えます。

青春18きっぷの旅で、北海道~本州を行き来する方法については、以下の記事にまとめています。フェリーなども選択肢になると思いますので、ぜひご覧ください。

【青春18きっぷ 渡道ガイド(2023年版)】 本州~北海道の格安移動手段を紹介! 北海道新幹線からフェリーまで行程と予算に応じて使い分けよう!
北海道新幹線が開業して、青函トンネルを走る在来線がなくなってしまいました。【ひさの乗り鉄ブログ】では、青春18きっぷの旅で、北海道~本州を移動する方法を、行程と予算に応じてまとめてみました。青春18きっぷ旅の参考にしてみてください。

常磐線の普通列車、日中時間帯は土浦で乗り換えへ

常磐線のグリーン車

常磐線のグリーン車

常磐線では、日中時間帯でも品川・上野~水戸・勝田を直通する普通列車が運転されていましたが、ダイヤ改正後は、土浦駅で系統が分割されます。

  • ダイヤ改正前
    • 品川・上野~水戸・勝田を直通運転
  • ダイヤ改正後
    • 土浦駅で系統分離(乗り換え)
      • 品川・上野~土浦: 10両編成で運転
      • 土浦~水戸・勝田: 5両編成で運転
    • 土浦駅で切り離し(土浦以北は5両で運転)
      • 品川・上野~土浦: 15両編成で運転
      • 土浦~水戸・勝田: 5両編成で運転

現在は、品川・上野~水戸・勝田間を直通運転する普通列車は、土浦以南は15両編成で、土浦以北は10両で運転されていて、土浦駅で分割・連結を実施していました。

常磐線土浦駅乗り換え

常磐線土浦駅乗り換え

(出典)2022年3月ダイヤ改正について(JR東日本水戸支社 2021年12月17日 PDF)

ダイヤ改正後は、土浦駅で系統が分離され、乗り換えが必要になります。土浦以北は5両編成、土浦以南は10両編成での運転となるとのことです。また、品川・上野~水戸・勝田間を直通運転する列車に関しては、土浦駅で切り離し後、5両編成のほうが土浦以北へ直通する運用になります。

土浦~水戸・勝田間、日中時間帯はグリーン車なしに

日中時間帯に常磐線を移動する場合には、土浦駅で乗り換えが必要になることに加えて、普通列車グリーン車のサービスが土浦以南に限定されてしまいます。常磐線のグリーン車は10両編成のほうに連結されていますが、土浦以北は5両編成での運用となるためです。

具体的には、以下の時間帯、常磐線の土浦以北では普通列車グリーン車の営業がありません。

  • 下り(上野→水戸・勝田)
    • 上野駅 07時41分発以降、13時32分発までの間
  • 上り(水戸・勝田→上野)
    • 水戸駅 10時35分発以降、15時00分発までの間

首都圏や関東から東北方面へ青春18きっぷで向かう場合、乗り換えが多い東北本線を避けて、常磐線を利用する方も多いと思いますが、ダイヤ改正後、日中時間帯は乗り換えが必要になるうえ、グリーン車のサービス区間が少なくなる点に注意が必要です。


以上、「【2022年春 JRダイヤ改正】青春18きっぷ的ダイヤ改正まとめ! ホームライナーやローカル線の快速・普通列車の減便多数、幹線も乗り継ぎに注意が必要です!」でした。前回に続いての大減便のダイヤ改正ですが、青春18きっぷ旅への影響も少なくなさそうです。

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