JR東日本の「どこかにビューーン!」は、JRE POINTを利用してランダムに選ばれた新幹線駅へ往復できるサービスです。この「どこかにビューーン!」と青春18きっぷを組み合わせると、首都圏から遠いエリアでのローカル線の旅が快適にできるようになります。今回、「どこかにビューーン!」と青春18きっぷの組み合わせでの乗り鉄を実践してみましたので、その様子や注意点を紹介します。
新幹線での長距離ワープに使える「どこかにビューーン!」
2022年12月から、JR東日本がサービスを開始した「どこかにビューーン!」は、JRE POINT 6,000ポイントで、東京・上野・大宮の各駅から、JR東日本の新幹線のどこかの駅への往復ができるサービスです。
申込み時に表示される4つの候補駅の中からランダムに行き先となる駅が選ばれる点がユニークです。「どこかにビューーン!」については、以下の記事をご覧ください。
この「どこかにビューーン!」ですが、青春18きっぷ旅の視点で見ると、首都圏と候補駅の間の「長大ワープ」をものすごくお得にできる サービスと言えます。「どこかにビューーン!」で新幹線の目的地に到着したあと、その駅から青春18きっぷで鈍行列車の旅を開始するのです。
「どこかにビューーン!」の行き先を指定することができないため、特定のエリアや路線に乗車したい場合には使えませんが、「首都圏から遠いエリアのローカル線の旅を楽しみたい!」という方には向いている組み合わせだと言えます。
今回、実際に「どこかにビューーン!」と青春18きっぷの組み合わせで旅をしてみましたので、計画段階から旅を実践するまでの様子を紹介します。
「どこかにビューーン!」の行き先は新潟駅! 2泊3日で東北周遊青春18きっぷの旅を計画!
「どこかにビューーン!」の申込みから、青春18きっぷを利用した東北周遊の旅の計画を立てるところまでを紹介します。
どこかにビューーン!」の行き先は新潟駅!
「どこかにビューーン!」を申込む際には、出発駅、行きの出発日・出発時間帯、帰りの出発日・到着時間帯、人数を指定します。今回は、12月25日~27日の2泊3日で計画しましたので、以下のように指定しました。
- 出発駅: 大宮駅
- 行きの出発日・出発時間帯: 12月25日(日) 06:00~09:59
- 帰りの出発日・到着時間帯: 12月27日(火) 20:00~23:59
- 人数: おとな1人
このあと、4つの行き先候補駅が表示されます。候補駅が気に入らなければ再検索することができますが、1日に再検索できる回数には上限があるようです。
今回は、以下の4つの候補駅で申込みました。
- 新潟駅
- 八戸駅
- 水沢江刺駅
- 田沢湖駅
このあと、数時間後には行き先決定の通知がありました。
4つのうち「新潟駅」に決まり、大宮駅~新潟駅間の列車は以下のように指定されました。
- 行き: 12月25日(日) 大宮 06:33発 → 新潟 08:12着(とき301号)
- 帰り: 12月27日(火) 新潟 18:54発 → 大宮 20:31着(とき344号)
北東北の3駅を期待していましたが、結果は新潟駅。ただ、指定された新幹線の時間帯が良く、行きの「とき301号」は新潟への始発列車で、帰りの「とき344号」は程よい時間帯に帰宅できる列車です。
初日は新潟駅に8時12分に到着できるので、それ以降の行程の幅が広がります。
「いなほ」ワープで北東北ローカル線の雪見旅を計画!
新潟駅から青春18きっぷの旅をスタートしても良いのですが、甲信越エリアは自宅のある東京から、青春18きっぷだけでも日帰りや1泊で十分に旅ができます。そこで、今回は、新潟駅に到着した「とき301号」からすぐに連絡する秋田行きの特急「いなほ1号」で秋田駅までワープすることにしました。
その後、2022年夏の大雨被害で運転を見合わせていて、12月23日に運転を再開したばかりの五能線観光列車「リゾートしらかみ」に乗車したり、翌日は、こちらも12月12日に運転再開したばかりの「秋田内陸縦貫鉄道」に乗車することにしました。
また、最近、乗車していなかった北上線や奥羽本線(横手~新庄)なども加えて、雪見鉄を楽しむローカル線の旅を計画しました。
結果的に、以下のような行程を計画しました。(太字は青春18きっぷで乗車する列車)
- 1日目
- 大宮 06:33発 → 新潟 08:12着(とき301号)※どこかにビューーン!
- 新潟 08:22発 → 秋田 12:03着(羽越本線 特急いなほ1号)
- 秋田 13:57発 → 青森 19:38着(五能線 リゾートしらかみ5号)
- 泊: 青森
- 2日目
- 青森 07:04発 → 鷹ノ巣 08:57着(奥羽本線 普通列車 秋田行き)
- 鷹巣 10:05発 → 阿仁合 11:05着(秋田内陸縦貫線)
- 阿仁合 11:30発 → 阿仁マタギ 12:08着(秋田内陸縦貫線)
- ※打当温泉 マタギの湯
- 阿仁マタギ 14:15発 → 角館 15:10着(秋田内陸縦貫線)
- 角館 15:25発 → 盛岡 16:56着(田沢湖線 普通列車 盛岡行き)
- 盛岡 17:35発 → 北上 18:26着(東北本線 北上行き)
- 3日目
- 北上 07:38発 → 横手 08:51着(北上線 横手行き)
- 横手 09:23発 → 新庄 10:49着(奥羽本線 新庄行き)
- 新庄 11:15発 → 余目 12:44着(陸羽西線 代行バス 余目行き)
- 余目 13:08発 → 村上 14:59着(羽越本線 村上行き)
- 村上 15:14発 → 新潟 16:22着(羽越本線 長岡行き)
- 新潟 18:54発 → 大宮 20:31着(とき344号)※どこかにビューーン!
行きは秋田まで特急いなほ1号でワープし、そこから青春18きっぷの旅を開始。3日目に青春18きっぷ利用で新潟まで戻り、「どこかにビューーン!」で大宮駅まで帰る計画です。
ただ、一つ懸念がありました。12月中旬以降の大雪の影響で、羽越本線や奥羽本線の新庄以北に運転見合わせの区間がありました。旅に出発する前日の段階で、この旅程が全く成り立たないようなら中止も検討しようと思っていましたが、少なくとも、12月24日夜の時点では、羽越本線「いなほ1号」~五能線「リゾートしらかみ5号」は運転される予定とのことで、決行することにしたのでした。
実際には、あとで紹介するように、3日目の奥羽本線の新庄行きの列車が、倒木の影響で途中で運転打ち切り。新庄駅へのタクシー代行となり、以降、新潟駅までの列車が1本ずつ遅くなってしまいましたが、余裕のある行程を作っていたおかげで、「どこかにビューーン!」の帰りの新幹線「とき344号」には間にあいました。
実践! 「どこかにビューーン!」+青春18きっぷの旅!
前述の計画を、2022年12月25日~27日の2泊3日で実践しましたので、その様子を紹介します。
【1日目】新幹線「ビューーン!」+いなほで秋田へ
大宮駅から「どこかにビューーン!」で指定された「とき301号」に乗車。とても良いお天気だった関東平野を抜け、上毛高原手前から雪景色に。
車内はかなり空いています。年末の帰省ラッシュには早いせいでしょう。快適な新幹線の旅で新潟駅に到着しました。
前日まで一部区間で運転を見合わせていた白新線~羽越本線ですが、今日から運転再開。「いなほ1号」も無事に運転されるということで、とき301号から10分の乗り継ぎです。
白波が立って荒れる日本海を眺めながら「いなほ1号」で北上。日が差したり、雪が舞ったり、雨が降ったりと目まぐるしく天気が変わりますが、前日までのような大雪や荒れ模様にはならず、時刻どおりに秋田駅に到着。新潟駅から約3時間半の旅でした。
秋田駅で昼食をとったあとは、お待ちかねの五能線「リゾートしらかみ」の旅です。五能線は一昨日23日に全線で運転を再開、「リゾートしらかみ」も昨日24日に秋田~青森間での運転を再開しました。
この日乗車したのは「リゾートしらかみ5号」です。天候リスクを警戒したのか、閑散期なのか、「リゾートしらかみ5号」もかなり空いていました。
鈍色の空に、白波が立って荒れ模様の日本海を眺めながらの旅が続きます。幸いに風はそれほど強くなく、運転には支障のないレベル。暖かい車内から、とても寒そうな日本海を眺める冬の五能線の旅も良いものです。
「リゾートしらかみ」については、以下の記事をご覧ください。海の車窓ではNo.1の路線、五能線を走る観光列車です。
深浦駅で、上り「リゾートしらかみ4号」と行き違い。冬至を過ぎたばかりで日は短く、16時半でこの暗さ。このあと、千畳敷駅で15分停車がありましたが、真っ暗で何も見えませんでした。
「リゾートしらかみ5号」は順調に走り、19時38分、定刻に青森駅に到着しました。天候リスクのある行程でしたが、この日は1分も遅れることなく、全ての列車が時刻通りに走ってくれました。
【2日目】秋田内陸縦貫線で「雪見鉄」、田沢湖線普通列車の旅も!
2日目は、青森駅から奥羽本線秋田行きの普通列車に乗車。さすがに雪深い津軽の車窓を楽しみながら、豪雪地帯となる青森秋田県境へ。列車の運行に問題はないようで、青森駅から2時間弱で鷹ノ巣駅に到着しました。
青春18きっぷのエリア外ですが、鷹巣駅から「秋田内陸縦貫線」に乗車します。里山の車窓が美しい路線で、沿線には温泉もたくさんあります。
秋田内陸縦貫線も、2022年8月の大雨で被害を受けて、一部区間で長らく運転見合わせとなっていましたが、12月12日に運転を再開しました。それもあって、今回、五能線とあわせて秋田内陸縦貫鉄道を訪れたのでした。
秋田内陸縦貫鉄道は、秋田の内陸部を走ります。ものすごい絶景があるわけではありませんが、里山の中を走るローカル線です。この時期は「雪見鉄」にぴったりの路線です。
阿仁マタギ駅で途中下車して、「打当温泉 マタギの湯」へ。3年前にも日帰りで利用しましたが、源泉かけ流しのお湯がとても良い温泉です。この時期、露天風呂では雪景色を眺めながら、温泉に浸かることができて最高です。
3年前の年末に乗車した時の様子を以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。
阿仁マタギ駅から再び秋田内陸縦貫線の列車に乗り、終点の角館駅に到着。角館駅から青春18きっぷの旅を再開します。乗車するのは1日に4往復しかない田沢湖線の普通列車の盛岡行き。701系2両編成ですが、車内にはほとんど誰も乗っていません。
秋田新幹線「こまち」で何度も通った田沢湖線ですが、普通列車の旅はまた新鮮です。途中で何度も「こまち」との行き違いや待ち合わせがあり、そのたびに長時間停車があります。
角館駅から約1時間半で盛岡駅に到着しました。
盛岡駅からは東北本線の普通列車で、この日の宿泊地、北上へ。ちょうど帰宅ラッシュの時間で、車内は立ち客も出るほどの盛況ぶり。ですが、途中駅でどんどんと下車していき、花巻駅を過ぎると車内は閑散としてしまいました。
18時26分に北上駅に到着。この日は北上駅近くのビジネスホテルに宿泊しました。
【3日目】北上線でも「雪見鉄」、奥羽本線は運転打ち切りでタクシー代行に!
3日目は、北上線の横手行きからスタート。キハ100系2両編成の車内には、ほっとゆだ駅近くにある高校へ向かう学生さんがそこそこ乗っていました。
北上盆地の平坦なところを抜けると、列車は山間部へ。見どころは、和賀仙人~ゆだ錦秋湖~ほっとゆだ間の車窓に広がる「錦秋湖」です。秋の紅葉の美しさが有名ですが、この時期の寒々しい雪景色も素晴らしいです。
ほっとゆだ駅で高校生たちが大量下車すると、車内はガラガラに。1両に2~3人という閑散とした状態で、列車は雪深いゆだ高原を抜けて、奥羽本線に合流すると、終点の横手駅に到着しました。
横手駅からは、奥羽本線の普通新庄行きに乗車。奥羽本線の新庄~院内間は、昨日まで大雪のために運転を見合わせていましたが、ちょうど乗車するこの新庄行きの列車から運転再開です。ラッキーのはずだったのですが……
横堀駅に到着したところで、この先の真室川駅の近くで倒木があり、運転見合わせとのこと。運転士が乗客に行き先を聞いてまわっていましたが、そのうちに運転打ち切り、新庄まで代行輸送となってしまいました。
タクシー代行で新庄駅に到着したのは11時35分ごろ。予定では11時15分の陸羽西線代行バスに乗車するはずでしたが、残念ながら乗り継げませんでした。
仕方がないので、次の13時の代行バスを待つ間に食事を済ませました。
陸羽西線は、並行する道路のトンネル工事のため、2024年頃まで全線で運転を中止し、代行バス輸送となっています。13時の代行バスは、快速余目行きと、各駅停車余目行きの2便。同じ時間に快速と各駅停車が同時に発車するのもバスならではですね。快速便のほうに乗車しました。
代行バスは、最上川に沿う国道47号線を走っていきます。快速便なので、途中停車駅は古口駅のみ。モノトーンの最上川の景色を眺めながら、ちょうど1時間で余目駅に到着しました。
余目駅からは、普通列車の新津行きに乗車する予定ですが、列車まで時間があるので、始発駅の酒田駅まで迎えに行くことにします。こういうことができるのは、青春18きっぷならではですね。
酒田始発の普通列車 新津行きは、GV-E400系という新しい気動車。羽越本線は全線電化されていますが、村上駅付近で交流電化と直流電化が切り替わりますので、村上駅をまたいで走る普通列車には、高価な交直流電車ではなく、気動車が利用されています。
途中の鶴岡駅までは多少の乗客がありましたが、その後は徐々に減り、ついに1両貸し切りとなってしまいました。
実は、羽越本線の秋田寄りで踏切事故があったようで、秋田からの酒田への普通列車が途中で運転見合わせに。その列車の乗客が、この新津行きの列車に乗り継ぐことができなくなってしまったために空いていたようです。
村上駅からは高校生がたくさん乗車。座席はほぼ埋まりました。酒田駅から約3時間の新発田駅で下車します。
新発田駅で、新潟駅を通る普通内野行きの列車に乗り継ぎます。E129系4両編成の電車は、新潟駅に近くなるとどんどん乗客が増えていきます。
18時25分、無事に新潟駅に到着しました。
奥羽本線の運転打ち切りがなければ、新庄駅から1本早い代行バスに乗車し、新潟駅には16時半前に到着する予定でした。全体的に1本遅い乗り継ぎになってしまいましたが、計画段階で余裕を見ていたので、無事に帰りの「どこかにビューーン!」の新幹線に乗り継ぐことができます。
新潟駅で駅弁とビールを購入して、新幹線ホームへ。帰りはとき344号。窓側がほぼ埋まり、通路側もぽつぽつと埋まるくらいの乗車率で新潟駅を発車しました。
青春18きっぷでの鈍行旅から新幹線に乗り換えると、新幹線の速さを本当に感じます。大宮駅まではわずか1時間半強。予定どおり帰宅することができました。
ということで、「どこかにビューーン!」の行き先は新潟駅でしたが、そこから北東北まで足を延ばして、北東北のローカル線で「雪見鉄」を満喫してきたのでした。
「どこかにビューーン!」+青春18きっぷの旅、計画には余裕と柔軟性を!
ここまでご紹介したように、「どこかにビューーン!」+青春18きっぷでの旅を実践してみました。大雪の影響が残る北東北を中心に旅をしましたが、3日目以外はほぼ予定どおりとなりました。
「どこかにビューーン!」と青春18きっぷの組み合わせは、安い費用で首都圏から遠いエリアでの青春18きっぷの旅を楽しめます。乗り鉄に慣れている方なら、行き先が決まったら、そこからご自分で好みの路線や列車を組み込んだ計画を作ることも難しくはないでしょう。
とはいえ、いくつか注意も必要です。今回、計画作成時に意識した点を紹介します。
「どこかにビューーン!」の列車は変更不可! 余裕をもった行程を!
最も気をつけたいのが、「どこかにビューーン!」で指定された列車を変更することは一切できない という点です。
行き(往路)の新幹線は問題ないと思いますが、気をつけたいのか帰り(復路)です。
「どこかにビューーン!」の行先駅から青春18きっぷで旅をして、帰りの新幹線の発車時刻までに戻ってくる必要があります。もちろん、新幹線の時間までに戻れるように計画を作成しますが、実際にはさまざまなトラブルで列車が遅れることがあります。
今回のように冬の青春18きっぷシーズンでは、大雪や日本海側の強風、高波などで、一時的に運転を見合わせることがよくあります。また、夏の青春18きっぷの時期には、ゲリラ豪雨のような大雨や台風の可能性もあります。
列車の運休や遅れなどで、「どこかにビューーン!」の帰りの新幹線に間にあわなかったとしても、新幹線を変更することはできません。払い戻し(キャンセル)をしてもポイントは戻ってきません。万が一、乗り遅れてしまったら、後続の新幹線のきっぷを別途購入する必要があります。これでは、せっかくお得な「どこかにビューーン!」も台無しです。
そのため、「どこかにビューーン!」+青春18きっぷの旅を計画する場合には、行程になるべく余裕を持たせておきましょう。また、万が一、普通列車の乗り継ぎで、帰りの新幹線に間にあわない状況になってしまったら、特急列車などで「ワープ」をすることも考えておきましょう。
上で紹介したように、今回、3日目の奥羽本線の新庄行き普通列車が運転打ち切り、タクシーによる代行輸送となってしまい、全体的に1本後の乗り継ぎになりました。それでも、余裕を見た行程にしておいたおかげで事なきを得ました。
青春18きっぷ旅のルートは新幹線沿い・特急列車の走る路線に
青春18きっぷの旅で列車が遅れてしまったときに活用したいのが、並行する新幹線や、その路線を走る特急列車での「ワープ」です。
いざというときに「ワープ」を利用できるように、青春18きっぷ旅のルートに、なるべく新幹線沿いの路線(東北本線や上越線)や、特急列車が走る路線(羽越本線、常磐線など)を優先して組み込むようにしましょう。
青春18きっぷの旅で「ワープ」を活用できる路線については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
帰りの「どこかにビューーン!」の新幹線を放棄する案も
列車の遅れや運休などで、帰りの「どこかにビューーン!」の新幹線にどうしても間にあわなくなってしまったら、「どこかにビューーン!」で指定された新幹線を放棄して帰宅する方法 も検討しましょう。
帰りの新幹線に間にあう可能性がないのに、無理に「どこかにビューーン!」の行先駅に戻ったとしても、結局、自腹で新幹線のきっぷを買うしかありません。それならば、今いる駅から自宅へと直接帰るルートも検討しましょう。
今回の「どこかにビューーン!」+青春18きっぷの旅でも、3日目の奥羽本線(横手→新庄)や羽越本線(余目→新潟)が長時間の運転見合わせとなった場合には、3日目のスタート地となる北上駅から東京の自宅へ直接帰るルートも検討しておきました。
東北本線をひたすら乗り継げば青春18きっぷだけでも当日中に帰れますし、途中、東北新幹線や常磐線特急で「ワープ」すれば時間的な余裕もできます。
もし、「どこかにビューーン!」の帰りの新幹線を放棄する場合には、その新幹線の発車時刻の直前に「えきねっと」からキャンセル(払い戻し)をしておきましょう。払い戻し手数料が、「どこかにビューーン!」のポイント数(片道3,000ポイント)と同じなのでポイントは返ってきませんが、新幹線の座席を空けることで、別の人が乗れるようになります。
以上、『「どこかにビューーン!」と青春18きっぷの組み合わせでお得にローカル線の旅を楽しもう! 新潟駅から北東北への青春18きっぷ旅実践!』でした。新幹線に乗れる「どこかにビューーン!」と、ローカル線にお得に乗れる青春18きっぷは相性バッチリ! 「どこかにビューーン!」を上手に活用して、青春18きっぷ旅をお得に楽しみましょう。
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