青春18きっぷで旅行をしてきたけど1日分余ってしまった。そんなときには、週末の日帰り旅行に利用してみましょう。日帰りでも、乗り鉄と観光の両方を存分に楽しむことができます。この記事では、首都圏発の青春18きっぷ日帰り旅のおすすめルートを紹介します。
青春18きっぷで旅行をしてきたけど1日分余ってしまった。そんなときには、週末の日帰り旅行に利用してみましょう。日帰りでも、乗り鉄と観光の両方を存分に楽しむことができます。この記事では、首都圏発の青春18きっぷ日帰り旅のおすすめルートを紹介します。
青春18きっぷが1日分余ってしまったら日帰り旅に使いましょう!
青春18きっぷは1枚のきっぷで5回分(5日分)利用できます。春・夏・冬の3シーズン発売されますが、各シーズンで使い切らなければならず、余った分を翌シーズンに繰り越して使うことはできません。
「青春18きっぷで旅行をしてきたけど、1日分余ってしまった」ということが良くあります。特に、利用期間が短い冬シーズン(利用期間32日)や、社会人にとってまとまった休みがとりにくい春シーズン(利用期間41日)は、余ってしまうことがあります。
そんなときは、日帰り旅行に利用してみましょう。
このカテゴリでは、東京(首都圏)発の、青春18きっぷ日帰り旅のおすすめルートをご紹介します。いずれも、筆者が青春18きっぷで日帰り旅を実践したことがあり、自信をもっておすすめできます。
シーズン別 おすすめ日帰り旅ルート
本記事では、方面別におすすめルートを紹介しますが、季節にあったエリアを旅するのも良いものです。本記事で紹介する日帰りルートの季節ごとのおすすめを以下の表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめ季節 | 路線 | おすすめルート | 主な見どころ |
---|---|---|---|
春 | 中央本線 |
山梨 桜と温泉巡り旅 |
甚六桜 ほったらかし温泉 石和温泉 |
吾妻線 信越本線 |
群馬・長野 山と温泉巡り旅 |
草津温泉 小野上温泉 浅間山 |
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常磐線 |
常磐線 水戸日帰り旅 |
偕楽園 観梅 水戸城跡 |
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内房線 外房線 |
房総半島横断日帰り旅 |
小湊鉄道 いすみ鉄道 |
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両毛線 |
両毛線日帰り旅 |
両毛線 わたらせ渓谷鉄道 |
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夏 | 小海線 |
小海線日帰り旅 |
高原の車窓 |
上越線 |
上越線日帰り旅 |
谷川岳ロープウェイ 土合駅 SLぐんまみなかみ |
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信越本線 |
横川鉄道遺産の旅 |
SLぐんまよこかわ 碓氷峠鉄道文化むら アプトの道 (旧信越本線線路跡) |
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内房線 外房線 横須賀線 |
東京湾一周日帰り旅 |
東京湾フェリー 鋸山 |
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秋 | 日光線 |
日光線~わたらせ渓谷鐵道 周遊の旅 |
日光 わたらせ渓谷鉄道 トロッコ列車 |
水郡線 |
水郡線日帰り旅 |
袋田の滝 久慈川 |
|
冬 | 身延線 |
身延線日帰り旅 |
身延山久遠寺 富士山 富士川 |
鹿島線 |
鹿島線水郷日帰り旅 |
佐原の町 鹿島神宮 鹿島臨海鉄道 |
秋は青春18きっぷの発売はありませんが、代わりに10月に利用できる「秋の乗り放題パス」を利用してみてください。
中央本線方面
中央本線で都心から山梨・長野方面へ向かう日帰り旅ルートです。中央本線の山岳車窓に始まり、高原路線の小海線、富士川に沿う身延線など、魅力的なローカル線が多いエリアです。沿線の自然や温泉も充実しています。
夏の青春18きっぷシーズンにおすすめ! 小海線日帰り旅!
山梨県の小淵沢駅と、長野県の小諸駅を結ぶ小海線に乗車するルートです。首都圏からは、中央本線~小海線~しなの鉄道~JRバス関東~信越本線~高崎線という一周ルートになりますので、飽きることなく旅ができます。個人的には一番のおすすめルートです。
おすすめのシーズンは何と言っても夏! 日本全国のJR線で最も標高の高いところ走る小海線は、まさに高原鉄道。八ヶ岳の麓の清里や野辺山は、夏になると大勢の観光客で賑わいます。
また、週末を中心に運転される観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗るのもおすすめです。青春18きっぷ+指定席券(840円)で乗車することができます。
筆者の大好きな小海線についてまとめた目次ページです。小海線の車窓や沿線の観光スポット、観光列車「HIGH RAIL 1375」などの記事を掲載しています。
小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」については、以下の記事をご覧ください。運転日やダイヤ、指定席の予約方法などの基本的な情報に加え、車内の様子などの乗車記も公開しています。
途中下車の観光スポットも充実! 富士山と富士川の車窓が美しい身延線を巡る周遊ルート!
甲府駅と富士駅を結ぶ身延線。富士山の西側を南北に走る路線で、日本三大急流の一つ、富士川に沿って走ります。そして、富士宮近辺からの富士山の車窓が素晴らしい路線でもあります。
途中下車して観光したいのが、身延駅から路線バスで10分ほどの身延山です。久遠寺というお寺の境内になっている山ですが、身延山ロープウェイを利用すれば、あっという間に山頂へ行くこともできます。山頂からの景色はまさに絶景! 晴れた日に立ち寄りたいスポットです。
そんな身延線に、東京から、中央本線~身延線~東海道本線と周遊する青春18きっぷ日帰りルートです。乗車距離が長めですし、途中下車しての観光もおすすめですので、早めに出発したいですね。
春におすすめ! 山梨の桜と温泉を巡る日帰り旅!
中央本線沿線の桜やお花の名所を巡りつつ、日帰り温泉も楽しんでしまおうという欲張りな日帰りルートです。
中央本線沿いの山梨県東部(甲府駅よりも東京寄り)には、勝沼ぶどう郷の「甚六桜」や石和温泉の「さくら温泉通り」などをはじめ、笛吹川フルーツ公園(最寄り駅は山梨市駅)の桜やお花畑など、桜やお花の名所が多くあります。また、ソメイヨシノが満開の時期には、山梨市周辺の桃の花も満開! 桜とあいまって、街がピンク色に染まります。
そして、桜と一緒に楽しみたいのが日帰り温泉です。笛吹川フルーツ公園の少し上にある「ほったらかし温泉」は、広々とした露天風呂から富士山や甲府盆地を一望できる絶景温泉!
石和温泉の温泉街にも、日帰り入浴を受け付けている温泉宿が多数あり、さくら温泉通りの散策とあわせて、源泉かけ流しの温泉を楽しめます。
青春18きっぷでの旅としては、都心から中央本線を往復するだけの単純なルート。その分、移動にかかる時間が少ないので、現地での観光や温泉に時間をとることができます。春の青春18きっぷで、桜とお花の時期におすすめしたいルートです。
高崎線・上越線方面
都心から高崎線で群馬方面へアクセスし、上越線で北上するルートや、吾妻線・信越本線などで西へ向かうルートなどが選択できるエリア。山と温泉に恵まれていて、途中下車の楽しみもたっぷりあります。
SLに温泉、トンネル駅、谷川岳ロープウェイなど見どころ盛りだくさん! 上越線日帰り旅!
首都圏から高崎線で高崎へ、高崎から上越線に乗り換えて、水上まで往復するルートです。
このルートのポイントは、沿線にさまざまな観光スポットがあることです。
水上といえば温泉地ですので、日帰り入浴を楽しむのも良いでしょう。さらに、高崎~水上間には「SLぐんまみなかみ号」が、観光シーズンの週末を中心に運転されています。普通電車の旅に飽きたら、SLに乗車してみましょう。(事前に指定席券を購入しておく必要があります)
水上駅前から路線バスで谷川岳ロープウェイの土合口駅にアクセスし、ロープウェイで天神平へ行くこともできます。天神平は標高1,319メートル。平地が猛暑でも、天神平では風がさわやかですので、避暑にも最適。もちろん、周囲の山々を見渡せ、眺望も抜群です。
さらに、水上から少し足を延ばせば、トンネル駅で有名な土合駅があります。トンネル駅の中の空気はひんやり。こちらも避暑にはもってこいです。
詳しいルートや観光スポットについては、以下の記事をご覧ください。
高崎~水上を走る「SLぐんまみなかみ」については、以下の記事で詳しく紹介しています。運転日は限られますが、日程があえばぜひ利用してみましょう。青春18きっぷ+指定席券で乗車できます。
山の車窓と温泉を満喫! 充実の日帰り旅ができる群馬・長野 山の絶景ルート!
鉄道と路線バスを組み合わせて、群馬県の北西部と長野県の東部を巡るルートです。高崎駅から、信越本線とジェイアールバス関東の路線バスで軽井沢駅へ出て、西武観光バスで浅間山の中腹を通って万座・鹿沢口駅へ。帰りは吾妻線で高崎へと戻るルートです。
このエリアの車窓といえば、ずばり「山」! 信越本線(高崎~横川)では群馬らしいギザギザとした山並みが、軽井沢駅と万座・鹿沢口駅を結ぶ路線バスからは、名峰 浅間山を望むことができます。
そして、もう一つのお楽しみが、吾妻線沿いに点在する温泉! 温泉大国ぐんまの、温泉が集中しているエリアです。草津温泉はもちろんのこと、駅から徒歩でアクセスできる「王湯」(川原湯温泉)、「ハタの湯」(小野上温泉)など、列車の旅でも気軽に立ち寄ることができる日帰り温泉がたくさんあります。
青春18きっぷ以外に、バスの運賃がそれなりにかかりますが、山の車窓と温泉を満喫できる、充実の日帰りルートです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「SLぐんまよこかわ」と鉄道遺産の宝庫「横川駅」を満喫する日帰り旅
高崎駅から信越本線で横川駅を訪ねる日帰りルートです。信越本線の高崎~横川間では、観光シーズンの週末を中心に「EL/SLぐんまよこかわ」が運転されていますので、SL列車の乗車と、鉄道遺産がたくさんある横川駅を満喫しようという青春18きっぷ日帰り旅です。
横川駅周辺には、かつての碓氷峠越え(横軽: 横川~軽井沢)を走っていた電気機関車や車両たちが展示されている「碓氷峠鉄道文化むら」、旧信越本線の線路跡を遊歩道として整備した「アプトの道」、旧信越本線の線路を一部利用して運転されているトロッコ列車「トロッコ列車ライン」など、鉄道ファンには見どころが多いです。
都心からであれば片道約3時間。朝早く出れば、横川駅周辺での観光や散策に多くの時間を割くことができます。SL列車に乗って、鉄道遺産を観光に行く横川駅への往復ルート。「EL/SLぐんまよこかわ」の運転日にあわせて実践してみてください。
「EL/SLぐんまよこかわ」の概要や運転日、乗車記については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
東北本線(宇都宮線)方面
都心から東北本線(宇都宮線)でアクセスし、日光線、両毛線などへ乗り継ぐコース。わたらせ渓谷鉄道など車窓の素晴らしいローカル線も魅力的です。
日光観光と渡良瀬川の渓谷美を満喫! 路線バスでつなぐ 日光線~わたらせ渓谷鐵道 周遊ルート!
日光の観光と、渓谷美が美しい渡良瀬川の車窓、両方を楽しんでしまうルートです。
JR日光線とわたらせ渓谷鐡道は、いずれも行き止まり路線。鉄道だけで旅をしようとすると、同じ路線を戻ってくるしかありません。
ところが、「日光市営バス 足尾線」を利用すると、JR日光駅・東武日光駅と、わたらせ渓谷鉄道の間藤駅・足尾駅・通洞駅の間を路線バスで移動できてしまうのです。
この路線バスを活用すれば、日光の観光と、わたらせ渓谷鐡道の車窓、両方を満喫できるのです。
わたらせ渓谷鐵道は、渡良瀬川に沿って敷かれた鉄道で、大半の区間で車窓から渡良瀬川を眺めることができます。
週末を中心に、トロッコ列車「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」も運転されています。天気が良ければ、窓のないトロッコ車両から、爽やかな風を浴びながら、渡良瀬川の渓谷美を楽しむことができます。
観光にも乗り鉄、乗りつぶしにも使える周遊ルートです。
わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車「トロッコわっしー号」については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
途中下車して街散策が楽しい! 両毛線日帰り旅
栃木県の小山駅と群馬県の新前橋駅を結ぶ両毛線の沿線には、栃木、佐野、足利、桐生などの町があります。駅から徒歩圏内に史跡や観光スポットが多く、途中下車しての散策が楽しい路線です。
佐野駅から徒歩15分のところには「佐野厄除大師」があります。厄年の方もそうでないかたも、佐野厄除大師に参拝するとよいでしょう。参拝後は、佐野の街中にたくさんある佐野ラーメンのお店でラーメンを食べるのがおすすめです。
足利駅から10分くらいのところには、日本最古の学校と言われる「足利学校」があります。学生の講義や学習、学校行事などに利用された「方丈」など、内部を見学できる建物もあり、当時の学校の様子を垣間見ることができます。
また、足利学校のすぐ近くには本堂が国宝に指定されている「鑁阿寺」があります。その他にも、森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」で歌われている渡良瀬橋も徒歩圏内です。
両毛線日帰りルートについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
常磐線方面
長距離を走る普通列車が多く、青春18きっぷで旅がしやすいのが常磐線方面です。常磐線から水郡線や磐越東線に乗り継ぐルートもあり、茨城・福島両県の魅力的なローカル線の旅を満喫できます。
久慈川の清流を眺めながら袋田の滝へ! 水郡線日帰り旅!
茨城県の水戸駅と福島県の郡山駅を結ぶローカル線が水郡線です。
首都圏からの日帰り旅でしたら、常磐線で水戸駅まで行き、水戸駅から水郡線に乗車。日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」を訪ねるのがよいでしょう。
「奥久慈清流ライン」の愛称のとおり、途中区間では久慈川に沿って進みます。水戸方面から乗車すると、途中の山方宿(やまがたじゅく)駅を出たあたりから、車窓に久慈川を眺めることができます。
そして、袋田駅で下車。駅から路線バス(またはタクシー・徒歩)で、袋田の滝を見に行きましょう。袋田の滝は、華厳の滝、那智の滝と並んで「日本三大名瀑」の一つとなっています。4段になった滝からみずが滑り落ちるように流れる、美しい滝です。
このルートのおすすめは紅葉シーズンです。水郡線沿線の山々が紅葉に染まりますし、袋田の滝も紅葉の名所です。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
袋田の滝については、以下の記事をご覧ください。袋田駅からのアクセスも紹介しています。
常磐線で水戸駅へ! 水戸駅周辺で観光・散策!
常磐線の水戸駅は、都心から普通列車で約2時間。青春18きっぷでの旅にちょうどよい距離です。そこで、水戸駅まで青春18きっぷで行き、水戸駅周辺を散策する日帰り旅を紹介します。
水戸といえば日本三大庭園の「偕楽園」。毎年2~3月には梅の花が咲く「東西梅林」が有名です。梅が見ごろになる3月上旬は、ちょうど春の青春18きっぷシーズン。日帰りで観梅に行くのがおすすです。
偕楽園の観梅については、以下の記事でアクセス、混雑状況など紹介していますので、ぜひご覧ください。
偕楽園以外にも、水戸駅周辺には史跡がたくさんあります。おすすめは、水戸駅の北側の台地の上にある水戸城跡です。
水戸城三の丸には、偕楽園と同じく水戸藩第九代藩主 徳川斉昭によって創立された旧水戸藩の藩校「弘道館」があります。主要な建物の中を見学できますし、偕楽園と同じく梅が植えられていますので、梅の時期は観梅も楽しめます。
水戸城跡には当時の建築物はあまり残っていないのですが、ここ数年で、水戸城大手門と二の丸角櫓が復元されました。弘道館のすぐ近くには、上の写真のような立派な大手門が復元されています。
これら以外にも、水戸駅へと戻る途中に、水戸城跡のさまざまな史跡が点在していますので、散策しながら観光をすることができます。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
総武本線・内房線・外房線方面
房総半島を一周する内房線~外房線をはじめ、半島中央部を横断する小湊鉄道~いすみ鉄道など、都心から近いにもかかわらず車窓の良いローカル線が多いエリアです。
房総半島横断ディーゼルカーの旅! 小湊鉄道・いすみ鉄道へ!
首都圏近郊でローカル線の雰囲気を味わいたいのなら、房総半島の中ほどを東西に横断する小湊鉄道・いすみ鉄道の旅がおすすめです。
小湊鉄道もいすみ鉄道も、青春18きっぷでは乗車できないのですが、小湊鉄道の起点、五井駅はJR内房線の駅ですし、いすみ鉄道の起点、大原駅はJR外房線の駅です。そのため、小湊鉄道、いすみ鉄道までのアクセスに青春18きっぷを活用することができます。
このルートの特徴は、何と言っても東京近郊でディーゼルカーが走るローカル線に乗車できることでしょう。特に、小湊鉄道の車両は古く、製造から50年以上も走っている気動車(ディーゼルカー)に乗ることができます。昔ながらの汽車旅を味わうことができるでしょう。
詳しくは、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、小湊鉄道では、週末を中心にトロッコ列車「房総里山トロッコ号」が運転されています。窓のない車両で、風を感じながら、里山や田園風景の中を旅することができる列車です。以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
房総半島・東京湾一周! 東京湾フェリーにも乗れる日帰り周遊ルート!
房総半島と東京湾、ともに一周してしまおうという、日帰りにしてはちょっと贅沢なルートです。
ポイントは、神奈川県の久里浜港と、千葉県の金谷港を結ぶ「東京湾フェリー」をルートに含むことです。久里浜へは東京から横須賀線で、金谷へは千葉から内房線でアクセスできます。
東京湾フェリーは、東京湾の入口、浦賀水道を横切るフェリーで、東京湾に出入りする世界各国のさまざまな船舶を眺めることができます。
また、金谷港からは、徒歩で鋸山ロープウェイの駅にアクセスでき、鋸山の観光を楽しむことができます。標高は高くないですが、東京湾のすぐ近くに立つ山なので、山頂からの眺めは抜群です。
鉄道での移動に加えて、東京湾フェリー、鋸山の観光なども楽しめる、おすすめのルートです。
東京湾フェリーについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
東京湾フェリーの金谷港、JR内房線の浜金谷駅から徒歩でアクセスできる「鋸山」については、以下の記事をご覧ください。
大河と湖沼を車窓から満喫! 途中下車しての散策も楽しい鹿島線~鹿島臨海鉄道 水郷ルート!
鹿島線(香取~鹿島サッカースタジアム)と鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線(鹿島サッカースタジアム~水戸)を結ぶ「水郷ルート」。日本一の大河、利根川の河口域にあたるうえ、霞ヶ浦、北浦等の湖沼も多く点在する水郷地帯です。
高架を走る鹿島線は、川幅のすごく広い利根川など、大小さまざまな川を渡りますので、水郷地帯の車窓を一望できます。
鹿島線の列車の起点駅、佐原駅は、水郷の町「佐原」の玄関口。駅から徒歩で、小野川両岸に残る古い街並みを散策できます。また、鹿島神宮駅からは徒歩10分ほどで鹿島神宮へアクセスできますので、乗り換えの際に途中下車して、参拝することをおすすめします。
鹿島神宮~水戸間は、第三セクターの鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線が走ります。青春18きっぷでは乗れませんので、別途、乗車券が必要です。
車窓は長閑なローカル線といった感じ。途中、北浦という湖を眺めることができます。
途中、大洗駅は、アニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地。海水浴場「大洗サンビーチ」も近く、途中下車して散策するのにも適しています。
これらの2つの路線をメインに、総武線快速~成田線~鹿島線~鹿島臨海鉄道~常磐線と巡る周遊ルートです。都心から日帰りでも、途中下車して散策を楽しめる距離ですので、気軽な日帰り旅におすすめです。
【番外編】日帰りで旅情を味わえるディーゼルカーの旅
番外編として、首都圏から青春18きっぷ利用の日帰りで乗りに行ける非電化路線を紹介します。日帰り旅でも、ディーゼルカーのエンジン音を聞くと、旅情が一気にアップします。
久留里線は、千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶローカル線です。木更津周辺は通勤通学路線として活躍していますが、末端部の久留里~上総亀山間は列車の本数が少なく、首都圏にありながらローカル線の様相を呈しています。
起点となる木更津駅までは東京駅から快速列車で乗り換えなし。手軽に訪れることができて、旅情を味わうことができる路線です。
東京に近い非電化路線としては、八高線も忘れてはいけません。八高線は八王子~高崎間を結ぶ路線ですが、北側の高麗川~高崎間は非電化路線となっていて、キハ110系というディーゼルカーが走っています。
首都圏から高崎駅へは高崎線利用が一般的ですが、片道で八高線を利用すれば、一気に旅情がアップします。
首都圏から青春18きっぷ日帰りで乗りに行ける非電化路線については、以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
以上、 青春18きっぷおすすめ日帰り旅のルート紹介でした。日帰りで行けるところにも、魅力的な路線や、楽しめる観光スポットが多くあります。青春18きっぷが1日分余ってしまった場合はもちろんのこと、最初から日帰り旅として出かけるのもおすすめです。
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