「JRフリーパス」は、旅行会社が発売する北海道方面への旅行商品にオプションで付けられる専用のきっぷです。JR北海道が発売するフリーきっぷよりもお得で、特急列車の指定席にも乗車できる使い勝手の良いきっぷです。北海道外から北海道へ鉄道旅行・乗り鉄に行く場合にはぜひ利用しましょう!
この記事では、北海道方面への旅行商品専用に設定されている「JRフリーパス」についてまとめて紹介します。「JRフリーパス」付きの旅行商品を購入できる旅行会社も紹介します。
北海道方面への旅行商品にオプションで付けられる「JRフリーパス」
「JRフリーパス」は、北海道方面への旅行商品専用で設定されているきっぷです。たいていは、北海道外から北海道への交通機関(フライトまたは北海道新幹線)と宿泊がセットになった旅行商品に、オプションなどで付けることができます。旅行商品専用のきっぷですので、「JRフリーパス」単体で購入することはできません。
その「JRフリーパス」ですが、以下のような特徴があります。
- JR北海道が発売するフリーきっぷとほぼ同等のものに加えて、JR北海道では設定のないエリアのフリーきっぷもある
- 有効期間を選択できるきっぷが多い
- 特急列車の指定席に乗り放題のきっぷも多い(JR北海道のフリーきっぷは指定席の回数限定が多い)
旅行各社のダイナミックパッケージのような、発地~北海道の往復の交通機関+道内での宿泊というシンプルなプランに、「JRフリーパス」を付ければ、ほぼ自由に旅程を組み立てることができます。
フリーエリアが広く特急列車に乗り放題の「JRフリーパス」
道央エリア、道南エリア、道東エリア、そして北海道全体といった広いフリーエリアをもち、特急列車にも乗り放題のJRフリーパスのラインナップは以下の表のとおりです。設定の有無や、有効期間、価格などは、旅行会社で異なる場合もありますのでご注意ください。
きっぷ名 | フリーエリア | 利用日数 | 価格(大人) |
---|---|---|---|
道南フリーパス |
道央~道南 エリア 札幌、函館、 ニセコ等 |
2~5日間 |
12,500円~ 16,400円 |
道央フリーパス |
道央エリア 札幌、旭川、 富良野、帯広 |
2~5日間 |
11,800円~ 15,100円 |
道東フリーパス |
道央~道東 エリア |
3~5日間 |
15,500円~ 17,700円 |
北海道フリーパス |
JR北海道 在来線全線 |
3~5日間 |
22,000円~ 24,200円 |
※価格はJTB「旅の過ごし方」のオプションで付けられるJRフリーパスのプランの価格を示しています。旅行会社によって、若干(数百円)価格は異なります。
札幌~函館の観光に便利! 「道南フリーパス」
「道南フリーパス」は、道央~道南エリア(札幌、函館、ニセコなど)が2~4日間乗り放題となるフリーパスです。
- きっぷ名: 道南フリーパス
- 有効期間: 2~5日間
- 価格: 12,500円~16,400円
- フリーエリア: 函館本線(札幌~函館)、千歳線・室蘭本線など(下図参照)
- 主な特急列車: 北斗、すずらん
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 新千歳空港、札幌駅、小樽駅、洞爺駅、登別駅、苫小牧駅、函館駅
「道南フリーパス」は、道央~道南がフリーエリアとなるフリーパスです。札幌~函館の移動はもちろん、登別、室蘭、洞爺などの観光や、函館本線(山線)の乗車や、小樽、余市、ニセコの観光にも向いているフリーパスです。
札幌駅から主な観光地への正規料金は以下のとおりです。特急列車は普通車指定席利用です。
- 札幌~登別: 4,780円(すずらん、北斗)
- 札幌~室蘭: 5,220円(すずらん)
- 札幌~洞爺: 6,360円(北斗)
- 札幌~長万部: 7,460円(北斗)
- 札幌~函館: 9,440円(北斗)
- 札幌~ニセコ: 2,420円(普通列車)
「道南フリーパス」は、札幌~函館の往復はもちろん、洞爺や長万部まで往復すれば十分に元が取れます。登別、室蘭、洞爺あたりは特急列車の本数も多く、鉄道で移動しやすい観光地ですので、「道南フリーパス」が効果を発揮しそうです。
JR北海道が直接発売するフリーきっぷには、「道南フリーパス」に相当するものはありませんので、その意味でも利用価値の高いフリーパスになっています。
旭川・富良野・帯広への観光に便利な「道央フリーパス」
「道央フリーパス」は、道央エリア(札幌、旭川、富良野・美瑛、帯広など)が2~4日間乗り放題となるフリーパスです。
- きっぷ名: 道央フリーパス
- 有効期間: 2~5日間
- 価格: 11,800円~15,100円
- フリーエリア: 函館本線(ニセコ~札幌~旭川)、根室本線(滝川~富良野~帯広)、石勝線、富良野線など(下図参照)
- 主な特急列車: ライラック・カムイ(札幌~旭川)、おおぞら・とかち(札幌~帯広)
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 新千歳空港、札幌駅、小樽駅、富良野駅、旭川駅、帯広駅
「道央フリーパス」は、旭川、富良野・美瑛、帯広方面への観光に便利です。「道央フリーパス」のフリーエリア内の、札幌駅から主要駅までの正規料金は以下のとおりです。特急列車は普通車指定席利用です。
- 札幌~旭川: 5,220円(ライラック・カムイ)
- 札幌~富良野: 6,430円(ライラック・カムイ、旭川経由)
- 札幌~帯広: 7,790円(おおぞら・とかち)
札幌や新千歳空港から富良野・美瑛エリアの観光であれば、JR北海道が発売する「ふらの・びえいフリーきっぷ」(4日間有効、7,400円)があります。ただし、利用できる期間がゴールデンウィークから10月上旬に限られているため、それ以外の時期は利用できません。また、帯広はフリーエリア外となっています。
「道央フリーパス」は、旭川、富良野・美瑛エリア、帯広エリアを周遊する旅に向いているフリーパスです。JR北海道が直接発売するフリーきっぷでは、「道央フリーパス」に相当するものはありませんので、貴重なフリーパスでもあります。
札幌から道東方面への周遊の旅に便利!「道東フリーパス」
「道東フリーパス」は、道央~道東の広い範囲(札幌、旭川、富良野・美瑛、釧路、根室、網走)が3~5日間乗り放題となるフリーパスです。
- きっぷ名: 道東フリーパス
- 有効期間: 3~5日間
- 価格: 15,500円~17,700円
- フリーエリア: 函館本線・石北本線(小樽~札幌~旭川~網走)、石勝線・根室本線(札幌~帯広~釧路~根室)、釧網本線(釧路~網走)など(下図参照)
- 主な特急列車: ライラック・カムイ(札幌~旭川)、オホーツク・大雪(札幌・旭川~網走)、おおぞら・とかち(札幌~釧路)
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 新千歳空港、札幌駅、小樽駅、富良野駅、旭川駅、帯広駅、釧路駅、網走駅
「道東フリーパス」は、道央~道東エリアのとても広い範囲がフリーエリアとなっています。札幌駅から主要駅への正規料金は以下のとおりです。
- 札幌~網走: 10,540円(オホーツク)
- 札幌~帯広: 7,790円(おおぞら・とかち)
- 札幌~釧路: 9,990円(おおぞら)
「道東フリーパス」は、札幌から釧路や網走を往復するだけで十分お得になりますが、網走、釧路、根室など道東エリアへの周遊に向いているきっぷです。例えば、札幌~網走~釧路~札幌という釧網本線経由の周遊ルートが作れます。周遊ルートで使えば、さらにお得になります。
「道東フリーパス」は、JR北海道が発売している「ひがし北海道フリーパス」とフリーエリアが同じです。「ひがし北海道フリーパス」は4日間有効で20,000円、普通車指定席は5回まで利用できるフリーきっぷですが、ほぼ同じ効力の「道東フリーパス」4日間用は16,600円です。
また、「ひがし北海道フリーパス」は新千歳空港でしか購入できませんが、「道東フリーパス」はフリーエリア内の主要駅で引き換えることができますので、新千歳空港だけでなく、旭川空港や釧路空港などに到着しても利用することができます。
総じて、「道東フリーパス」のほうが割安で利便性の高いきっぷに仕上がっています。
JR北海道が発売する「ひがし北海道フリーパス」については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
道南から道東・道北まで! 北海道全部がフリーエリアの「北海道フリーパス」
「北海道フリーパス」は、JR北海道の在来線全線がフリーエリアとなるフリーパスです。有効期間は3~5日間です。
- きっぷ名: 北海道フリーパス
- 有効期間: 3~5日間
- 価格: 22,000円~24,200円
- フリーエリア: JR北海道在来線全線(北海道新幹線には乗車できない)
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 新千歳空港、札幌駅、小樽駅、苫小牧駅、富良野駅、旭川駅、帯広駅、釧路駅、網走駅、稚内駅、函館駅
「北海道フリーパス」は、同名のきっぷをJR北海道が発売しています。JR北海道が発売している「北海道フリーパス」は、フリーエリアは同じで、有効期間は7日間、価格は27,430円です。指定席の利用は6回までという制限がありますが、ジェイ・アール北海道バスの一部区間にも乗車することができます。
旅行商品専用の「北海道フリーパス」(3~5日間)と、JR北海道版(7日間)は、有効期間が異なりますので、鉄道で移動する期間で使い分けるのがおすすめです。
JR北海道が発売する「北海道フリーパス」については、以下の記事にわかりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。
以上4つが、フリーエリアが広く、鉄道での周遊旅行や乗り鉄に便利なフリーパスでした。JR北海道のフリーきっぷのラインナップにない「道南フリーパス」や「道央フリーパス」、JR北海道のフリーきっぷより割安な「道東フリーパス」など、魅力的なフリーパスが多くあります。
価格をご覧いただければわかりますが、有効期間に対して、価格はそれほど変わりませんので、長い有効期間を選ぶほどお得になります。北海道のあちこちを鉄道で周遊する旅では、かなりお得に移動できることになります。
エリアを絞った観光に便利なJRフリーパス
札幌や函館、道東エリアなど、特定のエリアの観光に便利なフリーパスもラインナップされています。きっぷ名をタップすると、詳しい内容に移動します。JR北海道が発売するフリーきっぷとも比較しています。
きっぷ名 | フリーエリア | 特急列車 | 利用日数 | 価格(大人) |
---|---|---|---|---|
札幌フリーパス |
札幌近郊 | × | 1~5日間 |
3,600円~ 6,100円 |
ひがし北海道 エリアパス |
根室本線 (帯広~釧路~ 根室) 釧網本線 |
〇 | 2~3日間 |
6,500円~ 7,600円 |
はこだて旅する フリーパス |
函館本線 (函館~森) 道南いさりび鉄道 函館バス 函館市田 |
〇: 特急列車用 ×: 普通列車用 |
1~2日間 |
3,000円~ 4,100円 |
札幌・小樽・苫小牧の観光に便利!「札幌フリーパス」
「札幌フリーパス」は、札幌周辺、具体的には札幌、岩見沢、小樽、苫小牧などの観光に便利なフリーきっぷです。
- きっぷ名: 札幌フリーパス
- 有効期間: 1~5日間
- 価格: 3,600円~6,100円
- フリーエリア: 函館本線(小樽~札幌~岩見沢)、札沼線(札幌~当別)、千歳線、室蘭本線など
- 効力: 快速列車、普通列車の自由席に乗り放題
- 引換駅: 新千歳空港、札幌駅、小樽駅
「札幌フリーパス」は、札幌駅や新千歳空港を中心として、小樽、岩見沢、苫小牧までがフリーエリアとなるフリーパスです。
新千歳空港に到着したあと、札幌を中心に観光する場合に便利なフリーパスです。札幌から小樽、岩見沢、苫小牧への観光に利用できるほか、新千歳空港への往復にも利用できます。札幌に数日滞在して近隣の観光名所を巡るのに便利に使えます。ただし、特急列車には乗車できません。
JR北海道が発売しているフリーきっぷでは、「札幌フリーパス」に該当するきっぷはありません。
帯広・釧路空港からの道東の旅に便利な「ひがし北海道エリアパス」
「ひがし北海道エリアパス」は、帯広~釧路~根室、それに、釧路~網走が乗り放題となるフリーパスです。
- きっぷ名: ひがし北海道エリアパス
- 有効期間: 2~3日間
- 価格: 6,500円~7,600円
- フリーエリア: 根室本線(帯広~釧路~根室)、釧網本線(釧路~網走)
- 主な特急列車: おおぞら(帯広~釧路)
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 帯広駅、釧路駅、網走駅
「ひがし北海道エリアパス」は、帯広空港、釧路空港、女満別空港に到着したあと、道東エリアを中心に鉄道で移動をする場合に便利なフリーパスです。
釧網本線の沿線は、釧路湿原、阿寒摩周国立公園(阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、川湯温泉など)、オホーツク海など観光資源が豊富です。釧網本線は長大なローカル線で、釧路~網走間を乗りとおすと、運賃は4,070円もかかります。釧網本線沿線の観光スポットについては、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、根室本線の釧路~根室間は、通称「花咲線」と呼ばれ、荒涼とした最果ての車窓が続く路線です。北海道でないと味わえない車窓が連続します。花咲線の釧路~根室間は片道2,860円、往復すると5,720円もかかります。根室本線の車窓については、以下の乗車記をぜひご覧ください。
以上のように、「ひがし北海道エリアパス」は、魅力的なローカル線に乗りながら、沿線の観光地を巡るのにぴったりのフリーパスです。なお、JR北海道が発売するフリーきっぷで、「ひがし北海道エリアパス」に該当するきっぷはありません。
函館エリアの鉄道・バス・市電が乗り放題!「はこだて旅するフリーパス」
「はこだて旅するフリーパス」は、函館エリアの鉄道(JR線、道南いさりび鉄道)に加えて、函館バス、函館市電に乗り放題となるフリーパスです。
- きっぷ名: はこだて旅するフリーパス
- 有効期間: 1~2日間
- 価格: 3,000円~4,100円
- フリーエリア: 函館本線(函館~森)、道南いさりび鉄道、函館バス、函館市電
- 効力: 特急列車、快速列車、普通列車の普通車指定席・自由席に乗り放題
- 引換駅: 函館駅
「はこだて旅するフリーパス」の有効期間と価格は以下のとおりです。こども用は半額です。
有効期間 | 特急利用 | 価格 |
---|---|---|
1日間 | 〇 | 3,000円 |
2日間 | 〇 | 4,100円 |
2日間 | × | 3,500円 |
「はこだて旅するフリーパス」の1日間用は特急列車を利用できます。2日間用は、特急列車を利用できるものと、利用できないものがあります。「はこだて旅するフリーパス」のフリーエリア内では、特急「北斗」の函館駅、五稜郭駅、新函館北斗駅、大沼公園駅、森駅が利用できます。大沼公園や森まで足を延ばすのであれば、特急列車を利用できるほうのパスがおすすめです。
「はこだて旅するフリーパス」は、JR北海道が発売する「はこだて旅するパスポート」とほぼ同じ内容になっています。JR北海道の「はこだて旅するパスポート」は、特急列車を利用できませんが、1日間用が2,690円、2日間用が3,650円となっています。1日間用で特急列車を利用しないのであれば、JR北海道の「はこだて旅するパスポート」のほうがお得です。一方、2日間用は、今回ご紹介した旅行商品専用の「はこだて旅するフリーパス」がお得です。
JR北海道の「はこだて旅するパスポート」については、JR北海道のWebサイトをご確認ください。
「JRフリーパス」が付けられる旅行会社・商品
「JRフリーパス」は旅行会社が発売する旅行商品専用です。どの旅行会社でも「JRフリーパス」を付けられるわけではなく、旅行会社や旅行商品は決まっています。あらかじめパックツアーに組み込まれたものや、往復航空機+宿泊のツアーにオプションで付けられるものなど、その販売形態もさまざまです。
以下では、「JRフリーパス」を付けられる主な旅行会社の商品を紹介します。
旅行会社 | 主な旅行商品 | JRフリーパス |
---|---|---|
JTB |
ダイナミックパッケージ JTBMySTYLE |
旅の過ごし方 |
ANAスカイツアーズ |
北海道旅行・ツアー | JR北海道フリーきっぷ |
J-TRIP |
列車でめぐる北海道旅行! JRフリーパス付きプラン |
- |
HIS |
HIS 国内ツアー | - |
【JTB】ダイナミックパッケージ JTB My STYLE
JTBの往復交通機関+宿泊のみのツアー「ダイナミックパッケージ JTB My STYLE」では、オプションとして「JRフリーパス」を付けることができます。上の方で紹介したすべてのJRフリーパスを選んで付けることができます。
「ダイナミックパッケージ JTB My STYLE」は、往復交通機関+最低1泊の宿泊をセットにしたパッケージです。宿泊は最低1泊のみ付ければよいため、1泊5日といったような行程も可能です。どうしても宿泊したいホテルや旅館がある場合や、自分で手配して安く済ませたい場合などに便利です。
「ダイナミックパッケージ JTB My STYLE」は、以下のリンクから購入することができます。
また、JRフリーパスのオプションは、「旅の過ごし方」から検索することができます。以下のリンクから「旅の過ごし方」のページに移動し、目的地から「北海道」「〇〇エリア」を選択すると、そのエリアで利用できるJRフリーパスの一覧を見ることができます。
【スカイツアーズ】北海道旅行・ツアー
ANA専門の旅行予約サイト「スカイツアーズ」の北海道方面へのツアーでも「JRフリーパス」を付けることができます。
往復のANA便(共同運行のAIRDO便も選択可能)+宿泊がセットになったツアーです。泊数分のホテルを選ぶ必要がありますが、リーズナブルなホテルが多くラインナップされていますし、ホテルのエリアも日毎に自由に選べます。
「JRフリーパス」の申し込み方法は以下のとおりです。
- ツアー予約画面の<通信欄>に希望券種を記入する
- ツアー予約後に<マイホリデー予約センター>へ電話等で申し込む
「JRフリーパス」の申し込みは、ツアー出発日の7日前までとなっていますので、忘れないようにしましょう。
スカイツアーズ 北海道旅行・ツアーについては、以下のリンクからご覧ください。
ツアーにオプションで付けられる「JRフリーパス」については、以下のページから一覧を見ることができます。
【J-TRIP】列車でめぐる北海道旅行!JRフリーパス付きプラン
JALのフライト付きのツアーを販売する「J-TRIP」では、JRフリーパス付きのプランを提供しています。北海道内のエリアごとに、以下のプランがあります。
- 全道周遊フリープラン(北海道フリーパス付き)
- 札幌・小樽フリープラン(札幌フリーパス付き)
- 道央周遊フリープラン(道央フリーパス付き)
- 道南周遊フリープラン(道南フリーパス付き)
- 道東周遊フリープラン(道東フリーパス付き)
フリープランは、そのエリア内のホテルを自由に選ぶことができますので、実質的には自由に旅程を組み立てることができます。
J-TRIPの「列車でめぐる北海道旅行!JRフリーパス付きプラン」については、以下のリンクからご覧いただけます。
J-TRIP
列車でめぐる北海道旅行!JRフリーパス付きプラン
【HIS】JRフリーパス付き国内ツアー
HISの北海道方面へのツアーには、JRフリーパス付きのツアーがラインナップされています。ざっと見てみたところ、以下のようなツアーがあります。(2024年3月下旬時点、首都圏発・航空機で北海道往復での情報です)
- 道東方面へのツアー(道東フリーパス付き)
- 函館へのツアー(はこだて旅するフリーパス付き)
「国内ツアー」から北海道方面へのツアーを検索し、さらに詳細条件でのキーワードで「フリーパス」と入力して検索すると、JRフリーパス付きのツアーが表示されます。
HISのJRフリーパス付き国内ツアーについては、以下のHISのWebサイトからご覧ください。
鉄道旅行・乗り鉄での旅行商品+「JRフリーパス」のメリット
旅慣れた方は、ツアーなどを利用せず、自ら交通機関とホテルを手配して、自由に旅程を組まれる方が多いのではないかと思います。鉄道旅行、それも、乗ることを中心として乗り鉄の場合はなおさらです。
それでも、旅行商品+「JRフリーパス」を選ぶメリットとしては、以下のようなものがあると考えます。
- ダイナミックパッケージやフリープランのような往復フライト+宿泊のツアーを選べば旅程を自由に組み立てられる
- 閑散期を中心に個別に手配するよりかなりお得になる
旅行各社が「ダイナミックパッケージ」として発売している商品は、往復フライト+宿泊のみのシンプルな商品です。宿泊も最低1泊のみでOKとする商品もあります。これに「JRフリーパス」を付けてしまえば、ほぼ自由に旅程を組み立てられることになります。
また、旅行会社のツアーは、繁忙期と閑散期で大きく価格が変わります。特に閑散期であれば、個別に手配するよりもかなりお得になります。
条件が合うのであれば、旅行商品+「JRフリーパス」での北海道の鉄道旅行・乗り鉄も検討してみることをおすすめします。
旅行商品専用「JRフリーパス」申込・利用時の注意点
JR北海道が発売するフリーきっぷよりもお得で利便性の高いものが多い旅行商品専用「JRフリーパス」ですが、旅行商品のオプションという扱いですので、申し込みや利用時にいくつか注意点があります。ここでは、利用前に知っておきたい注意点を紹介します。
北海道外から北海道への旅行商品専用のきっぷ
「JRフリーパス」は、北海道外から北海道への旅行商品専用のきっぷです。北海道内のみの旅行商品や、単体での購入はできません。
北海道外からの旅行商品は、たいてい以下のどちらかになっています。
- 北海道外~北海道の交通機関+宿泊(ダイナミックパッケージ)
- 北海道外~北海道の交通機関+宿泊+JRフリーパス(ツアー商品)
ダイナミックパッケージの場合は、オプションで「JRフリーパス」を付けられる場合が多いです。ツアー商品の場合は、あらかじめ「JRフリーパス」が組み込まれている商品が多いです。
オプションの「JRフリーパス」は事前の申し込みが必要
旅行商品のオプションとして付けられる「JRフリーパス」は、旅行商品の申し込みと同時に申込むか、旅行商品の申し込み後に追加で付ける必要があります。旅行当日、北海道に到着してから購入することはできません。
どちらの方法になるかは、旅行会社によって異なりますので、旅行商品の注意書きをよく読むようにしてください。
「JRフリーパス」は駅の「みどりの窓口」での引換が必要、営業時間に注意!
旅行商品専用の「JRフリーパス」を予約・購入すると、出発前に受け取れるのはクーポン券となります。実際に「JRフリーパス」の利用を開始するには、JR北海道の駅のみどりの窓口で、クーポン券を提示して、フリーパスを受け取る(引き換える)必要があります。
フリーパスを引き換えられる駅は、各フリーパスで決められています。また、みどりの窓口での引き換えが必要となりますが、営業時間が短い窓口もありますので注意が必要です。
JR北海道の駅のみどりの窓口の営業時間は、以下のJR北海道のWebサイトで確認することができます。
注意点をいくつか紹介しましたが、これらを理解したうえで「JRフリーパス」を活用しましょう。
以上、「【JRフリーパス】北海道方面への旅行商品専用のフリーきっぷ、JR北海道のフリーきっぷよりもお得!」でした。上手に活用すれば、ほぼ自由に旅程を組み立てられるうえでに、かなりお得に北海道へ旅行・乗り鉄に出かけることができる商品です。
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JR北海道のフリーきっぷ・割引きっぷのまとめ記事です。鉄道旅行・乗り鉄に便利なきっぷを厳選して紹介していますので、ぜひご覧ください。
当ブログでおすすめしているJR各社のお得なきっぷのトップページです。新幹線や特急列車の割引きっぷ、広範囲なフリーエリアをもつフリーきっぷなど、鉄道旅行・乗り鉄に便利なきっぷを紹介していますので、ぜひご覧ください。
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