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【青春18きっぷ活用法】少しの出費で効率的な汽車旅を実現! 青春18きっぷにプラスして新幹線・特急列車も活用しよう!

ノウハウ
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青春18きっぷで旅行をする場合、目的地が遠いと移動にかなり時間がかかってしまいます。そんなときは、全行程で青春18きっぷを利用することにこだわらず、一部区間で新幹線や特急列車を活用すると効率的に旅ができます。この記事では、青春18きっぷと合わせて、新幹線や特急列車を上手に活用して、効率的に青春18きっぷで旅をする方法を、実際に筆者が実施した具体例とともにご紹介します。

※2020.05.20更新

青春18きっぷでの長距離移動は時間がかかる!

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青春18きっぷは、1日あたり2,410円で、日本全国のJR線の普通列車・快速列車が乗り放題という安さが大きなメリットです。そのため、格安で鉄道旅行を楽しみたい層には人気のフリーきっぷとなっています。

↓青春18きっぷの最新情報などは以下のページをご覧ください。

www.kzlifelog.com

一方、青春18きっぷでは、新幹線や特急列車には乗車できないという制約がありますので、長距離の移動にはとても時間がかかります。無理に青春18きっぷだけで長距離を移動しようとすると、目的地までの移動だけで旅行が終わってしまうこともあります。

例えば、始発列車で東京駅を出発して北へ向かえば、当日中に青森駅に着くことは可能ですが、到着時刻は20時過ぎ。安く移動することがだけが目的ならば問題ないのですが、移動した先で観光やグルメを楽しんだり、その地域のローカル線に乗車したり、といったことを計画しているのならば、単なる移動時間は短いに越したことはありません。

青春18きっぷ+別の交通機関の組み合わせ

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そこで、青春18きっぷの旅でも、航空機や新幹線、高速バスなど、別の交通機関で長距離を移動することによって、現地での観光や乗り鉄の時間を確保することをおすすめします。

もちろん、青春18きっぷだけで旅をするのに比べると、交通費はかなり増えてしまいます。それでも、短い休暇を有効に活用したいのであれば、多少の出費と引き換えに、観光や乗り鉄の時間を増やしたほうが、結果的に充実した旅になるのではないかと思います。

早期割引きっぷを使えば意外とお得!? 青春18きっぷ+新幹線・特急列車

当ブログをお読みいただいている方は、鉄道好きの方が多いでしょうから、まず検討したいのは、長距離の移動に新幹線や特急列車を利用する方法です。

例えば、片道だけ新幹線を利用して一気に目的地に到着し、そこから青春18きっぷを利用開始。各地で観光やグルメを楽しみながら、普通列車を乗り継いで自宅まで戻ってくるという使い方ができます。もちろん逆でもよいですし、往復ともに新幹線や特急列車を利用してもよいでしょう

青春18きっぷの利用を前提にして、部分的に新幹線や特急列車を利用する方法としては、

  • 目的地までの片道または往復に新幹線や特急列車を利用
  • 一部区間(普通列車の本数が少ない区間、普通列車では時間がかかる区間)で新幹線や特急列車を利用

が考えられます。

以下では、それぞれの具体的な利用方法について紹介します。

目的地までの片道・往復に新幹線や特急列車を利用

最もわかりやすいのがこの使い方でしょう。個人的には、片道300㎞を超えるようなところへ行くときには、青春18きっぷだけでなく、新幹線や特急列車の利用を検討します。300㎞はあくまで目安ですが、普通列車を乗り継ぐと6時間以上かかることが多く、移動だけで1日使ってしまうためです。

東京発の場合は、

  • 東北方面: 仙台・山形より先
  • 北陸方面: 新潟より先
  • 甲信越方面: 長野・松本より先

あたりが目安でしょうか。

特に、新幹線と並行している区間では、青春18きっぷでは乗車できない第三セクターの路線を経由しなくてはならない区間 があります。第三セクターの路線に乗車することが目的ならば別ですが、そうでないなら、第三セクターの運賃を別に払うくらいなら、もう少し奮発して新幹線に乗車する ことで、貴重な時間を節約することができます。

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往路・復路のどちらかで新幹線・特急列車を利用しよう

個人的によく使うのが、片道に新幹線や特急列車を利用するパターンです。往路は新幹線で一気に目的地に、その後、青春18きっぷでの乗り鉄を楽しみながら帰宅するということが多い です。

実際に、以前、2泊3日で青森まで旅行した時には、

  • 初日は東北新幹線で一気に新青森へ
  • その後、リゾートしらかみ、きらきらうえつなどの観光列車の乗車を楽しみながら、五能線、羽越本線、上越線を経由して帰宅(青春18きっぷ3日分利用)

という旅を実行しました。青森まで青春18きっぷでアクセスしていたら、おそらく2泊3日では、この行程は不可能でしょう。

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往復ともに新幹線・特急列車を利用

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目的地が遠い場合には、往復で新幹線を利用することもあります。

例えば、2017年の夏に紀伊半島に旅行をした際には、

  • 往路・復路ともに東京~名古屋で東海道新幹線を利用
  • 青春18きっぷで紀伊半島のJR線(関西本線、参宮線、紀勢本線等)に乗車

という方法をとりました。

往復ともに新幹線を利用したことで、2泊3日の行程で、紀勢本線を全線普通列車で乗りとおしながら、伊勢神宮、紀伊勝浦や那智の滝(那智山)、潮岬などの観光もできました。

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東京~名古屋を、東海道本線の普通列車で乗り継いでいたら、片道で6時間以上はかかりますので、2泊3日の行程では単に列車に乗るだけの旅になってしまうでしょう。

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また、2019年の年末、東北~新潟で乗り鉄をしたときには、

  • 初日に秋田新幹線で一気に角館へ
  • その後、秋田内陸縦貫線~奥羽本線~観光列車「海里」~磐越西線~只見線~飯山線を青春18きっぷで旅行
  • 最終日(3日目)に長野から北陸新幹線で帰京

というルートで旅をしました。

往復ともに新幹線を利用することで、交通費はかさみますが、丸一日かけて秋田内陸縦貫線の乗り歩きを楽しんだり、この年にデビューしたばかりの「海里」に乗車したり、雪景色の只見線・飯田線を楽しんだりと、充実した旅行になりました。

新幹線や特急列車には、青春18きっぷでは乗車できないため、別途、運賃+特急料金が必要になります。出費が増えてしまうわけですが、特に長期の休みを取ることが難しい方には、移動時間短縮の効果は大きいでしょう。節約できた時間で、観光やグルメを楽しむことができれば、旅の満足度もグッと上がるはずです。

早めの計画でお得な早期割引きっぷを購入しよう!

新幹線や特急列車を利用する場合には、早めに旅行の計画を立てて、お得な早期割引きっぷを利用するようにしましょう。

例えば、JR東日本、JR北海道、JR東海のサービスとしては、

  • JR東日本・JR北海道(各新幹線・主要特急列車): えきねっとトクだ値(前日まで)、お先にトクだ値(14日前まで)
  • JR東海(東海道新幹線): EX早得(3日前まで)、EX早得21(21日前まで)、EXこだまグリーン早得(3日前まで)

などがあります。

JR東日本のお先にトクだ値では、列車・席数限定ながら、中には40%引き以上のきっぷも設定されています。詳しくは、以下の記事で紹介しています。

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また、青春18きっぷとの組み合わせでおすすめなのは、東海道新幹線の「EXこだまグリーン早得」です。こだま限定ですが、グリーン車に乗車できるうえに、普通車指定席のきっぷを普通に購入するよりもお得になるというサービスです。前述の東京~名古屋の移動には、往復ともに「EXこだまグリーン早得」を利用しました。

実際に利用した時のレポートを含めて、以下の記事で詳しく解説しています。

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これらのサービスは、インターネットでの事前予約・購入が必要ですので、早めに旅行の計画を立てて、きっぷを予約することをおすすめします

一部区間で新幹線や特急列車を利用しよう(通称:ワープ)

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普通列車の少ない区間や、普通列車ではものすごく時間がかかる区間では、一部区間だけ新幹線や特急列車を利用することを考えましょう

ローカル線では、普通列車の乗り継ぎが悪く、次の列車まで1時間以上も待たなくてはならないことがよくあります。このような区間だけを、新幹線や特急列車に乗車することで、かなりの時間短縮になることがよくあります。青春18きっぷ業界(?)では、「ワープ」 と呼ばれている方法です。

青春18きっぷの旅で新幹線に乗車しようとすると、別途、乗車する区間の乗車券+特急券が必要になります。そこで、覚えておきたいのが「特定特急券」という制度です。これは、隣接する新幹線駅間(一部区間では2駅先までの設定もあり)の自由席特急料金が割安に設定されている制度です。

「ワープ」の効果的な方法、「ワープ」を利用したい路線・線区、ワープにかかる費用(ワープする区間の新幹線や特急列車の運賃+自由席特急料金)、上記の特定特急券の制度などを以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

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LCC利用や早割でお得に遠隔地へ! 青春18きっぷ+航空機

東京から北海道や四国、九州など、鉄道では時間がかかりすぎてしまうところへ移動する場合には、青春18きっぷの旅だとしても、航空機の利用が候補になります。

最近では、LCCが就航している空港も増えていますので、1万円以下で飛行機に乗ることも普通にできてしまいます。新幹線で1万円の距離といえば、東京~名古屋・仙台・新潟くらい(300km程度)ですので、料金の点でも、これより遠方へ行くのであれば航空機の利用が合理的かもしれません。

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筆者は関東在住ですが、北海道や四国、九州などへ乗り鉄に行く際には航空機を利用します。最近では、

  • 北海道の乗り鉄のために、往復とも成田~新千歳空港でLCC(旧バニラエア、現在はPeachに統合)を利用
  • 四国の乗り鉄のために、往路は羽田→徳島、復路は高知→羽田でANAを利用

などの例があります。

↓は、上記の成田~新千歳空港間でバニラエア(現Peach)を利用したときのレポートです。

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航空機のチケットを予約する場合には、なるべく早めに予約をするのが望ましいでしょう。JALやANAといった航空会社であれば「早割」「先得」などの早期割引運賃が設定されていますし、PeachなどのLCCであれば、キャンペーンやバーゲンなどで格安の航空券が発売されることもあります。中には、東京~札幌 3,000円というチケットもあるくらいです。

LCCは安いチケットを手に入れやすいため、格安旅行の青春18きっぷとは相性が良いのです。サービスレベルは大手航空会社と比べると一段下がりますが、機材が大きく変わることはないため、移動に要する時間は変わりません。

寝ている間に移動! 青春18きっぷ+夜行高速バス

格安の移動手段といえば、高速バスを忘れてはいけません。特に、夜行高速バスは、寝ている間に現地へ移動できるため、単に料金が安いだけでなく、時間を有効活用することもできます。

かつては、青春18きっぷ+指定席券で乗車できるJRの夜行快速列車がそれなりに走っていましたが、現在残っているのは、期間限定で運転される「ムーンライトながら」のみ。そのため、鉄道だけを利用していたのでは、夜間に移動することが難しくなっています。

また、高速バスは、新幹線が走っていない中規模の都市へ直行できるのもうれしいポイントです。

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一方で、夜行高速バスが苦手な方がいらっしゃるのも事実です。乗り物酔いをする等でバス自体が苦手な方や、座席ではゆっくり眠れないという方もいるでしょう。そのような方は、無理に夜行高速バスを利用しないほうがよいと思います。いくら交通費が安く済むからといっても、翌日、寝不足のままで旅行をするのはキツイですし、旅行を楽しむこともできなくなってしまいます。

費用や時間の関係で、どうしても夜行高速バスを利用したい!という場合には、旅行先からの帰路に利用することをおすすめします。帰路では疲れていることが多いので、高速バスの座席でもしっかり眠れることが多いですし、たとえ眠れなくても、帰宅してから休むこともできます。


以上、青春18きっぷに加えて、新幹線や航空機などの交通機関を活用する方法をご紹介しました。うまく利用すれば、ちょっとの出費で効率的に移動することができますので、観光に時間を割くことができ、充実した旅行になりますよ。

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