JR各社は、旅行需要回復に向けて、格安のフリーきっぷや割引きっぷで需要喚起に努めています。旅行者としては、安いきっぷをありがたく使わせていただき、旅行需要の回復に貢献するのが良いでしょう。この記事では、2024-25年冬(~2025年2月頃)に利用できるJR各社のフリーきっぷと割引きっぷをまとめて紹介します。
※JR各社から格安のフリーきっぷ・割引きっぷが発売されたら、順次更新していきます。
- 2024-25年冬の旅行はJR各社の格安きっぷで!
- 【期間限定】JR各社注目の格安きっぷまとめ
- 【JR各社】JR全線の普通列車に3日間または5日間乗り放題!「青春18きっぷ」(冬季)
- 【JR北海道・JR東日本】JR北海道・東日本の普通列車が7日間乗り放題!「北海道&東日本パス」(冬季)
- 【JR北海道】エリアが広く特急列車に乗り放題!「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」
- 【JR東日本】北陸新幹線が30%引きの「トクだ値」など新幹線・特急の割引きっぷがお得!
- 【JR東海】「ぷらっとこだま」で東海道新幹線が割引に!
- 【JR西日本】WESTERポイントで北陸方面への旅行がお得!「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」「WESTERポイント超特典きっぷ」
- 【JR四国】JR四国全線の特急に3日間乗り放題の定番フリーきっぷ「四国フリーきっぷ」
- 【JR九州】南九州3県のJR線に3日間乗り放題!「南九州DE超回復!きっぷ」
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2024-25年冬の旅行はJR各社の格安きっぷで!
JR各社は、需要喚起のために、閑散期を中心に、通常発売しているお得なきっぷ(割引きっぷやフリーきっぷ)に加えて、期間限定の格安きっぷを発売しています。
この記事では、2024-25年冬(~2025年2月頃)に利用できる、JR各社のフリーきっぷ、割引きっぷのうち、期間限定のものも含めて、旅行や乗り鉄に便利なものをピックアップしてご紹介します。
ここで紹介するきっぷ以外にも、便利でお得なきっぷはたくさんあります。当ブログで紹介しているきっぷについては、以下のページにまとめていますので、ぜひご覧ください。
【期間限定】JR各社注目の格安きっぷまとめ
JR各社は、2024-25年冬に利用できる格安のフリーきっぷ・割引きっぷを発売しています。新幹線や特急列車にも乗車できますので、あちこち移動する周遊の旅や乗り鉄にピッタリです。ここでは、JR各社が発売している注目の格安きっぷの概要だけを記載します。きっぷ名をクリックすると、本記事の詳細情報に飛ぶことができますので、詳細はそちらでご確認下さい。
熊本・鹿児島・宮崎の3県のJR線に3日間乗り放題、九州新幹線(新玉名~鹿児島中央)や特急列車にも乗り放題となる「南九州DE超回復!きっぷ」が発売されます。
- きっぷ名: 南九州DE超回復!きっぷ
- 利用期間: 2024年10月1日~2025年3月31日
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: 熊本・鹿児島・宮崎のJR線(九州新幹線 新玉名~鹿児島中央含む)
- きっぷの効力: フリーエリア内の新幹線・特急列車(指定席3回まで)、普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題
- おねだん: 大人 15,000円 小児 6,000円
大阪・新大阪・京都~北陸新幹線の北陸エリア各駅間に、通常価格の約75%引き相当のWESTERポイントで乗車できる「WESTERポイント超特典きっぷ」が期間限定で発売されます。
- きっぷ名: WESTERポイント超特典きっぷ
- 利用期間: 2024年10月1日(火)~12月26日(木)
- 設定区間: 大阪・新大阪・京都 ⇔ 越前たけふ-糸魚川の各駅間
- 利用できる列車
- 北陸新幹線・特急「サンダーバード」
- 11:00~13:59及び19:00~21:29に発車する列車以外
- きっぷの効力: 関西エリア⇔北陸エリアが所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで移動可能
- おねだん: 所定価格の25%相当のWESTERポイント
WESTERポイントでの支払い限定で、北陸新幹線の敦賀~糸魚川間が3日間乗り放題となる「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」が発売されます。
- きっぷ名: WESTERポイント北陸新幹線フリーパス
- 利用期間: 2024年10月1日(火)~12月26日(木)
- フリー区間: 北陸新幹線 敦賀~糸魚川
- 有効期間: 3日間
- きっぷの効力
- 北陸新幹線 敦賀~糸魚川間の普通車自由席に3日間乗り放題
- 普通車指定席に6回まで乗車可能
- おねだん
- 全ポイント版: WESTERポイント 3,000ポイント
- 一部ポイント版: WESTERポイント 300ポイント+9,000円
東海道新幹線の「こだま」に安く乗車できる旅行商品です。「こだま」限定ですが、東京~名古屋が8,810円(通常期)など、割引きっぷが少ない東海道新幹線にお得に乗車できる商品です。
- きっぷ名: ぷらっとこだま
- 設定期間: 通年(繁忙期は価格が異なる)
- 設定区間: 東海道新幹線の主要駅間
- 対象列車: 「こだま」
- 発売箇所: JR東海ツアーズのWebサイト等
山陽新幹線(九州新幹線含む)に格安で乗車できる旅行商品が、日本旅行の「バリ得」とJTBの「トクトク!ひかり・こだま」です。「こだま」限定ながら、割引率は20~30%以上と、かなりお得になっています。
- きっぷ名: バリ得, トクトク!ひかり・こだま
- 設定期間: 通年(価格は半期毎に決定)
- 設定区間: 関西・中国の山陽新幹線各駅~九州の新幹線駅(小倉・博多、九州新幹線各駅)等
- 対象列車: 一部の「こだま」「ひかり」「つばめ」「さくら」
- 発売箇所: 日本旅行またはJTBのWebサイト(インターネット限定)
JR北海道・JR四国・JR九州が旅行商品のオプションや一部航空会社の機内販売向けに用意しているフリーパスのまとめです。JRが自ら発売するフリーきっぷよりもお得で効力が優れているものが多いです。
【JR各社】JR全線の普通列車に3日間または5日間乗り放題!「青春18きっぷ」(冬季)
日本全国のJR線全線の普通列車・快速列車に3日間または5日間乗り放題となる「青春18きっぷ」が、2024年12月10日~2025年1月10日に利用できます。
- きっぷ名: 青春18きっぷ(冬)
- 利用期間: 2024年12月10日(火)~2025年1月10日(金)
- 発売期間: 2024年11月26日(火)~2025年1月8日(水)
- 有効期間: 連続する3日間(3日間用)、連続する5日間(5日間用)
- 価格: 10,000円(3日間用)、12,050円(5日間用)
青春18きっぷは、2024-25年冬季から大幅に内容がリニューアルされています。もっとも大きな変更は有効期間で、これまで1枚で5回分利用できたものが、今回からは連続する3日間または5日間に変更になっています。また、新たに3日間用が発売となっています。
青春18きっぷのリニューアルについては、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
青春18きっぷの最新情報、おすすめの列車やルート、使いこなしのコツなどは、姉妹サイト「青春18きっぷナビ」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
【JR北海道・JR東日本】JR北海道・東日本の普通列車が7日間乗り放題!「北海道&東日本パス」(冬季)
- きっぷ名: 北海道&東日本パス(冬季)
- 利用期間: 2024年12月10日(火)~2025年1月10日(金)
- 発売期間: 2024年11月26日(火)~2025年1月4日(土)
- 有効期間: 連続する7日間
- 効力: JR北海道・JR東日本前線、主要な第三セクター路線の普通列車・快速列車に乗り放題
- おねだん: 大人 11,330円,小児 5,660円
JR北海道、JR東日本エリアの普通列車、快速列車に7日間乗り放題となるフリーきっぷです。青春18きっぷよりもフリーエリアは狭いですが、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道といった第三セクター路線にも乗車できるうえに、特定特急券を購入すれば北海道新幹線に乗車できるなど、北海道~本州を行き来するのに便利なきっぷです。
「北海道&東日本パス」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。青春18きっぷとどのように使い分けるとよいかについても、わかりやすく説明しています。
【JR北海道】エリアが広く特急列車に乗り放題!「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」
お手頃な価格で、フリーエリアが広いフリーきっぷとしては、道央~道東の広いエリアをカバーする「ひがし北海道フリーパス」(4日間有効, 20,000円)、道央~道北をカバーする「きた北海道フリーパス」(3日間有効, 16,200円)がおすすめです。
一方、航空機で北海道入りするなら、旅行商品に「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」のようなフリーパスをオプションで付けられる「JRフリーパス」もおすすめです。JR北海道が発売するフリーパスよりも割安だったり、JR北海道が直接発売するフリーきっぷにはないラインナップがそろっていたりと、使い勝手が良くなっています。
【期間限定】北海道新幹線が50%引き!「トクだ値スペシャル21」(2024年12月)
12月中旬~下旬に、北海道新幹線(一部、東北新幹線直通も含む)に、3週間前までの購入で乗車券+特急券の合計が50%引きになる「トクだ値スペシャル21」が設定されています。
- 商品名: 新幹線eチケット トクだ値スペシャル21
- 設定期間: 2024年12月11日~25日
- 発売期間: 乗車日の1か月前の午前10時~乗車日の21日前の23時50分まで
- 割引率: 乗車券+指定席特急券の合計が50%引き
- 対象列車: 「はやぶさ」「はやて」
- 設定区間: 北海道新幹線各駅相互間、新函館北斗⇔新青森・盛岡・仙台
- 対象設備: 普通車指定席
北海道新幹線内はもちろんのこと、盛岡駅、仙台駅発着の設定もありますので、北海道~東北の移動に利用できます。
北海道新幹線の「トクだ値スペシャル21」については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
周遊の旅におすすめ!「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」
新千歳空港から道東、道北方面へ旅行をする場合には、それぞれ「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」の利用を検討しましょう。道央~道東、道央~道北の広い範囲がフリーエリアとなり、特急列車の自由席にも乗り放題となるフリーきっぷです。
- きっぷ名: ひがし北海道フリーパス
- 利用期間: ~2025年4月4日(金)
- 有効期間: 連続する4日間
- 発売箇所: 新千歳空港駅のみ
- 効力: 道央~道東方面のフリーエリア内の特急・急行・普通列車の普通車自由席に乗車可能、指定席に5回まで乗車可能
- おねだん: おとな 20,000円, こども 10,500円,U25用 16,300円
道央~道東の広いエリアをカバーするフリーきっぷです。有効期間も4日間と長くなっています。札幌や新千歳空港から、釧路~網走~旭川と巡る周遊ルートがおすすめです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
- きっぷ名: きた北海道フリーパス
- 利用期間: ~2025年4月3日(木)
- 有効期間: 連続する3日間
- 発売箇所: 新千歳空港駅のみ
- 効力: 道央~道東方面のフリーエリア内の特急・急行・普通列車の普通車自由席に乗車可能、指定席に4回まで乗車可能
- おねだん: おとな 16,200円,こども 8,600円,U25用 13,600円
道央~道北をフリーエリアとするフリーきっぷです。こちらは、宗谷本線が長大な行き止まり路線のため、周遊ルートを組みにくくなっていますので、どのように活用するか、他に安いきっぷがないかを検討したほうがよいでしょう。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
これらのきっぷは、2022年度までは、特定の航空会社で指定された空港に到着した乗客だけが購入できるきっぷでしたが、2023年度版からは誰でも購入できるようになりました。一方で、発売箇所が新千歳空港駅のみとなり、有効期間はそれぞれ1日ずつ短縮、価格は大幅アップとなっています。2024年度も、2023年度と同様に扱いとなっています。
航空機で北海道入りなら旅行商品専用の「JRフリーパス」がお得!
旅行会社が販売する旅行商品には、JRのフリーパスをオプションで付けられるものが多くあります。シンプルな旅行商品としては、「ダイナミックパッケージ」のように、旅行会社が発売するフライト+宿泊(最低1泊)のみの商品があり、自分で旅程を組み立てたい方に向いています。
北海道を目的地とする旅行で、JR北海道の鉄道に乗車できる「JRフリーパス」には、主に以下のようなものがあります。
- 道南フリーパス: 道央~道南エリア(2~5日間、12,500円~16,400円)
- 道央フリーパス: 道央エリア(2~5日間、11,800円~15,100円)
- 道東フリーパス: 道央~道東エリア(3~5日間、15,500円~17,700円)
- 北海道フリーパス: JR北海道在来線全線(3~5日間、22,000円~24,200円)
JR北海道のフリーきっぷには該当するものがない「道南フリーパス」や「道央フリーパス」があるほか、「ひがし北海道フリーパス」(4日間有効、20,000円)と似ていますが、有効期間が選べるうえに割安な「道東フリーパス」など、かなり内容が充実しています。
旅行商品は、繁忙期と閑散期で価格の変動がかなり大きいです。閑散期はかなりお得になっていますので、閑散期に北海道外から北海道へ航空機利用で旅行される場合には、「JRフリーパス」が付けられる旅行商品を検討してみると良いと思います。
「JRフリーパス」については、以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。「JRフリーパス」を付けられる代表的な旅行商品も紹介しています。
JR北海道のフリーきっぷ・割引きっぷのまとめ記事です。
【JR東日本】北陸新幹線が30%引きの「トクだ値」など新幹線・特急の割引きっぷがお得!
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」には、2週間前までの予約・購入で乗車券+特急券の合計が30%引きになる「トクだ値14」が設定されています。また、2024年10月下旬には、関東~北陸の各駅間で乗車券+特急券が50%引きになる「トクだ値スペシャル21」が発売されます。2024年3月に延伸開業した金沢~敦賀の各駅へ設定もあります。
ランダムに選ばれた新幹線駅へJRE POINTで往復できる「どこかにビューーン!」
「どこかにビューーン!」は、JR東日本がおすすめする4つの行先候補駅(新幹線駅)のなかから、ランダムに選ばれた駅に、JRE POINT 5~6,000ポイント(5~6,000円相当)で往復できるサービスです。
- 出発地は、東京駅・上野駅・大宮駅(6,000ポイント)、仙台駅・盛岡駅・新潟駅・長野駅(5,000ポイント)のいずれか
- 行先候補はJR東日本の新幹線停車駅(出発駅毎に候補が決められている)
- 往復ともJR東日本が指定する列車の普通車指定席を利用可能
- 1名~6名で同一行程での旅行が可能(複数名の場合は、各人のポイントを利用)
選ばれた新幹線駅の近くを目的地としてもよいですし、その新幹線駅から別のフリーきっぷ等でさらに足を伸ばしても良いでしょう。青春18きっぷを利用できる時期であれば、「どこかにビューーン!」+青春18きっぷで旅をするのも楽しそうです。
「どこかにビューーン!」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
【期間限定】新幹線が30~50%引き!「トクだ値スペシャル21」「トクだ値14」
期間限定で、乗車券+特急券の合計が30%~50%引きになる「トクだ値スペシャル21」や「トクだ値14」が、一部の新幹線に設定されています。
2週間前までの予約で乗車券+特急券の合計が30%引きになる「トクだ値14」が、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」に設定されています。通常は10%引きの「トクだ値1」しか設定されていない列車ですので、2週間前までの予約が必要とはいえ、30%引きは魅力的です。2024年3月に延伸開業した金沢~敦賀の各駅発着の設定もあります。
- きっぷ名: トクだ値14(30%引き)
- 対象路線: 北陸新幹線「かがやき」「はくたか」(~2025年3月31日)
- 発売期間: 乗車日の1ヶ月前の午前10時~14日前の23時50分まで
- 割引率: 運賃+指定席特急料金の合計が30%引き
- 設備: 普通車指定席
- 注意: インターネット申込限定、列車・区間・座席数限定
期間限定の「トクだ値スペシャル21」「トクだ値14」については、以下の記事に最新情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
「トクだ値」の一般的な利用条件や利用上の注意点については、以下の記事もあわせてご覧ください。
目的地周辺ではエリア限定のフリーきっぷを活用しよう!
JR東日本は、県単位くらいのエリアでフリーきっぷを発売しています。長距離の移動には向いていませんが、目的地の周辺を鉄道で移動しながら観光する場合にはぴったりのきっぷです。出発地から目的地までは、前述の新幹線や特急列車の「トクだ値」で移動し、そのあと現地で観光するときに利用するのがおすすめです。
たいていの地域限定フリーきっぷは、有効期間は1日のみ(2日間有効のものも一部あり)、価格は2,000円~3,000円くらいです。特急券を追加すると、フリーエリア内の特急列車(一部のきっぷは新幹線含む)に乗ることもできます。
主要なエリア限定フリーきっぷとしては、以下のものがあります。きっぷ名をクリックできるものは、当ブログの該当きっぷの紹介ページに飛びますので、ぜひご覧ください。
きっぷ名 | 主なフリーエリア | 利用期間 | 有効期間 | 料金 |
---|---|---|---|---|
五能線フリーパス |
五能線 奥羽本線(秋田~東能代、 弘前~川部~青森) |
通年 | 2日 |
おとな 3,880円 こども 1,940円 |
あきたホリデーパス |
秋田県内のJR線 秋田内陸縦貫鉄道 由利高原鉄道 |
11月~2月 の土休日 年末年始 |
1日 |
おとな 2,440円 こども 1,220円 |
いわてホリデーパス | 岩手県内のJR線 |
土休日 GW 夏休み 年末年始 |
1日 |
おとな 2,500円 こども 1,250円 |
小さな旅ホリデー・パス |
宮城・山形・福島 のJR線 |
土休日 GW 夏休み 年末年始 |
1日 |
おとな 2,720円 こども 1,350円 |
休日おでかけパス | 首都圏近郊のJR線 |
土休日 GW 夏休み 年末年始 |
1日 |
おとな 2,720円 こども 1,360円 |
ときわ路パス |
茨城県内のJR線 関東鉄道 真岡鉄道 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 |
7/15~9/1 10/5~12/22 の土休日 |
1日 |
おとな 2,180円 こども 550円 |
ぐんまワンデー ローカルパス |
群馬県内のJR線・東武線 上信電鉄 上毛電気鉄道 わたらせ渓谷鐵道(一部) |
通年 | 1日 |
おとな 2,500円 こども 1,250円 |
サンキュー・ ちばフリーパス |
千葉県内のJR線 小湊鉄道 いすみ鉄道 銚子電鉄 流鉄流山線 北総鉄道線 東京湾フェリー 観光地の路線バス |
9/1~10/31 1/4~2/28 |
2日 |
おとな 3,790円 こども 1,980円 |
サンキュー・ ちばフリー乗車券 ※東京都区内からの往復乗車券付き |
おとな 4,790円 こども 2,390円 |
|||
信州ワンデーパス | 長野県内のJR線 | 通年 | 1日 |
おとな 2,680円 こども 1,050円 |
えちごワンデーパス | 新潟駅近郊のJR線 | 通年 | 1日 |
おとな 1,570円 こども 780円 |
えちごツーデーパス | 新潟県内のJR線 |
金土休日 GW 夏休み 年末年始 |
2日 |
おとな 2,800円 こども 1,400円 |
週末の旅なら「週末パス」も検討しよう!
「週末パス」は、関東甲信越~南東北がフリーエリアとなるJR東日本の定番フリーきっぷです。週末の土日(一部の三連休では金土または日月の利用も可能)の2日間利用できます。
- きっぷ名: 週末パス
- 利用期間: 2025年3月30日までの土休日
- 備考: 4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用不可
- フリーエリア: 南東北・関東・甲信越のJR東日本線、一部の私鉄・第三セクター線
- 効力: フリーエリア内の普通列車・快速列車の普通車自由席に2日間乗り放題、特急券等を購入すれば、新幹線や特急列車にも乗車可能
- おねだん: おとな 8,880円,こども 2,600円
「週末パス」は乗車券タイプのフリーきっぷです。単体では、普通列車と快速列車にしか乗れませんが、別途、特急券等を組み合わせれば、フリーエリア内の新幹線や特急列車にも乗車できます。
旅行をする範囲が「週末パス」の範囲に収まってしまう場合、例えば、東京から長野や新潟、仙台方面へ旅行する場合などは、「週末パス」がお得になる可能性が高いです。
また、2週間前までに購入が必要な「トクだ値14」などとは異なり、「週末パス」は前日までに購入すればOKです。「この週末に旅行しよう!」と思い立ってからでも購入できる利便性が魅力です。
「週末パス」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
JR東日本のフリーきっぷ・割引きっぷのまとめ記事です。使い分けの考え方も解説していますので、ぜひご覧下さい。
50歳以上なら「大人の休日倶楽部パス」がお得!
50歳以上で加入できるJR東日本の「大人の休日倶楽部」会員限定で、JR東日本エリアやJR北海道エリアが5日間乗り放題となる「大人の休日倶楽部パス」が利用できます。
2024年度は、これまで有効期間が4日間だった東日本用も、有効期間が5日間となります。また、各回ともに、グリーン車用も発売されます。
- 利用期間
2024年6月20日(木)~7月2日(火)2024年9月26日(木)~10月8日(火)- 2024年11月11日(月)~12月10日(火)
- 2025年1月16日(木)~1月28日(火)
- 有効期間: 5日間
- フリーエリア(普通車用/グリーン車用)
- 東日本用: JR東日本全線(18,800円/35,000円)
- 東日本・北海道用: JR東日本・JR北海道全線(26,620円/50,000円)
- 北海道用: JR北海道の在来線全線(17,400円/35,000円)
- 効力
- フリーエリア内の新幹線・特急列車・快速/普通列車の普通車自由席に乗り放題
- 普通車指定席に6回まで乗車可能(グリーン車用はグリーン車または普通車指定席に6回まで)
JR東日本の新幹線・特急列車に5日間も乗り放題で18,800円という破格のフリーきっぷです。指定席にも6回まで乗車できます。「大人の休日倶楽部」会員限定で、利用できる期間が閑散期に限られていますが、非常にお得なきっぷです。
「大人の休日倶楽部パス」については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。ぜひご覧ください。
【JR東海】「ぷらっとこだま」で東海道新幹線が割引に!
通常の「きっぷ」とは異なり、JR東海の子会社「JR東海ツアーズ」が発売する旅行商品ですが、ほぼきっぷ並みの使い勝手の「ぷらっとこだま」が利用できます。
こだま号に安く乗車できる「ぷらっとこだま」
東海道新幹線に安く乗れるきっぷはあまりありませんが、「こだま」限定ながら、JR東海ツアーズの定番商品「ぷらっとこだま」はかなり安く東海道新幹線に乗車できます。旅行商品とはいえ、前日23時30分までネットで予約・購入ができ、当日はチケットレスで乗車できる使い勝手の良い商品です。価格は、東京~名古屋が8,810円、東京~新大阪が11,210円(いずれも普通車指定席、通常期の価格)です。
- きっぷ名: ぷらっとこだま
- 利用期間: 通年
- 発売期間: 前日23時30分までネットで購入可能
- 価格: 東京~名古屋(8,810円)、東京~新大阪(11,210円)
- 備考: 繁忙期も利用できるが料金が異なる
- 発売箇所: WEB限定
前日23時30分までにインターネットで予約・購入し、EX-ICカードまたは交通系ICカードでチケットレス乗車ができます。「ぷらっとこだま」は「こだま」限定ですので、「のぞみ」よりは時間がかかりますが、時間に余裕がある方にはおすすめです。
「ぷらっとこだま」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
【JR西日本】WESTERポイントで北陸方面への旅行がお得!「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」「WESTERポイント超特典きっぷ」
2024年秋に開催される「北陸デスティネーションキャンペーン」にあわせて、関西エリア~北陸エリアの片道が、所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで移動できる「WESTERポイント超特典きっぷ」や、3000ポイントで北陸新幹線(敦賀~糸魚川)が3日間乗り放題の「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」が設定されています。
また、山陽新幹線の101~200km区間に所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで乗車できる「WESTERポイント超特典きっぷ」(山陽新幹線)が設定されています。
山陽新幹線・九州新幹線の関西エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔関西エリアのそれぞれで、「こだま」に格安で乗車できる日本旅行の旅行商品「バリ得」と、JTBの旅行商品「トクトク!ひかり・こだま」が発売されています。きっぷに近い使い勝手で、割引率が30~40%以上と、かなりお得に新幹線を利用することができます。
関西エリア~北陸エリアが所定価格の75%引き!「WESTERポイント超特典きっぷ」(北陸方面)
関西エリア(大阪・新大阪・京都)と北陸エリア(北陸新幹線 越前たけふ~糸魚川)の片道が、所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで移動できる「WESTERポイント超特典きっぷ」が発売されます。
- きっぷ名: WESTERポイント超特典きっぷ
- 利用期間: 2024年10月1日(火)~12月26日(木)
- 設定区間: 大阪・新大阪・京都 ⇔ 越前たけふ-糸魚川の各駅間
- 利用できる列車
- 北陸新幹線・特急「サンダーバード」
- 11:00~13:59及び19:00~21:29に発車する列車以外
- きっぷの効力: 関西エリア⇔北陸エリアが所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで移動可能
- おねだん: 所定価格の25%相当のWESTERポイント
「WESTERポイント超特典きっぷ」は、大阪~金沢が2,350ポイント(所定価格9,410円)、大阪~富山が2,570ポイント(所定価格10,290円)など激安のきっぷとなっています。
ただし、支払いは全額をWESTERポイントを利用する必要がありますので、WESTERポイントを貯めていないと利用できません。
「WESTERポイント超特典きっぷ」は以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。
3000ポイントで敦賀~糸魚川間が3日間乗り放題!「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」
WESTERポイントでの支払い限定で、北陸新幹線の敦賀~糸魚川間が3日間乗り放題となる「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」が発売されます。
- きっぷ名: WESTERポイント北陸新幹線フリーパス
- 利用期間: 2024年10月1日(火)~12月26日(木)
- フリー区間: 北陸新幹線 敦賀~糸魚川
- 有効期間: 3日間
- きっぷの効力
- 北陸新幹線 敦賀~糸魚川間の普通車自由席に3日間乗り放題
- 普通車指定席に6回まで乗車可能
- おねだん
- 全ポイント版: WESTERポイント 3,000ポイント
- 一部ポイント版: WESTERポイント 300ポイント+9,000円
北陸新幹線の敦賀~金沢間の通常価格は5,480円(片道)ですので、全ポイント版はもちろん、割高な一部ポイント版でも往復するだけで元が取れます。有効期間が3日間ありますので、関西から北陸方面への周遊旅行に向いているきっぷです。
「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
山陽新幹線の101~200km区間が75%引き!「WESTERポイント超特典きっぷ」(山陽新幹線)
山陽新幹線の101~200kmの区間に、所定価格の25%相当(75%引き相当)のWESTERポイントで乗車できる「WESTERポイント超特典きっぷ」(山陽新幹線)が再び設定されます。
- きっぷ名: WESTERポイント超特典きっぷ(山陽新幹線)
- 利用期間: 2024年12月1日(日)~2025年3月10日(月)
- 設定区間: 山陽新幹線の101km~200kmの区間
- きっぷの効力: 上記区間を所定価格の75%引き相当のWESTERポイントで移動可能
- おねだん: 所定価格の25%相当のWESTERポイント
山陽新幹線の101~200km区間の例としては、新大阪~岡山間や岡山~広島間が1,610ポイント(通常6,460円)、新山口~博多間が1,500ポイント(通常6,020円)などがあります。
新大阪~岡山や岡山~広島は比較的便利に使えるのではないかと思います。WESTERポイントを貯めている方は、安く山陽新幹線を利用できるチャンスですね。
「WESTERポイント超特典きっぷ」(山陽新幹線)については、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。
山陽・九州新幹線を格安で利用できる旅行商品「バリ得」
「バリ得」は、日本旅行が発売する、山陽新幹線・九州新幹線の「こだま」、一部の「ひかり」「つばめ」「さくら」に格安で乗車できる旅行商品です。
- きっぷ名: バリ得(日本旅行)
- 設定期間: 通年
- 設定区間: 関西エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔関西エリア
- 対象列車: 一部の「こだま」(限定「ひかり」「つばめ」「さくら」含む)
- 対象設備: 普通車指定席、「ひかり」のグリーン車(+1,000円)
- 発売箇所: 日本旅行のWebサイト(インターネット限定)
- 価格: 新大阪~博多(11,400円)、新大阪~熊本(14,600円)
「バリ得」は純粋なきっぷではなく、日本旅行が発売する旅行商品です。とはいえ、インターネットで前日までに予約、乗車当日に駅の指定席券売機できっぷを受け取って乗車できますので、使い勝手はかなりきっぷに近いものになっています。
基本的に「こだま」限定ですが、割引率は20%台とかなりお得です。特に、関西エリア~九州エリアの長距離は、割引率が25%程度と相対的にお得になっています。
旅行商品ゆえの制限がかなりありますが、条件にあうのであれば、山陽新幹線や九州新幹線を格安で利用できるチャンスです。
山陽・九州新幹線を格安で利用できる旅行商品「トクトク!ひかり・こだま」
上記の日本旅行の「バリ得」とほぼ同等の旅行商品を、JTBも「トクトク!ひかり・こだま」として発売しています。
- きっぷ名: トクトク!ひかり・こだま(JTB)
- 設定期間: ~通年
- 設定区間: 関西エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔九州エリア、中国エリア⇔関西エリア
- 対象列車: 一部の「こだま」(限定「ひかり」「つばめ」「さくら」含む)
- 対象設備: 普通車指定席、「ひかり」のグリーン車(+1,000円)
- 発売箇所: 日本旅行のWebサイト(インターネット限定)
- 価格: 新大阪~博多(11,300円)、新大阪~熊本(14,400円)
JTBの「トクトク!ひかり・こだま」も、山陽新幹線「こだま」に格安で乗車できる旅行商品です。価格・設定区間は、前述の日本旅行「バリ得」と似ています。価格は100~500円ほど安い区間が多い一方、「バリ得」に付属する「ポチっとギフト」(売店でドリンクやお菓子と交換できるクーポン)は付属しません。
JTBの「トクトク!ひかり・こだま」については、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。
山陽新幹線「こだま」にチケットレスで安く乗車できる「行こっか!こだま」
山陽新幹線に限られますが、エクスプレス予約やスマートEXのアカウントで購入し、チケットレスで安く「こだま」に乗車できる旅行商品「行こっか!こだま」も発売されています。着駅の駅ビルで利用できる300円のお買い物券が付属しています。
- きっぷ名: 行こっか!こだま(EXサービス/日本旅行)
- 設定期間: 通年
- 設定区間: 近畿・中国・九州の各エリア発(着駅は新大阪、姫路、岡山、福山、広島、博多のみ)
- 対象列車: 「こだま」限定
- 対象設備: 普通車指定席
- 発売箇所: EX予約/スマートEX、日本旅行のWebサイト(インターネット限定)
- 価格: 新大阪~博多(11,360円)、新大阪~広島(8,200円)
前述の「バリ得」「トクトク!ひかり・こだま」よりはやや高い価格の区間が多いですが、EX予約/スマートEXのWebサイトで購入でき、アカウントに紐づけた交通系ICカードでチケットレス乗車できる点が便利な旅行商品です。
「行こっか!こだま」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
JR西日本のお得なきっぷについては、以下の記事でまとめています。山陽新幹線、北陸新幹線、在来線特急列車、エリア限定フリーきっぷのそれぞれについて、鉄道旅行や乗り鉄に便利なきっぷを紹介しています。使い分けの方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。
【JR四国】JR四国全線の特急に3日間乗り放題の定番フリーきっぷ「四国フリーきっぷ」
四国を鉄道で周遊するのに便利なきっぷが、JR四国全線がフリーエリアとなる「四国フリーきっぷ」(3日間有効、特急自由席に乗り放題)と「四国グリーン紀行」(4日間有効、特急指定席・グリーン席に乗り放題)です。誕生月の方は、四国フリーきっぷなどよりもお得な「バースデイきっぷ」がおすすめです。特に、グリーン車用は、特急列車の指定席・グリーン車にも3日間乗り放題で15,000円と破格です。
ホテルとJR四国のきっぷがセットになった旅行商品「ゆったり四国鉄道の旅」は、JR四国全線に乗り放題のきっぷが2日間7,000円~、3日間9,000円~付けられます。JR四国が発売する単体のフリーきっぷよりかなりお得ですので、ホテルとセットでも構わない場合は、「ゆったり四国鉄道の旅」がおすすめです。
JR四国の特急列車に3~4日間乗り放題!「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」「バースデイきっぷ」
JR四国の定番フリーきっぷ「四国フリーきっぷ」は、JR四国全線の特急列車の自由席に3日間乗り放題で18,000円というお得なフリーきっぷです。
- きっぷ名: 四国フリーきっぷ
- 利用期間: 通年
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: JR四国全線、土佐くろしお鉄道(窪川~若井)JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- きっぷの効力: フリーエリア内の特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題
- おねだん: 大人 18,000円, 小児 9,000円
JR四国を鉄道で周遊する旅にぴったりのフリーきっぷです。1日あたり6,000円で、JR四国の特急列車に乗り放題ですので、かなりおトクです。
「四国フリーきっぷ」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、特急列車の普通車指定席・グリーン席に乗車できる「四国グリーン紀行」もあります。
- きっぷ名: 四国グリーン紀行
- 利用期間: 通年
- 有効期間: 4日間
- フリーエリア: JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- きっぷの効力: フリーエリア内の特急列車、普通・快速列車のグリーン席・普通車指定席・自由席に乗り放題
- おねだん: 大人 23,000円
こちらはグリーン車、普通車指定席にも乗車できるフリーきっぷです。乗車できる座席種別が多いだけでなく、有効期間が4日間と長く、フリーエリアに土佐くろしお鉄道全線が含まれるなど、「四国フリーきっぷ」よりもかなりグレードアップされています。
JR四国自慢の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」や「伊予灘ものがたり」にも、「四国グリーン紀行」だけで乗車できます。(グリーン席の予約は別途必要ですが、追加料金はかかりません)
「四国グリーン紀行」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
誕生月なら大幅に安い「バースデイきっぷ」がお得!
誕生月(誕生日がある月)にだけ利用できるユニークなきっぷが「バースデイきっぷ」です。
- きっぷ名: バースデイきっぷ
- 利用期間: 通年(誕生月のみ)
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- 効力: フリーエリア内の特急列車、普通・快速列車の自由席に乗り放題、グリーン車用は指定席・グリーン車にも乗り放題
- おねだん(自由席用): 大人 12,000円、小児 6,000円
- おねだん(グリーン車用): 15,000円
自由席用は、上で紹介した「四国フリーきっぷ」よりもフリーエリアが広いにもかかわらず、価格は3分の2の12,000円と破格です。グリーン車用は、3日間、グリーン車にも乗り放題でなんと15,000円!
誕生月にしか利用できませんが、同行者用を3枚まで購入できますので、ご家族やグループでの旅行であれば、その中に誕生月の方が一人でもいれば、全員、「バースデイきっぷ」を利用できます。
「バースデイきっぷ」については、以下の記事をご覧ください。
ホテル1泊に特急乗り放題のフリーきっぷが付けられる「四国ゆったり鉄道の旅」
JR四国は、宿泊施設とJR四国のきっぷがセットになった旅行商品「四国ゆったり鉄道の旅」を発売しています。JR四国のきっぷとして、JR四国全線の特急列車に2日間または3日間乗り放題の「JR四国全線フリーきっぷ」をつけられますので、四国を鉄道で周遊する旅におすすめです。
- 商品名: ゆったり四国鉄道の旅(旅行商品)
- 内容: 宿泊施設とJR四国のきっぷがセットになったシンプルな旅行商品
- きっぷの種類: 発駅から宿泊施設最寄りの往復きっぷ、または、「JR四国全線フリーきっぷ」
「JR四国全線フリーきっぷ」は、JR四国全線の特急列車に乗り放題で、2日間用が7,000円~、3日間用が9,000円~と格安です。JR四国のフリーきっぷにはない「指定席用」(特急列車の普通車指定席に乗車可能)もあります。
20日前から取消料が発生するなど、旅行商品ならではのデメリットもありますが、事前に旅行の予定がしっかり決まる場合にはおすすめです。
「四国ゆったり鉄道の旅」については、以下の記事をご覧ください。
JR四国のフリーきっぷのまとめ記事です。特急列車の指定席やグリーン席を利用したい場合には、「四国グリーン紀行」など別のきっぷのほうが適切です。以下の記事で詳しく紹介しています。
【JR九州】南九州3県のJR線に3日間乗り放題!「南九州DE超回復!きっぷ」
2024年10月~2025年3月には、南九州3県が新幹線・特急列車を含めて3日間乗り放題となる「南九州DE超回復!きっぷ」が発売されます。
航空機で九州入りして鉄道の旅を楽しむなら、LCCの九州到着便の機内販売や、フライトがセットになった旅行商品にセットできる「JR九州フリーきっぷ」がおすすめです。フリーエリアの異なる6種類のきっぷがラインナップされており、いずれも特急列車(一部は新幹線も含む)に乗り放題という使い勝手のよいフリーきっぷです。
南九州3県のJR線に3日間乗り放題!「南九州DE超回復!きっぷ」
「南九州DE超回復!きっぷ」は、南九州3県のJR線に3日間乗り放題となるフリーきっぷです。フリーエリア内の九州新幹線や特急列車の普通車自由席に乗り放題、普通車指定席にも3回まで乗車できます。
- きっぷ名: 南九州DE超回復!きっぷ
- 利用期間: 2024年10月1日~2025年3月31日
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: 熊本・鹿児島・宮崎のJR線(九州新幹線 新玉名~鹿児島中央含む)
- きっぷの効力: フリーエリア内の新幹線・特急列車(指定席3回まで)、普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題
- おねだん: 大人 15,000円 小児 6,000円
「南九州DE超回復!きっぷ」は、九州新幹線(新玉名~鹿児島中央)や特急列車に乗車できますので、熊本~鹿児島や、鹿児島~宮崎といった南九州周遊の旅に向いています。阿蘇方面を走る「かわせみ・やませみ」、鹿児島中央から指宿方面への「指宿のたまて箱」、日南線を走る「海幸山幸」といった、JR九州自慢の観光列車「D&S列車」の乗車にも向いています。
「南九州DE超回復!きっぷ」については、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。
JR九州全線に3日間乗り放題! 特急券追加で新幹線・特急にも乗れる「ぐるっと九州きっぷ」
JR全線に3日間乗り放題となる定番のフリーきっぷです。
- きっぷ名: ぐるっと九州きっぷ
- 利用期間: 通年
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: JR九州全線
- きっぷの効力: フリーエリア内の普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題、特急券等を別途購入すれば、九州新幹線や特急列車にも乗車可能
- おねだん: 大人 14,300円, 小児 7,150円
別途、特急券を購入すれば、九州新幹線や在来線特急列車にも乗車できますので、九州を周遊する旅におすすめのフリーきっぷです。
おねだんは大人用が14,300円と安くはないですが、新幹線や特急列車を活用してあちこち巡る旅であれば、元は取れるはずです。
一方、特定の都市間の往復利用や、観光地への往復利用だけであれば、別のきっぷのほうが良い場合もあります。
「ぐるっと九州きっぷ」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
JR九州が発売しているフリーきっぷ・割引きっぷのまとめ記事です。使い分けの方法なども紹介していますので、ぜひご覧ください。
LCC機内販売・旅行商品専用で新幹線・特急乗り放題の「JR九州フリーきっぷ」
LCCの九州到着便の機内販売や、旅行商品にオプションなどで付けられる旅行商品専用のフリーきっぷです。
- 商品名: JR九州フリーきっぷ
- 効力: フリーエリア内の新幹線・特急列車を含む普通車自由席に2~5日間乗り放題
- 利用期間:通年 ※利用制限日なし
- ※LCC機内販売、旅行商品専用のフリーきっぷ
ソラシドエアやPeachなどの九州到着便の機内販売や、各社の旅行商品のオプション等でしか購入できない旅行商品専用のフリーきっぷが「JR九州フリーきっぷ」です。フリーエリアの違いで、以下の6つのラインナップがあります。
- 全九州フリーきっぷ: JR九州全線(3~5日間)
- 北九州フリーきっぷ: 博多~小倉・門司エリア(2日間)
- 西九州フリーきっぷ: 博多~長崎エリア(2~3日間)
- 中九州フリーきっぷ: 博多・小倉~阿蘇・別府・由布院エリア(2~3日間)
- 由布院・別府フリーきっぷ: 博多~由布院・別府エリア(2~3日間)
- 鹿児島・宮崎フリーきっぷ: 鹿児島・宮崎エリア(2~3日間)
全九州フリーきっぷは3万円台とかなり割高ですが、それ以外は数千円~1万円台とお手頃な価格になっています。フリーエリア内の特急列車(一部きっぷは新幹線も含む)の普通車自由席に乗り放題、利用当日に空きがあれば差額を支払うことで普通車指定席にも乗車できる優れモノのフリーきっぷです。
JR九州には、新幹線や特急列車に乗り放題のフリーきっぷはあまりありません。その点だけでも「JR九州フリーきっぷ」は価値があるきっぷです。
「JR九州フリーきっぷ」の詳細、購入できるLCCや旅行商品などについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
以上、『2024-25年冬の鉄道旅行に使えるJR各社の格安フリーきっぷ・割引きっぷまとめ!』でした。お得なきっぷを上手に活用して、冬の旅行を楽しみましょう!
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乗り鉄や鉄道旅行に便利なフリーきっぷ・割引きっぷを紹介しているトップページです。JR各社の使い勝手の良いきっぷを中心に紹介していますので、ぜひご覧ください。
コメント
知りたかった情報がわかりやすくまとめていただいてあり、楽しく拝読しました。
Twitterもフォローさせていただいて、これからも逃さないように読ませていただこうと思います。
つなしまたまのさん、ブログをご覧いただきありがとうございました。
そういっていただけると、まとめたかいがあります。
今後もよろしくお願いします。