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JR東日本、「えきねっと」を2021年6月27日にリニューアル! UI刷新、「JRE POINT」が貯まる・使えるようになります!

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JR東日本は、2021年6月27日に、インターネットJR券申込サービス「えきねっと」をリニューアルしました。列車を検索する際のUIのリニューアルに加え、JRE POINTを使って、新幹線や特急列車に乗れる「JRE POINT 特典チケット」や、座席のアップグレードができる「JRE POINT アップグレード」もできるようになりました。この記事では、リニューアルされる「えきねっと」で、どんなことができるようになるのかを詳しく見ていきます。

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JR東日本、2021年6月27日に「えきねっと」をリニューアル

JR東日本は、2021年6月27日に、インターネットJR券申込サービス「えきねっと」をリニューアルしました。

リニューアルの主なポイントは以下のとおりです。

  • 「えきねっと」のUI(ユーザインタフェース)をリニューアル
  • 新幹線eチケットのアプリでの利便性向上(3タップ予約)
  • JR北海道初の在来線のチケットレス特急券を発売
  • 「受取用QRコード」によるきっぷの受け取り
  • コンビニ・ATM・金融機関での支払い
  • 大人の休日倶楽部割引適用の新幹線eチケット商品「おときゅう eチケ」を発売
  • 一部の「おトクなきっぷ」をえきねっとで事前購入可能に!
  • 「えきねっと」でのきっぷ購入で JRE POINT が貯まる
  • JRE POINT を「特典チケット」「アップグレード」の交換に使える

詳しくは、JR東日本・JR北海道のニュースリリースをご覧下さい。

以下、それぞれのリニューアルポイントについて、詳しく見ていきます。

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「えきねっと」ユーザインタフェースのリニューアル

「えきねっと」のヘビーユーザーにとって、一番期待したいのはUI(ユーザインタフェース)の改善ですね(笑)

今回のリニューアルで大きく変更になるのは、トップページでの列車の選択方法の違いです。

  • 現行: 路線名選択 → 乗車日時・乗車区間を選択 → 列車を検索
  • リニューアル後: 乗り換え案内方式(乗車区間、乗車日時を選択して検索)

リニューアル後は、乗り換え案内方式に変更になります。

「えきねっと」リニューアル後のユーザインタフェース

実際にリニューアル後のUIを見てみましょう。

空席案内画面

リニューアルした「えきねっと」の空席案内画面

トップページにある「JRきっぷ申込/空席案内」という画面では、乗り換え案内のように、乗車駅・降車駅(必要に応じて経由駅)と、日時、人数などを入力します。

今回のリニューアルで新たに可能となった「株主優待割引」「大人の休日倶楽部割引」も、このトップページで選択できるようになっています。

また、検索オプションとして、新幹線や在来線特急列車の利用なども選択できます。

「えきねっと」の検索結果画面

リニューアルした「えきねっと」の検索結果画面

検索結果の画面です。乗り換え案内のように、数パターンの検索結果と、指定席・グリーン席の残席、自由席の有無などが表示されます。また、新幹線や在来線特急列車では、「えきねっとトクだ値」などの割引きっぷの有無と、割引率がわかります。

リニューアルした「えきねっと」のきっぷ・座席種類選択画面

リニューアルした「えきねっと」のきっぷ・座席種類選択画面

検索結果の画面で、「きっぷ・座席の種類選択画面へ進む」を押すと、指定席がある各列車の座席種別、残席、料金等が表示されます。

座席種別毎の料金や、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」の料金を比較できるのはいいですね。

シンプルな経路、最短経路での乗り継ぎには適したUI

「えきねっと」リニューアル後の列車選択のUIについては、シンプルな経路や最短経路で、新幹線や特急列車を含む乗り継ぎを想定したUI という印象です。この条件に当てはまる場合には、非常に使いやすいUIと言えるでしょう。

特に、さまざまな座席種別や割引料金がある新幹線や在来線特急列車に関しては、それらを選択する画面で一覧できるのは非常に便利ですね。普通車にしようと思ったけど、グリーン車の「トクだ値」が同じくらいの料金だからグリーン車にしよう、というような選択が容易にできます。

一方、以下の点で、まだまだ改善の余地はあると思います。

  • 乗車したい列車が決まっているときに、その列車の予約をするためのステップ数が増えてしまった

乗車したい新幹線や特急列車が決まっている場合、たとえば、「Maxとき303号に乗車したい!」というようなとき、以前の「えきねっと」のように、路線名・日時・乗車区間を選択するほうがわかりやすいですし、操作に必要なステップ数も少なくて済みます。

  • 経路検索で「乗り換え回数優先」「料金優先」の選択ができない

リニューアル後の「えきねっと」の経路検索は、到着が早い順に結果が表示されているようです。他の乗り換え案内サービスのように、乗り換え回数優先(乗り換え回数が少ない順に表示)や料金優先(安い順に表示)も選べるようにしてほしいところです。

「リゾートしらかみ」に乗ろうとして、秋田→青森と入れて検索すると、「秋田(秋田新幹線)盛岡(東北新幹線)新青森(奥羽本線)青森」という無慈悲な経路が表示されます(笑)

これは極端な例だとしても、時間はかかってもなるべく乗り換えが少ない経路や列車で行きたい、というニーズは確実にあるはずなので、改善してもらいたいところです。

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新幹線eチケットのアプリでの利便性向上(3タップ予約)

「えきねっと」アプリで、新幹線eチケットを予約する際の利便性が向上するようです。

ニュースリリースにはあまり説明がないので、詳細は使ってみないとわかりませんが、ニュースリリースの図や文章から想像するに、

  • 新幹線eチケットや在来線のえきねっとチケットレスの予約の「お気に入り機能」に登録しておくと、最短3タップで予約が完了する
  • アプリでの変更や払い戻しをサポートする
  • アプリでの複数人予約をサポートする

ということのようです。

現在の「えきねっと」アプリは、新幹線eチケットと、在来線特急のチケットレス予約に対応していますが、リニューアルするのであれば、「えきねっと」のあらゆる機能に対応してもらいたいところです。

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JR北海道初の在来線のチケットレス特急券(えきねっとトクだ値)を発売!

えきねっとのリニューアルにあわせて、JR北海道の在来線特急列車では初となるチケットレス特急券が設定されました。

  • 「えきねっとトクだ値」(チケットレス特急券)
    • 設定区間・割引率
      • 札幌・新札幌~岩見沢: 1,340円(20%引き) ※2021年9月末まで1,170円(30%引き)
      • 札幌~苫小牧: 750円(35%引き) ※2021年9月末まで630円(45%引き)
    • 乗車時刻まで購入可能
    • 特急券のみのチケットレスサービスで、別途、定期券や交通系ICカードと組み合わせて利用

「えきねっとトクだ値」として、チケットレス特急券を設定するということですが、これはJR東日本を含めても初めての試みとなります。

JR北海道の「えきねっとチケットレス」

JR北海道の「えきねっとチケットレス」

「えきねっと」リニューアル後の画面です。上記の区間を検索すると、指定席のところに「チケットレス特急券30%OFF」と出てきますが、これが「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」です。

「えきねっとトクだ値」は基本的に早期購入割引きっぷなのですが、JR北海道の「えきねっとトクだ値」(チケットレス特急券)は乗車時刻まで購入できるようになっています。特急券のみですので、定期券や通常のきっぷと組み合わせて利用します。

なお、JR東日本の在来線特急列車には、「えきねっとチケットレス」というサービスがありますが、現在は、紙のきっぷを受け取る必要がある「えきねっと」(えきねっとトクだ値等を含む)とは別扱いになっています。例えば、「えきねっとチケットレス」は、スマートフォンからしか購入することができません。

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JR北海道のチケットレス特急券は、「えきねっとトクだ値」として発売されますので、JR東日本の「えきねっとチケットレス」とは違うようです。

近いサービスとしては、JR東日本の「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」でしょうか。料金券(特急券)のみの発売で、定期券や交通系ICカードと組み合わせて利用します。これをチケットレス化したようなサービスだと思われます。

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「受取用QRコード」によるきっぷの受け取り

「えきねっと」で予約したあと、指定席券売機で紙のきっぷを受け取る際に、「受取用QRコード」をかざすだけで、きっぷを受け取れるようになります。

JR東日本はチケットレスサービスを充実させてきていますし、JRE POINTの付与率もチケットレスがかなり優遇されています。そのため、わざわざ紙のきっぷを受け取る場面は多くないように思われますが、以下のような場合に便利に使えそうです。

  • チケットレスサービスが提供されていない列車の指定席券の受け取り(観光列車、SL列車、えきねっとチケットレス未対応の特急列車等)
  • JR東日本、JR北海道以外の新幹線・特急列車の指定席券の受け取り
  • 2人以上の予約

「受取用QRコード」によるきっぷの受け取り
「受取用QRコード」によるきっぷの受け取り

(出典)えきねっと20周年!ついに大きく進化します。(JR東日本ニュースリリース 2021年4月13日 PDF)

2人以上の予約については、QRコードを同行者に送信する機能がサポートされるようです。複数名分を同時に予約した場合に、同行者各々が、別の駅で、別の時間に発券できるようになるようですので、グループでの旅行には便利に使えそうです。

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コンビニ・金融機関・ATM、駅での支払いに対応!

コンビニ・金融機関・ATM、駅での支払いに対応
コンビニ・金融機関・ATM、駅での支払いに対応

(出典)えきねっと20周年!ついに大きく進化します。(JR東日本ニュースリリース 2021年4月13日 PDF)

これまで、「えきねっと」では、クレジットカードによる支払いしかサポートしていませんでしたが、今回のリニューアルに伴い、コンビニ、金融機関(ATM、ネットバンキング)、駅での支払い(券売機、窓口)等での支払いができるようになります。

クレジットカードを持っていない学生さんや、クレジットカードではなく現金で支払いたい場合などに便利になります。

ただし、コンビニ、金融機関(ATM、ネットバンキング)、駅での支払いについては、JR東日本、JR北海道、JR西日本の列車の申し込みに限られるそうです。東海道新幹線(JR東海)の支払いは、クレジットカードのみということになるので、注意が必要です。

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大人の休日倶楽部割引適用の新幹線eチケット商品を発売!

「えきねっと」のリニューアルにあわせて、新たな新幹線eチケット商品が発売されます。

  • 大人の休日倶楽部割引が適用された新幹線eチケット商品

50歳以上から加入できるJR東日本の会員制サービス「大人の休日倶楽部」会員向けの、新幹線eチケット商品「おときゅう eチケ」が発売されます。

会員種別 大人の休日倶楽部
ミドル会員
大人の休日倶楽部
ジパング会員
入会可能年齢 50歳以上 男性65歳以上
女性60歳以上
新幹線eチケット
大人の休日倶楽部割引
5%引き 30%引き
対象設備 普通車自由席
普通車指定席
グリーン席
普通車自由席
普通車指定席
グリーン席
発売条件 新幹線の乗車距離が
片道201km以上
新幹線の乗車距離が
片道201km以上

もともと、「大人の休日倶楽部」の会員は、50歳以上で加入できる「ミドル」で5%引き、女性60歳以上、男性65歳以上で加入できる「ジパング」で20~30%引きで、JR線のきっぷを購入することができます。

今回新たに発売される新幹線eチケット(大人の休日倶楽部割引適用)は、通常の新幹線eチケットの価格に対して、ミドルでは5%引き、ジパングでは30%引きを適用した価格になっているようです。

「大人の休日倶楽部」の特典の一つである新幹線の割引を、手軽に、チケットレスで受けられるようにした商品ということが言えそうです。

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新幹線eチケットで「株主優待割引」「往復割引」の申し込みが可能に!

「えきねっと」のリニューアルでは、新幹線eチケットで、「株主優待割引」「往復割引」の申し込みができるようになりました。

  • 株主優待割引: 新幹線eチケットの通常価格に株主優待割引(40%引き)が適用される
    • 対象設備: 普通車自由席、普通車指定席、グリーン席
    • 「株主優待割引券番号」および「パスワード」が必要

JR東日本の株主優待券に記載されている「株主優待割引券番号」と「パスワード」を入力すると、株主優待割引の40%引きが適用された新幹線eチケットを購入することができるようになります。

なお、グランクラスには適用されないとのことです。

  • 往復割引: 片道601km以上の区間の往復行程を一括申し込みした場合に往復割引(10%引き)が適用される
    • 対象設備: 普通車指定席、グリーン席、グランクラス

往復割引も、もともとJRの制度として存在していたものを、新幹線eチケットに適用させたものでしょう。こちらは、片道601km以上の区間の往復を申し込めば、自動的に適用されるようです。

詳しくは、えきねっとのWebサイトをご覧ください。

https://www.eki-net.com/top/e-ticket/waribiki.html
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一部の「おトクなきっぷ」がえきねっとに対応! 事前購入→当日受け取りが可能に!

一部の「おトクなきっぷ」が「えきねっと」でも購入できるようになります。「えきねっと」リニューアル後の2021年6月27日時点では、以下のおトクなきっぷが購入できるようです。

  • JR東日本
    • 週末パス
    • Web限定 大人の休日パス 東日本スペシャル(2021年8月7日~発売)
    • Web限定 大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル(2021年8月7日~発売)
    • 大人の休日倶楽部パス(東日本) 第2回(2021年10月25日~発売)以降
    • 大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道) 第2回(2021年10月25日~発売)以降
    • 大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル(2022年2月1日~発売)
  • JR北海道
    • 北海道フリーパス
    • Web限定 大人の休日パス 北海道スペシャル(2021年8月7日~発売)
    • 大人の休日倶楽部パス(北海道) 第2回(2021年10月25日~発売)以降

購入期限までに「えきねっと」で購入、旅行当日に受け取りが可能に!

これらのおトクなきっぷが「えきねっと」で購入できるようになると、購入期限があるおトクなきっぷを、事前に「えきねっと」で購入して、旅行当日に指定席券売機で受け取ることができるようになります。

  • 購入期限まで「えきねっと」で購入 → 旅行当日に指定席券売機で受け取り

例えば、JR東日本の「週末パス」は、利用開始日の前日までの購入が必要ですが、現在は、利用開始日までに、駅の窓口や指定席券売機で「紙のきっぷ」として購入しておく必要がありました。そのため、窓口や指定席券売機があるJRの駅まで出向く必要があったのです。

ところが、事前に「えきねっと」で購入できるようになると、当日、自宅最寄りのJR駅から旅行を開始するときに指定席券売機で受け取ればよいため、わざわざきっぷを買うためにJR駅に出向く必要がなくなります。

「週末パス」は、関東甲信越エリアでは定番のフリーきっぷですので、これが「えきねっと」で事前購入できるようになると、メリットが大きそうです。

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おトクなきっぷをあわせて利用する指定席券の取り扱いを変更

「北海道フリーパス」や「大人の休日倶楽部パス」のように、おトクなきっぷに指定席に乗車できる権利があるきっぷの場合、その指定席券の取り扱いが以下のように変更になります。

  • リニューアル前
    • 別途、指定席券(指定席特急券等)を「えきねっと」で購入し、受け取り時におトクなきっぷの指定席の権利を利用することで、指定券のみの発券(料金0円)が可能だった
  • リニューアル後
    • おトクなきっぷを「えきねっと」で申し込むときに、同時に(あるいはあとで)指定席券を申し込む必要がある

要は、おトクなきっぷで指定席を利用する場合には、そのおトクなきっぷに紐づけて指定席券を予約する必要があるということでしょう。

現在は、乗車券タイプと呼ばれる、乗車券のみのフリーきっぷが大半ですが、「北海道フリーパス」や「大人の休日倶楽部パス」のように例外もありますので、この変更には注意しましょう。

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「えきねっと」でのきっぷ購入で JRE POINT が貯まる!

多くの人にメリットがありそうなのが、「えきねっと」でのきっぷ購入時に、JRE POINTが貯まるようになるサービスでしょう。

JRE POINT の付与率は、乗車方法(チケットレスか、紙のきっぷか)や列車・商品によって異なり、以下のようになります。

乗車方法 対象列車 商品名/サービス名 対象金額 JRE POINT
付与率
チケットレス 新幹線 新幹線eチケットサービス
(えきねっとトクだ値等も含む)
商品価格 2.0%
在来線
特急列車
えきねっとチケットレスサービス 商品価格 5.0%
紙のきっぷ 在来線
特急列車
在来線特急列車の
「えきねっとトクだ値」
商品価格 0.5%
新幹線 新幹線eチケットサービス
(紙のきっぷを受け取る場合)
商品価格
- その他の紙のきっぷ 商品価格
- 特別企画乗車券 商品価格

チケットレスでの乗車がかなり優遇されています。「新幹線eチケットサービス」では2.0%、在来線特急列車の「えきねっとチケットレスサービス」では5.0%ものポイントが付与されます。

新幹線や特急列車のきっぷや特急券は、数千円以上になることが多いので、JRE POINTが付与されるようになるのはうれしいですね。

JRE POINT の付与率が在来線特急の「えきねっとチケットレスサービス」のほうがかなり高く設定されていますが、これは「えきねっとチケットレスサービス」の対象が特急券のみだからでしょう。

  • 新幹線eチケット: 乗車券+特急券のきっぷ
  • えきねっとチケットレス: 在来線特急列車の特急券のみ

「えきねっとチケットレスサービス」では、別途、乗車券が必要になります。乗車券を「えきねっと」で購入しても JRE POINT が付与されますが、付与率は0.5%と低めです。

なお、JR東日本の「JRE POINT」は、えきねっとでのきっぷ購入だけでなく、Suicaチャージでの乗車や定期券の購入等でも貯めることができます。「JRE POINT」の貯め方については、以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

鉄道に乗って「JRE POINT」を貯めよう! Suica、定期券、新幹線…お得な「JRE POINT」の貯め方まとめ! ビューカードのチャージとセットで3.5%還元も!
JR東日本のポイントサービス「JRE POINT」。たまったポイントをSuicaにチャージできるなど、使い勝手の良いポイントサービスですが、Suicaで鉄道に乗車したり、新幹線に乗車したりするだけで「JRE POINT」が貯まるのをご存知でしょうか? この記事では、どうやってJRE POINTを貯めるとお得に貯められるのか、鉄道に乗車してポイントを貯める点に絞って解説します。

また、JR東日本のクレジットカード「VIEWカード」を利用すると、さらに JRE POINT を貯めることができます。2021年7月に、「えきねっと」のリニューアルとあわせて、VIEWカードでの JRE POINT での付与率が変更されます。

例えば、通常の「VIEWカード」で、新幹線eチケットを「えきねっと」で購入すると、

  • 「えきねっと」利用分 2.0% + VIEWカードのポイント付与 3.0% = 5.0%

のように、5%ものポイントが付与されます。(VIEWカード利用分は1,000円単位で端数切捨て)

なお、VIEWカードによるポイント付与も、モバイル利用、えきねっと利用が優遇されます。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

JRE POINTが多くたまる「VIEWプラス」を改定、ネット予約・モバイルSuica優遇で「えきねっと」決済は1.5%→3%へ!
ビューカード利用でJRE POINTが多くたまる「VIEWプラス」のサービス内容が改定されます。モバイルSuicaや「えきねっと」の利用が優遇される一方、駅窓口・駅券売機等でのポイント付与率は低下します。モバイル・ネット利用をさらに推し進め...
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JRE POINT を「特典チケット」「アップグレード」の交換に使える

JRE POINT を、新幹線や特急列車に乗車できる「JRE POINT 特典チケット」や、新幹線の座席をグリーン車やグランクラスにアップグレードできる「JRE POINT アップグレード」といった商品に交換することができるようになります。

新幹線・特急列車に乗れる「JRE POINT 特典チケット」

「JRE POINT 特典チケット」は、新幹線や特急列車に乗車できるチケットレス商品に交換できる特典です。

  • JRE POINT 特典チケット
    • 新幹線eチケットとの交換: 新幹線の運賃+料金相当に交換
    • えきねっとチケットレスとの交換: 在来線特急列車の特急料金相当に交換

「JRE POINT 特典チケット」は、乗車距離別に利用ポイントが決まっていて、以下のようになっています。

商品名 乗車km 利用ポイント
JRE POINT 特典チケット
(新幹線 eチケットサービス)
0Km ~100Km 2,160ポイント
101Km ~200Km 4,620ポイント
201Km ~400Km 7,940ポイント
401Km以上 12,110ポイント
JRE POINT 特典チケット
(えきねっとチケットレスサービス)
0Km ~50Km 460ポイント
51Km ~100Km 720ポイント
101Km ~200Km 1,280ポイント
201Km以上 1,940ポイント

新幹線eチケットへの交換に必要なポイントは、各キロ帯の最短区間運賃・料金(閑散期)の合計額相当に設定されているようですので、料金区分の上限近く、具体的には、100km、200km、400kmに少し満たないくらいの区間が、お得度が高そうです。

一方、在来線特急列車の「えきねっとチケットレスサービス」の特典チケットへの交換は、通常の普通車指定席の料金から300円引きに設定されています。こちらは、特急料金のみですので、気軽に利用することができそうです。

「新幹線eチケットサービス」については、以下の記事をご覧ください。

【新幹線eチケット】Suicaのみで新幹線に乗れるJR東日本のチケットレスサービス、基本的な使い方、紙のきっぷとの違い、変更・払い戻しについて紹介します!
JR東日本の「新幹線eチケット」は、交通系ICカードだけで新幹線に乗車できるチケットレスサービスです。【ひさの乗り鉄ブログ】の本記事では、「新幹線eチケット」の購入方法に加えて、紙のきっぷや従来の「えきねっと」との違い、払い戻し・変更の方法、「えきねっとトクだ値」などの割引サービスとの関係などについて、わかりやすく紹介します。

「えきねっとチケットレスサービス」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

【在来線チケットレス特急券】スマートフォンで購入、そのまま特急列車に乗車できるチケットレスサービス! 特急の短距離利用がお得!
首都圏・札幌圏を走る在来線特急列車に導入されている「在来線チケットレス特急券」は、スマートフォンで簡単に特急券を購入でき、紙のきっぷを受取ることなく特急列車に乗車できるサービスです。【ひさの乗り鉄ブログ】では、「在来線チケットレス特急券」の概要と、購入方法・乗車方法、おすすめの利用法などをご紹介します。

新幹線の座席をアップグレードできる「JRE POINT アップグレード」

  • JRE POINT アップグレード
    • 新幹線eチケットの普通車指定席料金で、グリーン車、グランクラスへアップグレード

「JRE POINT アップグレード」は、新幹線eチケット専用のサービスで、普通車指定席の料金で、グリーン車やグランクラス(軽食サービスなし/あり)へアップグレードできます。

アップグレードに必要な JRE POINT は、列車とアップグレードする座席種別によって異なり、以下の表のようになっています。

路線 列車 グリーン車
アップグレード
グランクラス(軽食なし)
アップグレード
グランクラス(軽食あり)
アップグレード
北海道・
東北新幹線
はやぶさ 3,500 ポイント 6,500 ポイント 8,500 ポイント
はやて
やまびこ
3,000 ポイント 6,000 ポイント -
なすの 1,500 ポイント 4,500 ポイント -
秋田新幹線 こまち 3,000 ポイント - -
山形新幹線 つばさ 3,000 ポイント - -
北陸新幹線 かがやき
はくたか
3,000 ポイント 6,000 ポイント 8,000 ポイント
あさま 2,000 ポイント 5,000 ポイント -
上越新幹線 とき 3,000 ポイント 6,000 ポイント -
たにがわ 1,500 ポイント 4,500 ポイント -

距離によらずに一定ですので、より長距離の乗車のほうが、アップグレードのお得感が高くなるということになります。

例えば、東京~新青森間の新幹線eチケットの料金(「はやぶさ」利用)は、以下のようになっています。

  • 普通車指定席: 17,470円
  • グリーン車: 22,180円
  • グランクラス(軽食あり): 27,420円

普通車指定席とグリーン席の差額は4,710円ですが、「JRE POINT アップグレード」であれば、3,500ポイント(3,500円相当)でアップグレードできます。

普通車指定席とグランクラス(軽食あり)の差額は9,950円ですが、「JRE POINT アップグレード」であれば、8,500ポイント(8,500円相当)でアップグレードできます。

逆に、短距離では、元が取れない区間もありそうですので、注意が必要です。


以上、『JR東日本、「えきねっと」を2021年6月27日にリニューアル! UI刷新、「JRE POINT」が貯まる・使えるようになります!』でした。今後、窓口は縮小傾向でしょうから、ネット予約のシステムが高機能に、そして使いやすくなっていくのでしょう。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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