青春18きっぷ関連のコンテンツはサブブログ「青春18きっぷナビ」に移行しました
スポンサーリンク

【旅行商品・機内販売専用】JRが発売するきっぷよりも断然お得!? JR北海道・四国・九州のお得なフリーパスまとめ!

ノウハウ-おトクなきっぷ
本サイトでは記事内に広告が含まれている場合があります。

JR各社は、旅行商品のオプションや機内販売専用に各種のフリーパスを発売しています。これらのフリーパスは、JR自身が発売するフリーきっぷよりもお得だったり、JRのラインナップにはないものがあったりと、魅力的な選択肢となることが多いです。この記事では、特に多様なフリーパスを用意しているJR北海道、JR四国、JR九州のラインナップをご紹介します。

フライトと宿泊がセットになった旅行商品自体が割安なことも多いので、鉄道旅行やの乗り鉄にも積極的に活用したい商品です。

スポンサーリンク

旅行商品や特定航空会社の機内販売で購入できるJR各社のフリーパス

JR各社が自ら発売するフリーきっぷ以外に、旅行会社や航空会社などが、旅行商品やフライトのオプションとして提供しているフリーパスがあります。

一般に、旅行会社や航空会社専用のJR各社のフリーパスは、JR各社が自ら発売するフリーきっぷと比べると、以下のような特徴があります。

  • フリーエリアや効力が同じであれば、JR各社が発売するフリーきっぷよりも安価
  • JR各社が発売するフリーきっぷよりも効力が優れているものが多い(特急列車の指定席に乗車できるなど)
  • JR各社が発売するラインアップにはないフリーエリアのフリーパスもある
  • 有効期間が2日~5日程度から選択できるものが多い

このように、お得で柔軟な設定のフリーパスが多いのが特徴です。

スポンサーリンク

往復フライト+宿泊の旅行商品はお得で自由度が高いものも多い

夜の羽田空港

対象となる旅行商品は往復フライト+宿泊のものが多い

この記事で紹介するJR各社のフリーパスは、旅行商品のオプション、または、旅行商品にあらかじめ組み込まれているものです。そのため、最低限、フライトと宿泊がセットになります。

鉄道で周遊する旅行を志向する方は、旅程を自分で組み立てたいと思う方が多いのではないかと思いますが、いわゆるダイナミックパッケージのように自由度の高い商品もあります。中には、往復フライト+最低1泊の宿泊だけ(残りの宿泊は自前で手配)でOKとなる商品もありますので、どうしても宿泊したいホテルや旅館がある場合でも利用できます。

そのうえ、閑散期を中心に、フライトと宿泊を個別に手配するよりも安くなる場合が多いです。さらにJRのきっぷも安くなるのであれば、使わない手はありませんね。

ということで、この記事では、JR北海道、JR四国、JR九州のJR3社が用意している、旅行商品または特定航空会社のフライトに付けられるフリーパスを紹介します。各社のフリーパスについての詳細は、それぞれ別記事で紹介していますので、リンク先の記事もぜひご覧ください。

スポンサーリンク

【JR北海道】フリーエリアが広く特急列車に乗り放題の「JRフリーパス」

北海道方面への旅行商品(主にフライト利用)にオプションで付けられるフリーパスとして、「JRフリーパス」があります。

「JRフリーパス」のラインナップ

フリーエリアが広く、特急列車に乗り放題の「JRフリーパス」としては、以下のラインナップが用意されています。

きっぷ名 フリーエリア 利用日数 価格(大人)

道南フリーパス
道央~道南
エリア
札幌、函館、
ニセコ等
2~5日間 12,500円~
16,400円

道央フリーパス
道央エリア
札幌、旭川、
富良野、帯広
2~5日間 11,800円~
15,100円

道東フリーパス
道央~道東
エリア
3~5日間 15,500円~
17,700円

北海道フリーパス
JR北海道
在来線全線
3~5日間 22,000円~
24,200円

※価格はJTB「旅の過ごし方」のオプションで付けられるJRフリーパスのプランの価格を示しています。旅行会社によって、若干(数百円)価格は異なります。

「北海道フリーパス」はJR北海道が発売する同名のきっぷ「北海道フリーパス」があり、「道東フリーパス」はJR北海道の「ひがし北海道フリーパス」に似ていますが、いずれもJR北海道が発売するものよりも安価であったり、有効期間の選択肢が多いものになっています。

「道南フリーパス」や「道央フリーパス」は、JR北海道が発売するフリーきっぷの中には該当するものがありません。

いずれも特急列車に乗り放題で、指定席にも乗車できますので、北海道を鉄道で周遊する旅にはぴったりです。

一方、フリーエリアを絞った観光に便利なJRフリーパスとしては、以下の3種類がラインナップされています。

きっぷ名 フリーエリア 特急列車 利用日数 価格(大人)

札幌フリーパス
札幌近郊 × 1~5日間 3,600円~
6,100円

ひがし北海道
エリアパス
根室本線
(帯広~釧路~
根室)
釧網本線
2~3日間 6,500円~
7,600円

はこだて旅する
フリーパス
函館本線
(函館~森)
道南いさりび鉄道
函館バス
函館市田
〇: 特急列車用
×: 普通列車用
1~2日間 3,000円~
4,100円

「札幌フリーパス」は札幌を起点とした鉄道での観光に、「ひがし北海道エリアパス」は道東エリアの空港に到着したあとの移動に便利なフリーパスです。いずれも、JR北海道が自ら発売するフリーきっぷには、該当するものはありません。

「はこだて旅するフリーパス」は、JR北海道が発売する「はこだて旅するパスポート」とほぼ同じ内容になっています。

「JRフリーパス」が付けられる旅行商品の種類

「JRフリーパス」は、旅行商品専用のきっぷです。主に、以下の2つの形態があります。

  • 旅行商品のオプションとして「JRフリーパス」を付けられるもの
  • あらかじめ旅行商品に「JRフリーパス」が組み込まれているもの

JTBやANAスカイツアーズなどが発売するダイナミックパッケージでは、前者のオプションとして「JRフリーパス」を付けられます。

一方、J-TRIPが発売する「列車でめぐる北海道旅行!JRフリーパス付きプラン」のように、鉄道で旅をすることを目的とした商品では、あらかじめ「JRフリーパス」が組み込まれています。

北海道方面への旅行商品に付けられる「JRフリーパス」については、以下の記事で詳しく紹介しています。主要な旅行商品も紹介していますので、ぜひご覧ください。

【JRフリーパス】北海道方面への旅行商品専用のフリーきっぷ、JR北海道のフリーきっぷよりもお得!
北海道方面の旅行商品専用「JRフリーパス」は、JR北海道が発売するフリーきっぷよりもお得で、特急列車の指定席にも乗車できる使い勝手の良いきっぷです。【ひさの乗り鉄ブログ】では、「JRフリーパス」の概要とお得な使い方、「JRフリーパス」付きの旅行商品を購入できる旅行会社を紹介します。
スポンサーリンク

【JR四国】宿泊+四国フリーきっぷの「ゆったり四国鉄道の旅」

四国の旅行商品では、JR四国が自ら発売する「ゆったり四国鉄道の旅」に、JR四国全線が2~3日乗り放題となる「JR四国全線フリーきっぷ」を付けることができます。

往復きっぷまたはフリーきっぷを付けられる「ゆったり四国鉄道の旅」

JR四国8000系電車

「ゆったり四国鉄道の旅」は宿泊+きっぷのシンプルな旅行商品

「ゆったり四国鉄道の旅」は、以下の内容がセットになった旅行商品です。

  • 宿泊(1泊)※同一宿泊施設の延泊は可能
  • 宿泊施設までの往復きっぷ、または、JR四国全線フリーきっぷ

北海道や九州の旅行商品とは異なり、四国までのフライトは付いていませんので、四国外から四国へのアクセスは別途手配する必要があります。

「ゆったり四国鉄道の旅」に付けられるきっぷには、以下の2種類があります。

  • (四国内の)発駅~宿泊施設最寄駅の往復きっぷ(特急列車利用可能)
  • JR四国全線フリーきっぷ(有効期間2日または3日、自由席用と指定席用あり)

前者の往復きっぷは、区間に寄らずに一律料金(一律6,000円 ※中村駅着の場合は7,000円)となっています。発駅から特急列車で移動する距離であれば、お得になる可能性が高いです。

「JR四国全線フリーきっぷ」は、JR四国全線の特急列車・快速列車・普通列車に2日間または3日間乗り放題 となるフリーパスです。フリーエリアに土佐くろしお鉄道の窪川~宿毛間を含むか否かと、自由席利用・指定席利用、有効期間が2日間または3日間の組み合わせで、6種類のフリーパスが設定されています。

フリーエリア 有効期間 自由席利用 指定席利用
JR四国全線 2日間 7,000円 8,000円
3日間 9,000円 10.000円
JR四国全線
土佐くろしお鉄道
(窪川~宿毛)
2日間 8,000円 9,000円
3日間 10,000円 11,000円

「JR四国全線フリーきっぷ」に近いきっぷとしては、JR四国が発売する「四国フリーきっぷ」「バースデイきっぷ」があります。

  • 四国フリーきっぷ
    • フリーエリア: JR四国全線
    • 乗車できる列車: 特急列車・快速列車・普通列車の普通車自由席
    • 有効期間: 3日間
    • 価格: 大人 18,000円、小児 9,000円
  • バースデイきっぷ(普通車用)
    • フリーエリア: JR四国・土佐くろしお鉄道全線
    • 乗車できる列車: 特急列車・快速列車・普通列車の普通車自由席
    • 有効期間: 3日間(誕生月のみ利用可能)
    • 価格: 大人 12,000円、小児 6,000円

「JR四国全線フリーきっぷ」は、3日間有効、土佐くろしお鉄道の窪川~宿毛間を含む自由席用が10,000円、指定席用が11,000円です。いずれも、JR四国が発売する「四国フリーきっぷ」(18,000円)や「バースデイきっぷ」(12,000円)よりもお得です。

「JR四国全線フリーきっぷ」は指定席用があるのが見逃せません。JR四国のフリーきっぷは、普通車自由席のみに乗車できるものか、グリーン車・普通車指定席に乗車できるものしかなく、「普通車指定席用」がラインナップされていません。「JR四国全線フリーきっぷ」は自由席用にプラス1,000円で指定席用が購入できるので、繁忙期や途中駅から特急列車に乗車する場合にはありがたいですね。

「JR四国全線フリーきっぷ」を付けられるJR四国の旅行商品「ゆったり四国鉄道の旅」については、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

【ゆったり四国鉄道の旅】ホテル1泊に特急乗り放題の「JR四国全線フリーきっぷ」(2日間、7,000円~)が付けられる乗り鉄・鉄道旅行におすすめの旅行商品!
四国内の宿泊施設とJR四国のきっぷがセットになった旅行商品「ゆったり四国鉄道の旅」がお得です。特急列車に乗り放題の「JR四国全線フリーきっぷ」も選択でき、3日間有効で9,000円~と激安!【ひさの乗り鉄ブログ】では、「ゆったり四国鉄道の旅」がどのくらいお得かを見ていきます。また、旅行商品ならではの注意点も紹介します。
スポンサーリンク

【JR九州】九州へのフライト・旅行商品に付けられる「JR九州フリーきっぷ」

JR九州の路線に乗車できるフリーパスとして「JR九州フリーきっぷ」があります。旅行商品のオプション以外にも、Peach、ソラシドエア、スターフライヤー(いずれも九州内の空港到着便)の機内販売でも購入できます。

「JR九州フリーきっぷ」のラインナップ

「JR九州フリーきっぷ」のラインナップは以下の表のとおりです。

きっぷ名 フリーエリア 新幹線 指定席 有効期間 価格例

全九州フリーきっぷ
JR九州全線 九州新幹線
西九州新幹線
6回まで 3日~5日間 33,000円~
36,000円

北九州フリーきっぷ
博多~小倉
~門司港・下関
× 2日間 2,900円~
3,000円

西九州フリーきっぷ
博多~
西九州エリア
西九州新幹線
(2回乗車可)
2日~3日間 9,000円~
10,500円
西九州新幹線
(回数制限脚)
2日~3日間 10,400円~
12,000円

中九州フリーきっぷ
博多~
中九州エリア
九州新幹線
博多~熊本間
(1回のみ)
2日~3日間 10,100円~
12,000円

由布院・別府
フリーきっぷ
博多・小倉
~由布院・別府
エリア
× 2日~3日間 7,500円~
9,500円

鹿児島・宮崎
フリーきっぷ
鹿児島~指宿
鹿児島~宮崎
など
× 2日~3日間 5,400円~
7,200円

※価格は「JR九州フリーきっぷ」を発売する航空会社や旅行会社によって若干異なります。上表の価格はあくまで参考価格としてご覧ください。
※指定席:△は、利用当日に空席があれば、自由席との差額を支払うことで指定席に乗車できることを示します。

「全九州フリーきっぷ」はやや割高感がありますが、それ以外はお手頃の価格で、特急列車(一部のフリーパスは新幹線も含む)に乗り放題となります。

JR九州自身が発売するフリーきっぷの中には、新幹線や特急列車に乗り放題のきっぷがほとんどありません。それだけでも、「JR九州フリーきっぷ」の価値があります。JR九州定番の「ぐるっと九州きっぷ」は、単体では快速列車・普通列車にしか乗車できず、別途、特急券等を購入する必要があります。

「JR九州フリーきっぷ」のラインアップとしては、主要なエリアをカバーするフリーパスに加えて、「由布院・別府フリーきっぷ」のように特定観光地への往復利用を前提としたようなものまで、鉄道旅行や乗り鉄に必要なきっぷがひととおり揃っています。

九州外から航空機利用で九州へ旅行に行く場合には、「JR九州フリーきっぷ」を付けられる旅行商品、あるいは、航空会社利用が有力な選択肢となります。

「JR九州フリーきっぷ」が付けられる旅行商品・フライト

「JR九州フリーきっぷ」の特徴は、旅行会社の旅行商品だけでなく、特定の航空会社の九州内の空港到着便の機内販売でも購入できる点です。

「JR九州フリーきっぷ」を機内販売で購入できる航空会社とフライトは以下のとおりです。

  • Peach: 各地の空港 → 福岡・長崎・大分・宮崎 到着便
  • ソラシドエア: 羽田 → 宮崎・熊本・長崎・鹿児島・大分 到着便
  • スターフライヤー: 羽田 → 北九州・福岡 到着便

いずれも、到着する空港によって、購入できる「JR九州フリーきっぷ」の種類が異なります。

一方、JTBやANAスカイツアーズなど、主要な旅行会社の旅行商品にオプションで付けることも可能です。一部の旅行商品では、オプションではなく、あらかじめ商品に組み込まれたものもあります。

「JR九州フリーきっぷ」の詳細や、「JR九州フリーきっぷ」を付けられる旅行商品・フライトなどについては、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

【JR九州フリーきっぷ】機内販売・旅行商品のオプションで購入できる新幹線・特急乗り放題のフリーきっぷ!
「JR九州フリーきっぷ」は、九州へのフライトの機内販売や旅行商品専用のフリーきっぷです。新幹線や特急も乗り放題で、周遊旅行にぴったりです。【ひさの乗り鉄ブログ】では、各きっぷの特徴に加えて、きっぷを購入可能なエアラインや旅行会社の商品を紹介します。

以上、「【旅行商品・機内販売専用】JRが発売するきっぷよりも断然お得!? 北海道・四国・九州のお得なフリーパスまとめ!」でした。繁忙期を外せば、旅行商品のほうが個別に手配するほうが安いことも多いです。それに加えて、お得なフリーパスを付けられるので、北海道・四国・九州におでかけの方は、検討してみることをおすすめします!

スポンサーリンク

関連記事

現在~3か月後に利用できるJR各社のお得なきっぷ(フリーきっぷ・割引きっぷ)のまとめです。期間限定のきっぷも含めて、鉄道旅行・乗り鉄に便利なきっぷをピックアップして紹介しています。鉄道旅行の計画の際には、ぜひご覧ください。

2024年秋の鉄道旅行に使えるJR各社の格安フリーきっぷ・割引きっぷまとめ!
JR各社は非常に多くのフリーきっぷ・割引きっぷを発売しています。期間限定のものもあり、どのきっぷを使うと良いのかわからないことも多いでしょう。【ひさの乗り鉄ブログ】では、2024年秋に利用できるJR各社のお得なきっぷ(フリーきっぷ・割引きっぷ)をまとめて紹介します。

当ブログでおすすめしているJR各社のお得なきっぷ関連のトップページです。鉄道旅行や乗り鉄におすすめのきっぷを厳選して紹介していますので、ぜひご覧ください。

鉄道旅行・乗り鉄に便利なおすすめきっぷ
乗り鉄や鉄道メインの旅行に利用できる、当ブログがおすすめするお得なきっぷ(フリーきっぷ、割引きっぷ)のページです。お得なきっぷを上手に活用して、充実した鉄道旅行を楽しみましょう! お得なきっぷ 最新ニュース JR各社の鉄道旅行、乗り鉄に便利...

コメント

タイトルとURLをコピーしました